少年ノート(1) (モーニングコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 75
感想 : 4
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感想・レビュー・書評

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  • 聴覚か敏感な人の世界の見え方の一つを教えてくれる作品

  •  タダ読み(2巻まで)( ´ ▽ ` )ノ

     声変わり前で「奇跡の美声」ボーイソプラノを持つ蒼井由多香が中学入学を機に合唱部入り。極端に感性が鋭すぎて、
    『暗闇に沈む感情 ゆたかはそれを「純情」という名のガラス箱の中に怯えながらしまってるだけ』
     という状態ながら、仲間(好漢・鞆和也、姉御肌・町家翠、熱血・別役部長ら)に恵まれてぐんぐん才能を伸ばしていく、っていう話。

     天ピ(ピアニスト)やブラバンものは数多あるけど、合唱ものの音楽まんがって割と珍しいな。
     ボーイソプラノ。そうそう、そういえば当時(本作発表は2011年)CMでそういう子が人気だったような記憶が。♪ショーシューリキー、だったっけ?( ´ ▽ ` )ノ

     音楽に限らず周りの音に過敏に反応して感情を迸らせる由多香。作中言われてる通り余りにもイタすぎる少年で、ことに中高生にとっては本来いじめ・からかいの格好の的のはず(>_<)
     が、本作に登場するキャラはみんな心根が優しく人間が出来ているので、ストーリーも繊細に美しく展開していく( ´ ▽ ` )ノ

     少々説明が不足気味で混乱するところもあるけれど(てっきり別役部長と和也が本当の兄弟かと思ってたけど、第2巻読んだら同じマンションに住むただの幼馴染なだけだとようやっと気づいた)(あと見ため的に女子キャラ数人も混同した)、各人の心情描写等なかなか達者( ´ ▽ ` )ノ
     特に由多香の内面が丁寧に描きこまれていてリアルな説得力がある( ´ ▽ ` )ノ
     面白かった( ´ ▽ ` )ノ
    (タイトルのダジャレは「シブヤノオト」「ましろのおと」等々とおなじく音楽ものの定番だな)
    (以下続刊)
    2021/11/06
    #2499

     

  • まだ絵が拙い等足りないところもあるが、キャラが面白そう。

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著者プロフィール

2000年デビュー。著作に『隠の王』 『リベラメンテ ~鎌谷悠希短編集~』(以上、スクウェア・エニックス)、『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』(講談社)、『しまなみ誰そ彼』(小学館)など。

「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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