死体は生きている (角川文庫) [Kindle]

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著者 : 上野正彦
  • KADOKAWA / 角川書店 (2000年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (249ページ)

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死体は生きている (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 監察医さんの経験談。事実を淡々と綴るような感じで、面白いというものではないですが、違う職種の裏話というか実態が見れて、なかなか興味深かったです。ただ、なんとなく筆者の死が近すぎて、一般の人とやっぱりちょっと感覚が違うかなーと。淡々としているな、と思って。まあ、職業にしていればそういうものなんでしょうね。あと、書きぶりが少し引っかかる感じがありましたが。

    人の死にざまもいろいろなんだな、と思いました。思いがけない死であったり、事件、事故に巻き込まれ命を落としてしまう。残された人間にちゃんと説明をしてくれる職業だな、と思いました。しかし、人の縁が薄くなってきた昨今。説明を聞いてくれる残された人、というのがいなくなってきたような。人生の折り返しを過ぎた身としては、考えるものがありますねえ。
    完全犯罪はあり得ない、専門家が見ればちゃんと証拠が残っている、というのは生きている世の中の者にとっては安心感のある言葉だったかな。
    老人の自殺の話もちょっとショッキングでしたね。独り暮らしの老人寄りの三世代同居の老人の方が自殺率が高いとか。確かになんだか生きにくい世の中になったのかもなぁ。
    なんか最近この手の話を見たような気がする、と思ったら、皆川博子さんの「開かせていただき光栄です」だ。あっちは完全に物語ですが、解剖学ということで、表現にちらほら似通ったものを感じたんだな。

    40になり、いよいよ死というものが身近に迫りつつあるので、このようなお話は読めてよかったなと思います。畳の上で死ねるのか?なんてちょっと考えたり。
    監察医制度なんて全然知らなかったですからね。勉強になりました。執筆からかなり時間が経過していますので、今はどうなっているのかな?作者の思うような方向に向かっているのかな?
    1日6~7体も解剖があるというのにビックリですね。まあ、人の生死に休日は関係ありませんが、それでもそんなにも不審死というか変死が多いんですねえ。まあ、病院で家族やお医者さんに看取られるケースの方が稀だということか。
    しかし、医学の道に進む方は本当に尊敬します。血や内臓はとても正視できないですよ・・・

    そういや、霊柩車を見たら親指を隠すって、そんなマイナーな事だったんですかね。ウチは親から言われた気がするなあ・・・必死に親指隠してましたよ。

    これはMay_Romaさんのお勧めで購入です。角川Kindle70%offで。70%offとかでないと、手は伸びなかったかも。

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