取締役 島耕作(5) (モーニングコミックス) [Kindle]

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  • ハツシバ電気 取締役 島耕作は、
    中国の会社の董事長として赴任している。
    今回は、銀座のママだった馬島典子の連れ添いで
    ハツシバ電気相談役の大島祐介の死によって、
    上海に乗り込み・・北京でクラブを開くという展開
    出発集団CEO 孫鋭と典子が、
    どういうわけかつきあうこととなる。

    庶民の食べる店にいって、ふたりは、おいしいという
    さすが銀座のママだけあって、中国語の上達は早い。
    典子ママは、どうやって、中国をわたりきるのだろう。
    こうやって、上海が舞台になる話が増えることは、
    なにか、おもしろい時代である。

  • 上海篇。日本人スタッフの重田を日本で待つ婚約者の元へと返してやり、さらに他社からヘッドハンティングされた陳を倍の給料で報い、さらに会社の意向でもある現地中国人スタッフで陣容を整えるという三者の意向にきっちり沿う形で名采配をみせた耕作。さすがの仕事ぶりである。そしてその件を報告しに日本に戻ったおり懇意にしていた大泉相談役がついに亡くなる。人の最後を見送ることは大人の務めだなあと最近特に感じる。あっぱれだと言われる最後を迎えられるような、そこから逆算した生き方をしたいものだ。というかそれしか生きる目的はないんじゃないかと思う。大泉の愛人で実質はほぼ内縁の妻であった典子ママが北京へ来ることに。そこでまた強運を発揮する。耕作と強い関係のある出発集団の孫鋭が典子にゾッコンになる。傾城の美女、傾国の美女というのは本当に居るのだろう。生き馬の目を抜くように優秀な孫鋭が骨抜きにされていくのだろうか?今後が見ものである。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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