枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2011年9月22日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (242ページ)
感想・レビュー・書評
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教科書ですこし齧っただけの『枕草子』をもう少しちゃんと読んでみたくて、でもあまりにガチなのだと挫折しそうで。
この本はシンプルだけと感じのいい現代語訳、原文に加えて簡単な解説コメントがついていて、読みやすく、わかりやすい。
清少納言については、その風流なものの感じ方とか知性(和歌や漢詩に詳しいとか)についてよく語られるけど、単純に、千年以上前の女性が現代とほぼ同じ感覚でいることに驚く。(「専業主婦でただ家にいて楽しいのかな」「働く女性を生意気と思ってる男がムカつく」とか思ってたり)
自分の才覚をひけらかしたり、男たちにその知性を褒められてはしゃいでいるようなところもあって、紫式部が清少納言を「生意気」と思っていた理由もなんとなく理解できる。
そんなところも、現代と変わらなくておかしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めて知ることがたくさんあって、面白かったし勉強になった!
当時の宮仕え生活にすこーしだけどイメージがもてたり、清少納言をとりまく人物たちのことやその関係が前よりは頭の中で整理できたり、、
やっぱり知らないことは知った方が面白い。 -
訳文、原文、解説に別れた構成で入門書としてわかりやすい。
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