TIME/タイム [Blu-ray]

監督 : アンドリュー・ニコル 
出演 : ジャスティン・ティンバーレイク  アマンダ・セイフライド  アレックス・ペティファー  キリアン・マーフィ  オリヴィア・ワイルド  マット・ボマー 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
3.25
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本棚登録 : 159
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142932525

感想・レビュー・書評

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  • 時間が通貨のかわりになり、時間が無くなると死ぬ。コーヒー1杯4分。という、タイム・イズ・マネーな世界が舞台。

    「遺伝子操作でそうなった」とは説明されるが、なんでこんなシステムが受け入れられたの?という疑問については無視。「なぜこんな世界になったのか、考えても無駄だ」と映画冒頭にまず主人公に叩きつけられて終わり。「そこはつっこむな」という作り手のメッセージ、ある意味男らしい。

    貧困層に生まれ暮らす主人公のウィルは、工場で日々時間を稼いでるが、母の死をきっかけにこの体制を崩壊させることを決意し、永遠に近い時間を持つ富裕層の地区に乗り込む。

    面白そうな話しではあるけど、上に書いた設定の説明不足(っていうか放棄)や、つっこみどころの多さの方が気になる。

    腕をつかむことで自分の時間を人に分けることが出来るんだけど、そんな簡単でいいの?おちおち眠ることも出来ないんだけど。

    貧困層では時間をめぐっての犯罪、殺人が絶えないというけど、直接命に関わるわりには十分秩序があるように見える。お金が無くなっても、すぐ死ぬわけじゃない我々の世界とは違って、時間が無くなったらその時点で死んじゃうのに。
    つかむだけで時間奪えるんだよ?もっと世紀末シティになっていてもおかしくなくない?

    それだけ警察が厳しく優秀なのでは、と思うかもしれないけど、それも窺えない。人数的にも「現場の人間はお前とお前とお前しかいないの?」って感じ。

    時間をかけた勝負、「バトル」も拍子抜け。ただの腕力勝負だし。なんも面白く無い。

    ウィルがどのように体制を崩壊に至らしめるのか、という中盤以降の展開も感情移入出来ない。
    初めて富裕層の地区に入っただろうに、戸惑いも何もなく、時間をかけたポーカーには当然のように大勝するし、捕まっても説明の無い格闘スキルを見せて逃げ出す。

    ようするに「あきらかにタダものではない男」なんだよね。
    「ただの貧困層の兄ちゃんが、苦しい生活の中で培ったものや、工夫で挑む」という話しだったらもう少し興味深く観れたと思うんだけど。

    ま、しかしそんな不満も、日本語吹き替え版なら「麻里子さまの吹き替えに比べたら気にならない」という巧妙な作りになっているので、吹き替えで見ると良いと思います。

  • 設定を書けないなら社会派気取るのなんてやめればいいのに。一握りの資産家が全てを手に、民衆が貧窮するという社会問題において、『通貨』を『時間』に置き換えた社会派作品。ではなく、題材をそれっぽくしただけのいつものハリウッドアクションムービー。
    社会問題を考える上で避けては通れない「なぜそうなったのか」「なぜ変えれないのか」「どのように変えるべきか」といった問題に答えを示すワケではなく、ただあるのは「現状に不満があるからぶっ壊してみた」というだけの上っ面。あるべき姿も示さない破壊は時代遅れの無政府主義としか受け取りようがない。加えて21世紀にもなって民衆の姿が『革命待ち』『英雄待ち』からの『暴動』としか描かれないのは、フランス革命のころから何一つ変わってなくて、製作陣の意識の低さに絶望する。いや、むしろ本作が評価されていないという事実に希望を持つべきか。このような作品を踏み台にして、新たな名作が産まれることに期待。

  • 微妙だなあ。途中、母親と駆け寄ったり、可愛らしい彼女と海に入るシーンは良かったけど。最後は銀行強盗って、もうちょっと切れ味のイイ解決方法を示して欲しかった。追跡者の終わり方も「何だそりゃ」という感じ。う〜ん。

  • う~ん
    意外性に欠ける。

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