籠の中の乙女 [DVD]

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監督 : ヨルゴス・ランティモス 
出演 : クリストス・ステルギオグル  ミシェル・ヴァレイ  アンゲリキ・パプーリァ  マリア・ツォニ  クリストス・パサリス 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2013年2月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101168347

籠の中の乙女 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • ♪~籠目籠目籠の中の乙女はいついつ出や~る~♪

    この映画は面白い!!

    絶対的独裁家庭で育てられた子供たちのお話

    パパが独裁者
    ママは監視役
    長男と2姉妹は自由を奪われた囚われ子

    どの家庭にもルールというものはあるが
    この家庭のルールは外界との遮断である

    パパだけが唯一、外界と家庭を行き来している

    なにがあってこうなったんだろう
    過去にこの家の子供が誘拐され殺害でもされたのか・・・

    あたしだったら長女に渡すビデオは
    「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
    「ドーン・オブ・ザ・デッド」
    それとおまけに「ファニーゲーム」を観てもらいたい。
    そう妄想して笑った

    そして、
    思わずマネしてみたダンスシーンや
    絶対マネできない犬歯をダンベルで殴打するシーン
    誰でもマネできるワンワン吠えるシーン
    などが、好き

    こういう映画は果てしなく妄想できる

    ところでトランクって中から開けられるの?
    夏場だったので心配です

    ママ、お☎取って・・・
    ん?・・・それ塩じゃん

  • 類稀な映画。
    こんな映画を日本で見られるのが楽しい。

    自分の子供たちを家の敷地から外に出さずに育てる家族。
    決して猟奇的な何かではなく過保護の極みと言う趣向。

    とうてい抗うことなんて出来ない「世間」から子供を守ろうとする・・・
    そんな親心は多かれ少なかれ誰もが持つもの、特に奇異には思わない。
    問題はその「程度」。

    外から見れば明らかに異常ですが
    この家族にとってはいたって常識。

    ただそんな建前、嘘で固めた偽りの平和は
    心も体も成長していった好奇心旺盛な子供たちを
    塀の中に閉じ込め続けることは出来ません。
    抑え切れない好奇心が向かった先には・・・・

    長女が「女警備員」から借りたビデオがなんの映画だったのか
    純粋な長女がドップリ感化されてとる行動が最高。
    そうか、あの映画とあの映画をみたんだなぁ・・・とわかります(笑)

    アメリカナイズされた日本の映画脳に一撃です。
    映画の出来はそこそこですがこの新鮮な切り口に拍手。
    あぁ、楽しかった。

  • 原題はギリシャ語だが、英題は「DOGTOOTH」(犬歯)。
    (大人なのに)犬歯が生え変わったら、という不可能なルール設定だけでなく、子供を純粋培養するのは犬を躾けるのと同じことだという含意のある、高度なタイトル。
    そこを、雰囲気優先で邦題を決めた人のセンスのなさよ。

    専政的な父、補佐する母、そこそこ歳を重ねた兄、姉(調べると、撮影時は37歳!?)、妹、そして兄の性欲発散役のクリスティーナ。
    家の中に入るのは以上。
    父母の真綿のような狂気の背後には、既に失った子供の姿が透けて見えたりもする。

    クリスティーナが姉妹に齎した性のファクター。そしてビデオ……「ロッキー」や「ジョーズ」や「フラッシュダンス」や(アメリカ文化!)。
    さらにはきょうだいの内部から沸き起こる「成長」が、平穏に閉ざされた生活を、内側から侵食していく。
    クリスティーナを廃して、外の人間は信じられないと姉妹を兄に選ばせて、母が選ばれた姉の身支度をする場面なんか、閉ざされた世界の狂気。

    凄惨な設定でありながら、ブラックユーモアでもある。
    父が必死にルールを設定更新しようとする姿(猫に襲われたから血まみれになった、飛行機が空を横切ったあとに墜落したと見做して模型を落としておく)や、悲しげなギターのアルペジオでフラッシュダンスとか。

    ラスト……犬歯が生え変われば外に出られるという家庭内教育に則って、自ら犬歯を叩き割って、父の車のトランクに潜む。
    が、父が出社しても、トランクは動かない。
    動け、動け、と思ううちにエンドロール。
    これは凡百のサスペンスよりスペクタクル。

    「この闇と光」を連想したりもした。
    鑑賞翌日に反芻するほどに印象深い。好きだ。

  • ギリシャの映画です。一言でいうと狂気、insane!
    家の中から出るのはとても危険だと小さい頃から教えられ、ずっと家の中にいる姉妹と兄の物語。登場人物で名前があるのはクリスティーナだけ。

    クリスティーナは父親の職場?の警備員の女性で、兄とセックスをするためだけに雇われて家にやってくるが、姉妹に自分の持っていたビデオを見せてしまい、「外の世界のものを見せた」と父親にビデオデッキで殴られる。死んだかどうかは不明・・・。

    「電話」は塩のこと、「海」は革張りの椅子のこと、というように、外の世界のものは全て違う意味で教えられる兄妹。「子供が外に出るのは、左右どちらかの犬歯が抜けた時。更に外の世界は危ないから必ず自動車に乗らなくてはならず、運転できるようになるのは抜けた犬歯が生え変わってから」という、絶対に外に出られない条件。このために英語と原題は「犬歯」なのですが、邦題はちょっとなあ・・・。

    とにかく静かな中での狂気がすごい。あと地味に見るのが辛い描写が多い。猫を殺すシーンはほんとに無理でした・・・もちろん本物ではないけど。
    長女の踊り狂うシーンはすごいです。見たことのない動き。

    物語は、長女がダンベルで自分の犬歯を折り、父親の車のトランクに隠れて、気づかずに父親が車で出勤し、トランクを長く映す映像で終わります。
    静かな悪夢、という感じの映画でした。

  • 話のテーマや物語はとても興味を引かれる者で面白いなと思いましたがなんとなくダラけてしまっているテンポが見ていて正直しんどかった。
    映画を見ていてしんどさを感じてしまうのはなんとも致命的です。
    ほんわかとした可愛らしい画面に裏切るようなえぐい内容はそのギャップが面白いもののやはり地雷的で最近の映画配給会社は何を考えているのかもっと映画の内容を正直にしたような表現をパッレージに取り入れるべきでは?と思ってしまう。

    あと物語に出てくる姉妹が全然乙女って感じじゃないですw笑

  • ホラーだね。狂気だね。
    「不条理映画」なんて初めて聞いたよ。(宣伝に書いてあった)

  • 小さな「北朝鮮」を自分の家の中で作り上げるという物語。どこかの国の首領様と同じく、家の中の「絶対君主」であるお父さんがちっとも威厳がなくて、拾ってきた犬みたいな顔をしているところが見ていてさらにむかつくのであります。ちなみに原題は「犬歯」(これが意外なところとつながってくるのです)。
    作風はミヒャエル・ハネケ監督そっくり。だから見ているほうとしてはかなり心臓に悪い^^;; 淡々とした物語の中で唐突に出来事が起き、それが一瞬にして終息する。その繰り返しに観客は引きずり回される。
    しかし、このエンディングには久しぶりに仰天。心をわしづかみにされました。

  • カンヌで「ある視点」部門グランプリを獲った作品。

    面白い。
    ある家族の話。
    郊外の人里離れたところに家を構え、父親以外の家族はその中だけで生活するお話し。
    子供達は恐らく生まれた頃から家の中だけで育てられ、外の世界は危ないものだと信じ込まされ、一歩も踏み出したことがない。
    でも、監禁生活ではなく、完全なる教え込み、教育によってそう育てられてきた。
    ある種愛情タップリの両親ではあるが、普通にみれば歪んだ愛情。

    観てる分では普通にユニークたっぷりというか、面白くて笑えるところがあるけど、ちょっと考えればというか、もしこれが現実だと考えると笑えないブラックさが。
    個人的には弟がギターをアルペジオで弾いてるのに合わせて姉妹が踊るところとかがブラックに面白すぎる。
    全く外界の情報がない故に、その曲調に合わせた踊りがどういうものが適切なのか分からないのでしょう。
    全く音楽と動きが合ってない。
    創作ダンスのような動きで、でもそれがひょっとしたら本当の踊りとも言えるのかもしれないけど。
    何の情報もなしに、その音楽から感じるものによって生まれた動きだから。

    この作品は教育はもちろん、もっと大きな枠組みでの情報操作だったり、そういう怖さについても考えてしまう。
    家庭というのは最小単位の「社会」だから。
    乱暴だけど、それを会社だとか国家に膨らませても考えられると思う。

    ラストシーン、外の生活に興味を持って、父親の車のトランクに隠れて家から出た長女。
    何も知らない父親が自分の会社に車を止めて、出社し、車のトランクにズームインして、そこで終わる。
    映画の中ではトランクは開かずに終わる。
    この長女は父親が車に乗って外に出るところは家の中から今まで観てきたが、外の世界で車から降りるものだとは知らなかったのかもしれない。
    だからトランクから出ることも、彼女の、というかあの家の決まりの中ではないルールだったのかもしれない。

    原題は『DOGTOOTH』、つまり犬歯。
    映画を観終わった後だと、とてもしっくり来る。

    ☆4.5。

  • 邦題が陳腐なせいで損をしている気がする。元題は直訳すると『犬歯』で、映画では重要なワードなのに。

    エロシーンはあるけれど色気よりもグロテスクさを感じるいびつなもの。女性がみんなガリガリだし、姉妹は大人になることを否定された存在。
    子ども達は生まれた時から外界との接触は一切なく、妻も家から出ず接触は電話のみ。それも相手は夫だけ。夫の仕事場では妻は車椅子生活ということになっていて、同僚の言葉を信じるなら何か悲惨な目にあったことがあるようだ。
    夫婦は過剰なまでの言葉狩りをおこなっていて、有害だと思う言葉(「海」「高速道路」等、普通は無害なもの)は意味を嘘のものに変えて教え込まれる。

    親は躾と思っていても実は虐待ということはよくあるけれど、この映画の夫婦も同様。外界から守っているつもりで不健全な養育をおこなっている。子ども達は世間を知らないけれど、やっぱり歪んだ部分が見え隠れして観ていて辛い。

    息子に性欲処理の女性をあてがうという男尊女卑ぶりは不快だけれど(後でもっと不快な関係が出てくるけど)性欲さえコントロールしておけば安泰と思われている息子も可哀想。普通なら跡を継ぐとか後々のことを考えて息子だけでも外界に触れさせようとしそうだけれど、一生この家から出すつもりはないらしい。

    この家族の世界を壊してしまうのが映画というのが面白い。超有名な娯楽作3本であっさり影響を受けてしまうし。

    ここまで極端ではなくても家族の関係や教育、子どもの自立等考えさせられるし、大きな視点では国家の言論統制を思い起こす人もいる。

    センセーショナルな内容のわりに淡々としている部分があったり、流血があったりと観る人は選ぶかもしれないけれどなかなか面白かった。

  • 子供達に家の外は危険だからと敷地から出ることを許さず、社会の情報を絶ち、違った意味で言葉を教える父親と、それに従う母親の、狂った家庭の物語。

    子供に言葉を教えなかったらどうなるのか、真っ白な地下室に閉じ込めて社会に触れさせなかったらどうなるのか、という想像をすることがたまにあって、私と同じことを考えている人がいるのだなと気になって見てみた。
    内容は、楽しく静かで怖くない狂気といった感じ。籠の中の乙女とはいうけれど、閉じ込められているのは長男長女次女の3人なので、タイトルが安っぽく微妙なのが残念。

  • 少し歪んだ家族の形。それでもどの家族にもあり得る話でぞくっとした。

  • 前評判やそこそこおしゃれなパッケージに期待し過ぎた私が悪かった。

  • 現代はΚυνοδοντας
    別にわざわざそこまでタイトルを変えなくてもといった感じはする

    フィルムの色がとても良い
    カメラワークも良い
    内容の歪さがより際立つ良い映画

    字幕もわりと良かったけど、
    時々もう少し雰囲気を出してほしいなという箇所はなくはなかった

  • 父親のセリフで、相手に投げつける憎悪としてなんて悪意に満ちた言葉だろうと感心したものがあったけど、また思い出したらしるす

  • 観てはいけない映画を観てしまったような気がする。

    ギリシャ映画というもの自体初めてでこれが最初でよかったのかどうか・・・

    タイトル通り「籠の中の乙女」
    閉鎖された家庭の中で外の世界も常識も遮断され成長していく姉妹。
    この家が世界のすべてで塀の外の世界は「悪」

    もう観ていると北○鮮という国を思い出さずにはいられない。
    兄の奇妙なギター音楽に合わせて姉妹が踊るダンスのシュールさは彼らが得るべきだった普通の日々の重さを感じさせる。

    センセーショナルな映画でした。

  • 面白いんだけど、異常な光景を突き付けられるこっちは観てて疲れる。
    2回目を観ることはあるのかな…。
    ギリシャ映画。

  • 狂ってる

    設定も狂ってるし行動も狂ってるし抜け道が無い、狂ってるのが日常の世界、



    胸糞悪くなる人もいるだろうでも、すごく良かった、
    その奇行を演じ切ってる俳優達にグッジョブ。

  • ギリシャの映画らしい。WOWOWの説明がなければそもそもの設定を理解できただろうか。20代と思しき2人の女と1人の男の3人兄妹が自宅から外に出ることなく生活をしている。冴えない父親と妙に色気のある母親の5人家族を描くかなり奇妙な作品だ。感覚的にはドッグヴィルに通づるものがある。子供たちは両親からデタラメな教育を受け、長男は定期的に父親の知り合いとセックスをする。「籠の中」で育った兄妹が次第に変化をしていく様は面白い。しかしオチがないというか、映画は突然に終わる。まるで意味がわからない。一体何を言いたい映画だったんだろうか。

  • 成人した息子や娘を家の外から一度も出さない。
    外界の知識を一切与えず、夫のみが会社の役員として暮らす。
    とにかく特殊な映画。

  • 病んでる不条理映画。

    インパクトあるが、好きではない。

  • ものすごく変な映画。でも考えることはあった。「常識」として心得ているものも信じすぎるとこの家族のようになりかねないかな。

    ラストは印象的かつ不気味。

  • 籠の中の乙女の原題:Dog toothなんだ!うわーーーーーなるほど!!w 

    くっそ面白かった!!めちゃくちゃえろかったけど
    一貫した狂気だったから回り回って気持ちよかったー

    長女は狂気のかたまりすぎてこわかったけど、両親あたりはもう頭おかしさが極まってだから怖くはなかったな
    ていうかああいう家、ありそうだよなー世界のどこかには
    なんでもありだもんなー世界

    猫のシーンは目と耳を塞いだけどああいう突然なのはやめてえ・・・
    結局あれいくつの設定なんだろ?「パパー!」「ママー!」の呼び方がとても子供っぽくてそこがぞわっとした

    両親がなんでああいう風になったのか、までを映画で描くと陳腐になりそうだし、終わり方がすげえ好きだったなー 
    やーーおもろかった

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