フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略 [Kindle]

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制作 : 高橋 則明  小林 弘人 
  • NHK出版 (2009年11月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (352ページ)

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フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略の感想・レビュー・書評

  • フリーについての経済について解説している本。デジタルを、取り巻く価格は限界費用まで下がる。乱暴にまとめれば、限界費用が非常に低いものはフリー(無料)になるということ。

    Kindle unlimitedで読んだけど、これもフリーに近いね。ていうか、そもそも著者はこの本も無料公開したらしい。さすがという感じ。

    読んでいてなるほど、と思ったのは以下の箇所。
    「フリーペーパーは広告収入で運営されていて、それは広告主である小売業者のマーケティング予算から出される。そして、その費用は商品の価格に上乗せされるので、最終的に読者かそのまわりの人が、価格が少し高くなった商品を買うことでそのコストを負担することになる。」「典型的なオンラインサイトには五パーセント・ルールがある。つまり、五パーセントの有料ユーザーが残りの無料ユーザーを支えているのだ。」
    フリーペーパーが広告費などからできていることは知っていたが、それを企業側から見ればたしかに商品価格に上乗せされていると考えるのが妥当だろう。
    またオンラインの無料ゲームなどは、一部の課金ユーザーにより利益をえることというのは新鮮。これは、デジタルなものは限界費用(ユーザー1人増やすにあたって追加的にかかるコスト)が非常に低いからだ。
    昨今のモノ・サービスの価格が安いことにはこういったからくりがあるのだなぁと感じる。

    また、行動経済学に関連する部分も述べられていた。
    「それまでお金を払っていたものが無料になると、私たちは質が落ちたと考えやすい。でも、最初から無料だったものは、質が悪いとは思わないのだ」
    これはアンカリングだろう。はじめは無料ということで、無料というアンカーが消費者に降ろされてしまっている。

    また、中国のコピー文化にも触れられていて興味深かった。
    「不正コピーは事実上、中国のすべての産業に及んでいる。それにはこの国の発展状況や法制度も関係しているし、さらに儒教では、他人の作品をまねることは敬意の表明であり、教育の基本になるという知的財産に対する考え方がある」「海賊行為がおこなわれるのは、製品の複製と分配にかかる限界費用が、値付けされた料金よりもかなり低いと市場が気づいたときだ。」
    中国では、本物というのは“嗜好品”という意識もあるらしい。確かに、私も偽物ではないにしろ、類似品を買って安く済ませようとしたことはあるので、気持ちはわからなくもない。(ただ、あからさまに著作権に触れそうなコピーをやりとりする中国とは違うだろうが)

  • 2009年の検知に基づいてだが、2016年の今を予測したかのような本。今も通用するかはともかくとして、ネットにおけるフリービジネスの基本知識としては読んでおいて損はない。

  • お金を払わないために時間をかけることは、最低賃金以下で働いていることを意味する

    一円でも安いものを求めて販売店を駆け回る、が当てはまると思います。価格.comみたいな比較サイトがあると、最低価格でものを売っている店は瞬時に見つかります。

    ただ、そこは不思議なもので、必ずしも最低価格を提示している店から買うことはあまり多くありません。そのような店は、得てして知名度がなくて、ちゃんと届くのだろうか、粗悪品を送って来るのではなかろうか、といった信頼性に欠ける部分があります。

    というわけで、購入するのは少し高くて名の知れた量販店からになります。これも、何かの心理的効果なのですかね。

  • FREE、無料は誰しも興味のあるお話し。この本はFREEで利益を出す方法を様々な事例から紹介している。身近なところで、このfacebookもスポンサー広告を入れたりしているし、最近だとグリーやモバゲーなどはゲームはタダでアイテム課金で利益を上げている(1,2割がお金を払えば成り立つらしい)。これからもFREEで成り立つビジネスはいろいろ出てきそう。

  • すごい今更感があるけど、読んでみた。

    今どうなってるのかって部分だけじゃなくて、歴史とか、フリーになる理由とか…基本知ってる部分が多かったけど、今だからこそ読んでもいい本なのかも。

    時間があれば是非。

  • フリーは破壊者にもなりうるが、工夫して使うことによって、成功を導くこともできる、フリーを最適化せよ、とのメッセージ。
    フリーをどう使って、どこで有料化するかの戦略と、フリーの期間どう生き延びるか、の準備と覚悟も必要だな。

  • いたちごっこのコピー対策をするより、ほかの手段で利益を出す。
    デジタル時代のビジネスの一つの指南書。

  • フリーな経済についての論説集。さまざまな事例紹介が面白かったです。フリーはよくも悪くも、値引きや安値といった考え方とはまったく違う(同時に、広告収入とも違う)、ということをあらためて意識させられる。巻末解説にあるように、現状、かならずしもうまくいっているとは言えないモデルもありますが(音源配ってコンサート収入で稼ぐとか)、方向性としては必然なのかな、とは思いました。

  • フリーについて、多くの側面から考察がなされている。とても読みやすく、基本無料のビジネスでいかに利益を上げているのかという話も読むことができ、勉強になった。

  • 同作者の「ロングテール」「フリー」「メーカー」とあって、どれも先見の明は見事なものだと思うんだけど、賞味期限が短いのが難。先日「メーカー」を読んで、これからこうなるんだーと思っていたけれど、今この「フリー」を読むと、「現在大体こうだよね」と思えてしまう。「ロングテール」は言わずもがな。

    ただ、何でもかんでも無料にすりゃ良いって訳じゃない分析があったのは興味深かった。

  • とても面白かったし、考え方として役に立ちそう!!

    Kindleは本当にライフスタイルかえてくれた。

  • 著作権法を勉強してる人なら中国で海賊版CDや偽ブランド品が出回ることを、途上国の証とでも考えるだろうか。しかし著者は「中国とブラジルはフリーの最先端だ」と言い切る。現象としてのFREEを味方に付ければ、もっと面白い世界が見えてきそう。

  • 2009年だったんだ。内容的にはすごく昔の感じがするし、今となっては当たり前な感じが、当時素晴らしく予言的だっただろうと思う。

    NHK出版さんへ
    目次からのリンクは”第○章”や箇条書きの先頭の”・”だけでなく章のタイトル全部に張ってくださると便利なのでよろしくお願いします。

  • システム自体は簡単。時流に乗るか、感じられるか。名案を分けた実例が多く掲載されており、厚みはあるがサクサク読める。電子書籍ならではの工夫も面白い。

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