惑星ソラリス HDマスター [DVD]

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監督 : アンドレイ・タルコフスキー 
出演 : ナタリア・ボンダルチュク  ドナータス・バニオニス  ユーリー・ヤルヴェト  アナトーリー・ソロニーツィン  ウラジスラフ・ドヴォルジェツキー 
  • IVC,Ltd.(VC)(D) (2013年4月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933672240657

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惑星ソラリス HDマスター [DVD]の感想・レビュー・書評

  • ~☆~★~1972年の ソ連製のSF映画~★~☆~

    本当のこというとなんだかよく解らないんだけど大好き。

    なんなんだろこの奇妙な魅力は・・・説明も出来ない。

    有機質の広大な海に覆われた謎の惑星ソラリスは
    どうやら高度な思考能力を持つ知的生命体らしい、

    惑星ソラリスを調査して帰還した宇宙飛行士が
    3メートルの赤ちゃんを見たと言いだす。

    一方、ソラリス観測宇宙ステーションでは、
    3人の科学者達が異常をきたしているらしいと。

    そこで、心理学者のクリスが宇宙ステーションへ
    乗り込むと大変な事になっていた。

    科学者の1人は自殺していて残る2人は各自、引き籠っている。

    船内には鈴を身に付けた少女が幽霊のようにうろついている・・・
    チリ~ン~チリ~ンって怖いんです。

    するとクリスの目前には10年前に自殺した妻ハリーが表れ出す。

    この死んだはずのハリーは、一体何者だぁ?
    クリスは理解に苦しむ。

    そこで、ハリーをロケットに閉じ込めて宇宙へ
    打ち上げてみるが戻ってくる

    毒を飲んでも死なないのだ。

    どうやらクリスの脳内のハリーをソラリスが
    映し出しているんじゃないか?

    ってことは、妄想再生実現の惑星かぁ?

    ま、好きに解釈してって感じでしょうか。

    日本の首都高速を上手に撮っていましたが、
    運転していたのはソ連の元宇宙飛行士だったので、
    亡命でもするのか?と思っちゃいました。

    不思議満載

  • その惑星へ
    私は行ってみたい

    がしかし、やはり行きたくない

    なくしてしまった想いがあまりにも強いと
    彼のようになってしまう

    想いは 思い出のままに

  • これが『惑星ソラリス』か。

    先日見た「インターステラー」の効果でしょうか
    何となく今かな、と思って「惑星ソラリス」を見て見ました。

    この映画がタルコフスキー監督作品ということで
    今まで見るタイミングを計っていました。
    今、見た直後なのですがちょっと言葉が出ないです。
    打ちのめされた感があります。

    この映画はこの悠々としたテンポで、3時間近い時間をかけて
    見る側に押し寄せる必要があったのだろうなぁ。

    淡々とではありますが、絶え間なく押し寄せてくる
    映像化された形而上的テーマの波は次第に
    「理解」という域を超えて最後には「体験」という感じでした。

    ソラリス体験。

    神の仕業のような人知を超えた不思議な現象を
    目の当たりにしたとき、どのように咀嚼し進むのか

    ロシアが誇るアンドレイ・タルコフスキー監督の
    重厚な映像文学を堪能いたしました。

    正直、咀嚼できた気は全くしませんけれど
    言わんとすることがあちこちに練りこまれた感が
    たまらなくてずっとワクワクしていました。

  • 东京的首都高速公路。X光。2015/6/6付けmonday日経[小説で読みたい名作SF]薦。小説で読めばよかった・・最後は「猿の惑星」的な。

  • えらい哲学的な映画だったとおもう。作る人の意図なんて私にはわからないけど。
     心理学者の主人公がソラリスって惑星に行ったら
    昔自分が見捨てたあとに自殺した精神病の奥さんが出てきたって話。
     ソラリスの奥さんは本人ではなく、主人公の記憶を元に創られているっていうのがすごい設定だなあ。
    主人公を刺激するのは奥さんを見捨てて死なせた罪悪感だけど、ソラリスの奥さんは本当の奥さんじゃない。
    自分の意思があって、自分は誰だと自問する…ように見えるけど、でも結局意思があるわけじゃなくて、主人公の心を映しているだけ。
     奥さんの中にあるのは主人公の人間としての倫理であり、主人公には罪悪感とその罪を消したいっていうエゴだけが残っている。
     ジバリアンのいっていたのがたぶん正解なのかなあ。
    誰が人間で誰が妄想かわからない。人間が死んだら妄想が消えるかとおもったけど消えなかった。
    ソラリスに目的なんかない。答えもない。妄想を捨てて帰ることを選択しろと。
     ならこのジバリアンは誰の妄想?一人に一つの妄想ではないことはたしか。だって主人公はいっかい奥さんを放り出したのだから。
     妄想は妄想しないのかな?スノーの妄想がスノーを殺して成り代わっているのはたぶんそのまま。
    ゴードンは最後まで自分の妄想がなんなのか言わなかったけど、なんだったんだろう。狂っていく主人公の対比としてうまく機能してたけど、やっぱり彼女も妄想にとりつかれてるのが面白かった。
     奥さんの堕胎をきっかけとして、主人公は奥さんを見捨てた。さいごに主人公は地球にいるはずのジバリアンの息子の手を握って意識を失う。
     もしかしたら、ぜんぶ堕胎した赤ちゃんの妄想じゃない?とドグラマグラ的に発想してみる。
     最後の奥さんの独白は切ないなあ…。ほんとうに奥さんは妄想に過ぎないのか?だって人形は自分が人形であることを疑ったりしない。もしかしたら、主人公こそが妄想であり、奥さんは人間なのでは、とか途中は思っていた。でも最後のオチ見てやっぱり妄想だと思った。 

    妄想妄想かいてたら、バロック思い出したわ。あの狂った世界観がたまらん。

  • ラストに驚愕!!これは私たちの姿じゃないだろうか?宇宙エネルギーの愛の海から生まれ、意志の力を照射することで物質へと変化する、この宇宙のありさまじゃないのか?

    私たちはこの物質的な宇宙で生きていると思っているが、実際の所はあのラストの映像が示すように、自分の表層意識内だけの小さな孤島の中で鬱々と生活しているに過ぎないのかもしれない。人間の脳の大部分は眠っている間にしか使われないのだから。

    世界の実相は愛に満ちたソラリスの無限の海、仏教で言う所の『空』なのでは?

    非常に量子力学的で東洋思想に通ずるものを感じる。

  • 1972年。旧ソ連時代。40年前。
    SFといえば、日本では円谷を思いますが、そんなトリックや驚くような特撮はありません。
    しかも・・・冗長なのはロシア文学に似ている。
    よほどのヒマがなければ、継続して観るのは困難。
    心理劇であり、哲学であり、何か鬱積したもの、屈折したのものを共産圏の中から叫ぼうとしているかのよう。

  • 人類による未知の水の惑星ソラリスの調査は
    海に浮かぶ4mの赤ん坊を目撃したと言う調査隊の証言の後、
    行き詰まっていた。
    調査を継続するか、中止するか判断を任されたクリスはソラリス・ステーションへ向かう。
    2人しか学者の残っていないステーションで、クリスの部屋に亡くなった妻ハリーが現れるのだった。

    故郷の家近辺とステーション内の場面がほとんどだが、充分SFしていて面白かった。
    キリスト教的なモチーフもたくさん出てきて、
    ソラリス・ステーションが到着する時に十字架の光を放ったり、ヒロシマや日本が出てくるのは、人類の良心を問うているんだろう。
    水の使われ方は生命の源の意味だろうけど、馬の意味はなんだろう?

  • 30年位前に見て、大好きで、何度も劇場に通って見た作品。「ストーカー」と二本立てだとどちらかしか二回見られなかった。朝劇場に入って、3本見たら夜だった。そんな思い出のある作品を気軽にDVDで見ることに抵抗があったのだが、DVD化されたらそうそう劇場で上映されることもないだろうと、意を決して見たら、リマスターされて鮮やかで驚いた。フィルムで見たときはもっとくすんだ色合いだったのが、赤や黄色もくっきりと、ブリューゲルの絵もはっきりと隅々まで見える。本当はこういう映像だったのかと軽いショックを受ける。
    タルコフスキーの映画は眠くなるというのが当時から定評だったけど、どこが?という位ムダのない映像(耳毛のアップ除く)と構成。若いときはあまり感じなかったけど、ハリーが蘇生するシーンはかなりエロティック。
    SFとはいうものの、タルコフスキーが描きたいのはもちろんSFそのものではないから、特殊効果やセットは多くないが、それでも「ストーカー」よりは多く、それ自体はやはりちょっと古い感じはする。
    前半の実家の映像が美しく素晴らしい。行ったことがないのに、ああここに帰りたいと切なくなる。
    この静けさ、(これ見よがしでない)切なさ、美しさ、バッハのコラール以外は音楽もなく、観客の感情を煽るようなことはしない。若いとき繰り返し見たものが今の自分の「好き」の基準になっているなあ、と確認できた。
    タルコフスキー好きだ!「ストーカー」も見なくちゃ!

  • 昔見てもよく分らない作品だったけど、今見てもよく分らない。語りが多い気もする・・・。1部と2部で分かれているけど、地球が中心の1部の方がせせらぎの音も心地よくて、映像美を感じた。作品の中で流れる音楽はなんとなくソラリスの鼓動のようにも聞こえた。

  • 愛とは何かについて考えさせられしょんぼりさせられる映画。本当は死んじゃってて、自分の記憶から再生され、いくらでも再生可能な妻を「愛する」って何なんでしょうね。再生された妻も自分が誰だかわからないままで夫を愛しているって、それってどういうことなの?っていう。二人を見ているとすべては気のせい!という気持ちになって悲しかった。

    オープニングの音楽だけで寝ちゃった人いるだろうなあ、と思いつつ、昼寝休憩を入れながら観た。

  • ◆良心は常に試される。信じ難く壊れやすい愛を繰り返し求める。それはまるでシシュフォスの神話のよう。◆自分だったらどうすることを選ぶか、考えさせられる。ソラリスという不思議な星自体のことも、もっと考えてみたい。SFは苦手だが、原作を読んでみたい気が(読み切る自信はない)。◆追記:〈人間は失いやすいものに愛を注ぐ〉という一節があって、その例に「祖国」という言葉が。時間をおいて響いている。 失いやすいもの、として「祖国」を一度も感じたことがなくて…戦後70年の間に生を受けていることは希少な幸運なのだと改めて思う。

  • 不思議なSFだった。宇宙ステーションの中の鈴の音と、夢の中の出来事が印象的で、美しかった。そういえば最初に出てきた宇宙飛行士、首都高走ってその後どうなったんだろ。
    2002年のアメリカ映画のほうも気になるので今度観ようかな。

  • 請求記号:93G105(館内視聴のみ)

  • この映画は何度見ても飽きることのない映画だと思う。回数で言えば、まだ2回目なのだが、観終わってからすでにもう1度みたいという感情が湧く。
    物語をいまだに理解できないからであろうか。

    とにかく最後のどんでん返しは驚く。
    何せ主人公は地球に帰るのではなく、ソラリスで暮らすのだから。
    主人公の脳波を海に送ることで、ニュートリノによる人の形を真似たモノは現れなくなり、代わりに島が現れた。
    これはどういうことなのだろうか。

    地球に帰るとたしかに主人公は他の博士に言ったのだが、それでは惑星ソラリスは彼にとって、何になったのだろうか。
    ハリーの望みは出現期待薄ということで消えたようだが、それでいて惑星ソラリスにとどまる理由は何か。
    若い頃の母なのか。

    分かるまで何度も見たいと思う。
    海、波立たない、そして感情に沿って動く水の動きは、言うまでもなく美しい。

  • 難解だった。SFだが、つまるところ愛についての映画なんだと思う。音楽が印象深かった。

  • 水にとりつかれたタルコフスキーの代表作。水中でゆらゆら動く水草や、海の潮、白いしぶきなど、水の使い方がすごい。

    前半の家族内の対話は、やや冗長気味で眠くなる。しかし、設定は驚異的、SFの大きなセットを組まず、宇宙船の外観なども映さずにに演出する点は大変参考になる。描かずして描く。

    ソラリスが生んだ妻のクローンが、壁をやぶって出てくるのは、大変怖い。死んだはずの妻が水による意識の投影として実物化するという着想がすばらしい。


    【ストーリー】
    未知の惑星ソラリス。その調査は、プラズマの“海”の理性活動の徴候により行き詰まっていた。海に接触しようとする試みはすべて失敗に終っている。数年前惑星より帰って来た中尉の報告をビデオでみるクリス(ドナタス・バニオニス)は、翌朝、惑星上に浮かぶステーションへ飛んだ。

    3人の学者のいるはずのステーションは、張りつめた静寂と荒廃の兆。クリスの友人の物理学者は既に原因不明の自殺を遂げており、残された2人--スナウト(ユーリー・ヤルヴェト)とサルトリウス(アナトリー・ソロニーツィン)も何やらおびえ、自閉症がかっている。彼らはクリスに二人以外の人影を見ても気にするなという。

    この謎を解明しようと死んだ友人のクリス宛のビデオを発見するが、海にX線を放射した事以外、謎をとく鍵はなかった。サルトリウスの部屋では他の人影を見、ステーション内を歩く少女を見かけるクリス。やがて眠りにつくクリスが目覚めた時、そこには数年前に死んだはずのハリー(ナターリヤ・ボンダルチュク)がいた。

    クリスはその女--ハリーの服がチャックもなく着脱不可能なのに気づき、彼女をロケットに乗せ打ち上げた。自室に戻った彼にスナウトはX線放射以後、海は人間の意識下にある人物をここに送り込んでくると話す。案の定、ハリーは戻ってきた。

    ドアを破って入ってくる彼女。そのための傷はみるみる内に元通りになっていった。図書室でのスナウトの誕生祝いの席上、ハリーは自分達は人間の良心の現われではないかと発言し、考え込む。しばらくしてハリーは、液体酸素を飲んで自殺するが、やがて蘇生する。クリスはいつしか彼女を愛の対象と考えるようになった。クリスは今度は自らの意識をX線放射することを提案する。地球の彼の家、母、ハリー。目覚めるクリス。だが、置手紙を残してハリーはいない。

    クリスの帰還は近づいていた。彼の家の庭、家より出てくる父。今、クリスは惑星ソラリスと邂逅する。海に浮ぶ彼の家と庭や池と共に。

    広い宇宙にはさまざまの生命形態がある。惑星ソラリスも星自体が一つの生命体であり、この異質の生命体と初めて接触した一人類を描く、ファースト・コンタクト・テーマのSF作品。72年カンヌ映画祭審査員特別賞受賞、国際エヴァンジェリー映画センター賞受賞作品。

    監督は「僕の村は戦場だった」のアンドレイ・タルコフスキー、脚本はフリードリフ・ゴレンシュテインとアンドレイ・タルコフスキーの共同、原作はスタニスラフ・レム(「ソラリスの陽のもとに」早川書房刊)、撮影はワジーム・ユーソフ、音楽はエドゥアルド・アルテミエフが各々担当。出演はナターリヤ・ボンダルチュク、ドナタス・バニオニス、ユーリー・ヤルヴェト、ウラジスラフ・ドヴォルジェツキー、アナトリー・ソロニーツィンなど。

  • 「我々は何故苦しむのだろうか。」

    これまでに感じたことのない(はたまた忘却してしまったのか。。)精神世界に内包されるのを実感。それは愛によるものだと思うと同時に、きっと私は誰かの祈りの中に守られてるのだと強く思えた。確信に近い。(私も、祈りたいし守りたい。この気持ちも届くはずだと信じてる。)

    そういうことを認識させてくれたフィルムだった。こういう感覚を味わえるのがタルコフスキーなのかも!そして、翌日になってもフィルムの残照が脳裏に残る。。ソラリス色。。

    あと、最後に地球に戻り、父親に抱きつくシーンが印象的。在る者の中から、過ぎし日を共有できる者と分かち合うこと。人間には人間が必要だから!

  • 製作年:1972年 製作国:ソ連 時間:165分
    原題:SOLARIS
    監督:アンドレイ・タルコフスキー

    (3.5点)

  • 難解。アンドレイ・タルコフスキー監督の代表作。

  • 本作は10代後半で観たのだけど
    ほとんど記憶になく
    ジョージ・クルーニー版を観たときも こんなだったっけ
    という印象だったのですが

    いやはや これ10代じゃまるでわかんないわ
    ジョージ・クルーニー版もまったくの上澄みで
    アメリカ映画ではこのあたりの機微はまるで無理だなと

    原作は読んでなく 著者には不評だったという本作だけど
    あらためて観てよかった

    記憶がその人を形づけるものだと思っていたけど
    記憶というのも厄介なものなんだな

  • SF映画に残る名作のリマスターDVD。以前発売されていたのでは、本編が2枚組になって収録されている不便な物だったが、今回は1枚で収録。その代わり、5.1chで収録されていたロシア語、英語、フランス語音声はなし。ロシア語モノラルのみ収録されている。ただし、以前発売されていた5.1chリミックス版をモノラルにしたのもなので、公開当時のオリジナルではない。

    入眠時には最適の映画で夜眠れない時にオススメ。

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