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- / ISBN・EAN: 4562292978208
感想・レビュー・書評
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音源としては全部持ってるのでどうしようかな、とは思ったんだけど、DVDもあるしブックレットも欲しいし、なにより頑張ってるシドを応援したくて結局購入。
音は改めて録音したものではなく、過去にリリースされたものを集めたもの。
改めて録音すればどこかが何か違ってくるわけだし、実際リリース当時に聴いてたまんまで聴いたほうが思い出も正確に蘇るみたいなとこがあるから、それはそれで良かったんだろうと思う。
私がシドを聴くようになったのは2~3年前、『鋼の錬金術師』のOPの『レイン』を聴いてから。
曲そのものがハガレンにマッチしてたのもなんだけど、マオくんの声が私にとってとてもすんなりカラダに入ってきたから、って感じ。
昔からマッチさんとかKAT-TUNとか聴いて、好きなんだけど、自分の感覚にすうっと沿っていくような波長は多分初めてだった。
ひとつのバンドの沢山の曲の中で、これとこれは好きだけどこれはどうも、っていうことも当然あるはずなんだけど、シドの曲は結構守備範囲が広い割にどれもがすぐに覚えられてほとんど全部を受け入れられた。
ハードロックな曲もあればNSP? さだまさし???なんて思えるような昭和フォークっぽいものもあったり。
今回のベストはよくあるシングルを集めたものではなく、メンバーがこれをシドのベストに入れたい、って選んだもので、とてもすんなり4人が納得して選べたんだそうです。
売るために集められたメンバーであるはずなのに、そういった感覚(これも感覚なんだろうな)が「合う」んだろうな、だから10年仲良くやってこられたんだろうな、って思う。
たとえばチェッカーズやCCBみたいに仲良しの友達同士がバンド組んで仲違いしちゃうパターンもあれば、シドやジャニーズのように事務所が集めたメンバーなのにうまくやっているってのもあるわけなのはまさに「ご縁」とでも言いましょうか。
だいたい人間を見る目があったんだろうね、事務所。
さすが。
このアルバムが売れているのは、今までアニメソングや映画の主題歌でちらっと聴いた「シド」というバンドに興味ありつつCD買うまでもないかな、って思ってた人たちが、ベストアルバムなら聴いてみてシドを知るのもいいな、って思ったからじゃないかな。
だったらホントにこのアルバムはシドを知ってもらうにはいい曲ばかりが集まっていると思います。
インディーズ時代の曲と今とではかなり違うので、昔の方が良かったっていうファンの方も多いだろうけど、私のようにここ数年のファンだったらどの曲もいいなって思えます。
ちょっと数えてみるとマオくんも多分30歳は越えてる。
矢沢永吉や長渕剛やC&Aみたいな貫禄がでるまでずっと頑張って欲しい。
願わくはメンバー全員が禁煙できますように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
重複買い防止用登録。
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シドが2013年に発表したベストアルバム。結成10周年を記念して発表されました。ただのシングルベストではなく、インディーズ時代の曲やアルバム曲なども収録。曲数も多くて嬉しい。いい意味でジャンルレスな楽曲が多いことを再認識しました。個人的には歌謡曲テイストなものが好み。