夢売るふたり [Blu-ray]

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監督 : 西川美和 
出演 : 松たか子  阿部サダヲ  田中麗奈 
  • バンダイビジュアル (2013年3月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569356611

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夢売るふたり [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

  • ある夫婦が愛着をもって営んでいた料理店が火事で燃えてしまい、意気消沈して底辺に落ちる旦那。そんな旦那を支える妻だが、ある日浮気して帰ってきた夫に気づいて、糸がぷっつりきれてしまったような感じで、なんとも言い表しがたい静かな狂気を感じた。そこから「料理店を復活させるため」に夫に女性を口説かせてお金を集めようとするんだけど、結局それが原因で身を滅ぼす夫・・・。もしやこれが妻の復讐だったんだろうか・・・。
    松たか子の明るさの裏にある静かな狂気が上手に演じられていてよかった。

  • なんという奇想天外な設定。
    むなしくて、切ない。
    もっと笑える話かと思って軽く見ていましたが、むなしさが残ります。

    なんといっても松たかこさんの演技のすごさ・・・
    怒り、嫉妬、憎悪、裏切り、、
    女のダークでずる賢さを前面に出した表情の演技は素晴らしい。
    もともと好きでしたがこの映画を観てやっぱりすごい女優さんだな~と実感

    阿部サダヲの人の好い、イケメンじゃないけどモテモテジゴロ役はキャスティングお見事!
    自分をもてない芯の弱い男、何を考えているかわからない表情、すべてがこの映画の話にぴったり。

    こんなストーリー、きっと西川監督のように女性監督にしか描けない箇所がいっぱいあったはず。

    細かい演出、松たか子さんの節々の表情。
    ホラーではないけどなんとなく恐ろしい感情を男性方は抱くはず。

  • WOWOW。
    パンの人・松たか子の食パンの食い方が意地悪だ!
    もっとこういうコメディ要素があれば楽しめたんだけどなあ。

  • 面白いけど夫婦で結婚詐欺をやるって夫婦の(特に嫁の)心理がどうしても分からん。夫婦でお店を再開するためとはいえ突飛過ぎるだろう。葛藤はありつつも男に(あるいは男の夢に)依存する体質だから仕方ないのかな。脚本や展開はさすがわ西川監督!だけど嫁の心情が咀嚼できず満足感はそこそこに。

  • 阿部サダヲが電話しているとき、うしろで指示しているときの松たか子の生き生き具合が素敵だった。

  • 夫婦で頑張って営んでいたお店が、思いがけない火事でなくなってしまうところから物語は始まる。この時点で二人は全く悪くはない。ただただ不運だっただけだ。
    しかし、とある出来事から人を騙してお金を得られることに気付いてしまう。二人は心の隙間につけこんで、人を騙し金を得る。そうして二人は失ってしまった店を、自らの理想を実現した形で蘇らせようとする。

    ここまでが物語の大筋。でも、ここに西川美和監督のテイストが加わるともう一段話は複雑になってくる。人を騙してまで自らの幸せを得ようとするその根元にある動機は何なのか、夫婦の絆は、二人の犯した罪の行き先は、この辺りを演出と演技力で見せてくれるあたり、とても良かった。同監督の持ち味である、不幸ではないけど幸せでもないバランス感も健在。

  • 西川美和監督の作品なので観た。

    そういう映画なんだけど、しんみりというか後味悪いというかそんな感じ。

    松たか子の演技はいつもそうだけど、やっぱ凄いね。

  • 松たか子の演技は素晴らしいです!阿部サダヲのモテ男としての魅力も説得力あります。ただ、ラストは観客の判断や想像力に任せすぎというか投げっぱなしのような。そもそものストーリーは女性が見た方が共感するのかな。

  • 人ってこうやって乗り越える、というか生きて行くしかないんだろうなあ。 脚本の進みの曖昧さというか、弱さが、映画全体を覆ってしまった気がする。
    見る人によっては、不愉快になりかねない、そんなぎりぎりの作品かも。
    松たか子ってすごい女優だなと、改めて思った。

  • 箍の外れ方の段階がうまかった。
    「お前の足りないは腹いせの足りないだ」「お前の見てる世界のほうが気の毒だ」とか印象的なセリフが多かった。
    経営してる焼き鳥屋を火事で失って、結婚詐欺に手を染めるさまを描いているんだけど結局は夫婦のあれこれに目が行ってしまう。それでいいんだろうけど。
    その夫婦のあれこれの部分と、詐欺の被害者への割り切れない、悪人になりきれない部分が何とも言えない気分にさせてくれる映画でした。

  • 「ゆれる」「ディア・ドクター」の西川美和監督の最新作。過去の作品でも、理屈では説明し難い人間の心模様やそれ故の行動を巧みな脚本で描いて来た彼女だが、今回は結婚詐欺という題材で騙される女達の心の隙間はもちろん、騙す夫婦のバランスが徐々に狂っていく様も描き出す。登場人物が多すぎてやや散漫になった感はあるが、雑然とした群像が却って、誰もが抱え得る弱さを映し出している気もする。日常を映しながらも時折はっとするような美しさを感じさせる印象的なカットを見せるのも相変わらず。雨の中を歩く里子の赤い傘が印象的だった。

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