- Amazon.co.jp ・電子書籍 (385ページ)
感想・レビュー・書評
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とんでもない事件と真摯に向き合う“ぼく”。それをサポートする“先生”。“ぼく”とふみちゃんなら、力に頼る事なく乗り越えていけそう。幸せになって欲しい。
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哲学書ですね。かなりズシッときます。
子供向けの内容から、急展開で大人を悩ませる。
人として成長していく過程の中にも、個人差があって、他人との比較、優劣、人となり、優しさと暴力性など、それぞれの環境と経験によって大きく左右される。
何とも悩ましい作品でしたが、辻村先生流石です。 -
優しいお話。
言葉をよく知っていて、的確に捉えていることに尊敬しかない。 -
不思議な力を持つ、小学生の「僕」が、近所の幼馴染の「ふみちゃん」」を助けようとするお話。「僕」は、男の子だから、毎日ふみちゃんと遊んでいるわけではないが、ふみちゃんのことが好き。ふみちゃんも「僕」が傷ついていたときに救われるような言葉をかけてくれる女の子。
ある頭のおかしな大学生のおかげでふみちゃんの大事にしていた学校のうさぎが殺されてしまう。
人が人を「大事に思う気持ち」や「助けたいと思う気持ち」を大切にして生きていくということはどういうことが考えさせられた。子供同士のお話だが、「いつも一緒にいる」とか「毎日励ましの言葉をかける」ということだけが「友情」や「愛情」ではなくて、「相手の幸せを願うこと」こそが、一緒にいなくても大切な気持ちなんだなあ、と考えさせられた。自分も友達は多くない方だが、数少ない「幸せになってほしい相手」を大切にして生きていきたいと思った。 -
誰でもが考えなくてはいけない「罪」と「罰」について、10歳の男の子に語らせている話。「ぼく」のふみちゃんへの愛情に痛いほど胸を打たれ、ラストでは泣きそうになった。この本で、前作『子どもたちは夜と遊ぶ』の秋山先生の能力の謎もわかる。
「誰かが死んで、それで悲しくなって泣いても、それは結局、その人がいなくなっちゃった自分のことがかわいそうで泣いている」という言葉が印象的。誰かのために泣くということの意味を考えさせられた。 -
うちの子はほとんど本を読まない。
何を読めばいいのか、分からないらしい。その気持ちは分かる。
「かがみの孤城」だけは面白かったらしいので、ワタシがこちらを選んでみた。
主人公は 小学生だし、子どもでも読めるかと。
・・・結果 面白く読んだみたい。よかったよ~
これからは 辻村さんの他の作品もすすめてみよう。
ワタシも読んでみた。子どもが主人公なので、子どもっぽい話かと思いきや、かなり難しい。哲学的だなぁ。ワタシならどうするか・・・と考えながら読んだ。 -
自分には合わなかったー。
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最後は凄く感動した。泣けた。また読みたい