華竜の宮(下) (ハヤカワ文庫JA) [Kindle]

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著者 : 上田早夕里
  • 早川書房 (2012年11月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (458ページ)

華竜の宮(下) (ハヤカワ文庫JA)の感想・レビュー・書評

  • 結局、完読したけど、イマイチかなあ。

  • 地球規模の混迷の中で奔走する一人の外交官と彼のパートナーAIの物語。★5つのSFでした。

  • 「華竜の宮」(上田早夕里)を読んだ。まずは驚嘆!こんなにも骨太でハードな世界観とこんなにも泣きたくなるセンチメンタリズムの融合が可能だったなんて。細部まで手を抜かずにきっちりと書き込まれたストーリーに綻びはなく、最後まで静かに熱く滾る人類への想いは読む者の胸を打たずにはおかない。

  • 大規模な海面上昇後、遺伝子操作しまくった人類(と他生物、そしてAI)が過ごす黄昏の地球という世界観は非常に面白い。ただ、上巻終わり頃から出てくる新展開に激しい唐突感と違和感。最初の話と、新しい話、二つの話がうまく終わらせられていない印象。やるなら、いっそ本を分けて別にしたら良かったのではと思った。十分シリーズものにできる設定なのだから。
    そしてエンディング付近に用意された、小松左京的(?)SF小咄も、これまたとってつけたような唐突感……。なんだか全体に惜しい。

    「SF大賞」ということで期待しすぎたかもしれない。

  • 上巻で膨れ上がった伏線は全て解決するわけがなく。
    ラストはパニックに向かう人類と新たな「希望」の可能性で幕を閉じる。

    大自然の脅威により為す術もなく人類の宴が終わるとき、我々は穏やかに死を迎え入れることができるのだろうか?

  • 遠い未来の話なのか,異世界の話なのか,どちらにせよ,
    そういう世界が実在したかのようにワクワクドキドキで読めた.

    人類はどうなったのだろう.
    そんな風に思いを馳せることが出来るのはSFの醍醐味ですね.

    短編「魚舟・獣舟」から興味を持っていましたが,
    期待通り,とても面白かった>w<

  • 陸上民と海上民との対立、ツキソメの出生の謎、地球規模の地殻変動……、魅力的な世界観がこれでもか!というほどに描かれていたものだから、これらを一体どのようにして回収して行くのだろうと、興味津々で読み始めた下巻。


    なのだけれども。

    日本SF大賞を受賞し、世間の評価も非常に高い本書なので、その着地点はどれほど素晴らしいものなのだろうかと、やや期待しすぎた感があったのは否めない。

    残念ながらその期待は、読めば読むほどにシュルシュルと音をたてて小さくなり、ラスト1行にいたっては、

    それですべてが解決なのか!?

    と軽い脱力感。長編だっただけに、なおさら。

    このやり場のない中途半端な気持ち、いったいどこにどう持っていったらいいのやら。


    ただひとつ納得したのは。

    物語の最初からアシスタント知性体のマキが「僕」と一人称で語っていた理由。当初から不思議で仕方なかったのだが、ラストを読んで、ああこの結末を導き出すためだったのかと腑に落ちた。

    うん。

    ここだけはすっきりした。

  • 初Kindle本は夫に薦められたこの本にしました。

    最初はミドルネーム部分にあるNやらMMやら何のことだか分からないまま読んでいたのですが、途中と最後で少しだけ触れられていて、そういう謎解き部分もありながら、終止雄大な魚舟と唄を想像しつつ、物語を楽しむことが出来ました。

    人類の最後も個人の最後も、どうやって迎えることが出来るかは一人一人の考え方次第、つながり方次第であるのではないかという夢を見られる小説でした。どうして生き物は劣悪な環境でも生み増やし生き抜くことを選ぶのか。今の時代はそこから疑問符をつける機会も多いような気がします。
    しかしどのように育ち、自分ではないものとどう向き合って生活するかによって、個人の答えが出るのではないでしょうか。

    何故人ではない、知性体が唯一一人称で物語が進んだのか、それが書かれなかった他の登場人物の最後を言い表しているのではないかなと、勝手に解釈して感想を閉じます。たとえそうだったとしても、しでなかったとしても、気持のいい終わり方だったと思います。


    あとは本の感想ではないのですが、kindleはページをめくる回数が必然的に倍近いので面倒ですね。とちょっと感じたりしました。慣れれば気にならないのかな。

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