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- / ISBN・EAN: 4988111243317
感想・レビュー・書評
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宮沢賢治「注文の多い料理店」
蓄音機と会話する場面がおもしろかった。冨永監督らしい。
三浦哲郎「乳房」
原作が強烈すぎて映画が負けている。
永井荷風「人妻」
男のこころの葛藤を分身との対話にしていて、狭い家に男がひしめきあっているあの悶々とした感じが滑稽でよかった。
岡本かの子「鮨」
映画化に適していると思った。先生と鮨屋の娘との淡い恋を描いた(事実そうなのだが)作品と思いきや、先生の少年時代の回想へと移る。その、突き放された感じが、より切なさをそそる。
坂口安吾「握った手」
深刻なのにどこまでもとぼけた感じいいなと思ったら山下敦弘監督だった。
林芙美子「幸福の彼方」
波留が笑いをこらえる演技が秀逸。泣く演技はちょっと… -
昔の文学作品を、今の映画監督たちが撮るといった、短編の企画物っぽい映画なんですが、リリー・フランキーさんや橋本愛さんや山田孝之など、出てる人たちが良いので観てみました(観たのは、「告白する紳士たち」のほう)。
別に怖い映画とかではないんですが、「世にも奇妙な物語」と似た感触の映画だなあと思ったりしました。 -
文学的でエロティック。
私の大好きな昭和初期の文学をそれぞれ別の監督、脚本で作ったオムニバスです。
世界観はそれぞれ違いますが、どの演出もステキです。
女性の美しさを女神的に崇めるというよりは、男性から見た理想の女性像といった妄想の話といった感じかな。 -
文豪の短編を映像化した作品群。
それぞれよかったですよ。
出てくる女優さんが妙に魅力的に見える…
時代設定と衣装のせいですね。
基本黒髪だし。
『幸福の彼方』に元「たま」の柳原幼一郎さんが出てて、
アコーディオンを弾いていました。
懐かしい…。 -
注文の多い料理店のみ視聴
石原さとみと宮迫演じる不倫カップルがあの奇妙なレストランへ迷い込みます。
最後意味わからんかった。 -
惜しいな。
いかにもという作りが多過ぎた。もったいない。エロスの描き方が・・・。
でも、鮨は良かった。 -
【告白する紳士たち】編(108分)を鑑賞。『鮨』・原作:岡本かの子、『握った手』・原作:坂口安吾 、『幸福の彼方』・原作:林芙美子の三本。
どれも短編として読んでも面白そうな内容だったが、三本の中では寿司屋にふらった現れるミステリアスな「先生」と呼ばれている人物の食にまつわる話を短くまとめた『鮨』が好み。橋本愛のキャラクターも良かった。 -
見たのは「見つめられる淑女」のほう。
角川文庫の「BUNGO」というコンセプトの薄いアンソロジーから3編、「注文の多い料理店」「乳房」「人妻」、それぞれ30分ずつ。
あまり期待してなかったがやはりその通り。
サブタイトルで感じたえろさがそのまま。
作品としては宮迫と石原さとみ演じる「注文の多い料理店」がダントツだったかなぁ。他の2作品に比べるとエロ要素少ないけど。
あのレコードから聞こえる不気味な歌がね。
原作の設定一番いじってた。
逆に一番ダメじゃんと思った荷風の「人妻」。
あれは全体的にいかん。
でも、谷村美月の演技はすごくよかった。一番よかった。