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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (378ページ)
感想・レビュー・書評
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これは推理小説というより、ちょっとスリリングな恋愛小説だね。
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全ての登場人物が主役のような物語。横溝らしい何重にもなった人物関係の構築はさすがです。
一見たまたま通りかかった道で、殺人現場に出くわすというありふれたパターンから始まるにも関わらず、蓋を開けてみればやはりただの事件ではない…
一人称が章によって変わるため、全ての人に感情移入ができると共に、(端的に言ってしまえば)誰が味方で誰が犯人なのか分からない。途中から「これはアノ、パターンかも」とは気づくものの、ラストは涙する場面さえある。金田一の登場の仕方にも他の作品とは異なる趣向があり、またひとつお気に入りの横溝作品に出会えた心地です。
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