特等添乗員αの難事件 I 「特等添乗員α」シリーズ (角川文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2012年10月25日発売)
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感想 : 12件
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感想・レビュー・書評
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Qのスピンオフ的な物語。こちらは水平思考なラテラルシンキングを得意とする絢奈が大活躍。学はない、家族にもあきられ、ひねくれた考え方しかできない絢奈が、ご都合主義的に出会った那沖と能登先生の力を借りて、添乗員として成長していく。絢奈の前向きさ、へこみはするけど道を切り開いていく行動していく様は爽快ではあった。
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添乗員はわかる。特等添乗員とはなんぞや(笑)。まあちゃんとその意味は最後に説明されてるんだけど。なんというかよくあるコミカルな軽い劇画調ミステリもどき。「謎解きはディナーのあとで」とか「ビブリア古書店~」とか、ああいう流れね。端坐して読むほどのものではなく、あははと読み流せばいい。そう思えばこういうものにも存在価値はあるし、ぼくは嫌いではない。ただkindle版でセールに出てたから読んだようなものの、リアル本を相応の価格で買う気はさすがにしない。
主人公の探偵?役浅倉絢奈の武器であるラレラル・シンキングはちょっとおもしろい。ミステリを理詰めで解くのではなくひらめきで解決するのは反則っぽいけれど、そういうところに目くじら立てる人はそもそもこんな本を手に取らないだろう。