白雪姫と鏡の女王 スタンダード・エディション [DVD]

監督 : ターセム・シン 
出演 : ジュリア・ロバーツ  リリー・コリンズ  アーミー・ハマー 
  • Happinet(SB)(D)
3.37
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感想 : 205
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953032385

感想・レビュー・書評

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  • いつも観ているファッション通信での映画紹介を経てみてみた。

    衣装が素敵。物語もユーモアあり、今風でありメルへんもあり通りいっぺんじゃない面白さがあった。

    いじわるな女王は嫌いだけど、なんとなく女王の孤独も感じたなぁ。欲にまみれてしまう弱い心。
    手放しでめでたしめでたしと喜べないな。

    エンディングは急にインド映画風に踊り狂うところ見てほしいです^_^

  • MIRROR MIRROR
    2012年 アメリカ 106分
    監督:ターセム・シン
    出演:ジュリア・ロバーツ/リリー・コリンズ/アーミー・ハマー/ショーン・ビーン

    白雪姫が幼い頃、父王が再婚、継母の女王(ジュリア・ロバーツ)がやってくる。その頃、森に魔物が現れ、退治に出掛けた王は行方不明に。王国は女王の統治となり、白雪姫は閉じ込められていた。女王は舞踏会と美貌の維持に国費を浪費、あっという間に国中が貧しくなる。18歳になった白雪姫(リリー・コリンズ)はこっそり城を抜け出すが、途中で、7人の小人盗賊団に襲われ身ぐるみはがれた隣国の王子(アーミー・ハマー)を見つけて助け、二人は互いの素性を知らず好意を抱きあう。しかし女王はこの王子と結婚しようと画策、側近ブライトンに白雪姫を殺すよう指示。しかしブライトンは姫を殺すことができず、逃げた姫は小人盗賊たちの家に匿われるが…。

    ベースになっているのは勿論グリム童話。子供むけかなーと思ったけれど、監督が『落下の王国』や『ザ・セル』の面白かったターセム・シンなので見てみることに。この監督の他作品と同じく、衣装デザインが石岡瑛子なので、貴族たちのドレスがとても個性的でモダンなのがいい。レースやフリルよりも、大胆なプリント柄、カラフルな色使いなどが素敵だった。

    同じく童話の悪役女王を主役にした『マレフィセント』のヒットを受けた後続作品かと思いきや、あちらは2014年なのでこの映画のほうが先だった。しかし、実は悪の女王にもそうなる悲しい事情があったんだよというマレフィセントと違い、こちらはの女王は、ただただろくでもない。ジュリア・ロバーツだからなんかチャーミングでしょ風になってるけれど、美魔女よろしく若さに固執し、贅沢のために国民から徴税、それを浪費、さらに息子のような年齢の若い王子と結婚を画策する「痛いおばさん」としてしか描かれていない。おばさん年齢の自分は、見ていて非常に辛かった。うまくいえないけど、ちょっとおばさん全体を侮辱された気持ちになる…。

    女王が魔法を使える理由、鏡の由来などは一切説明されない。原題通り「MIRROR MIRROR」と呼びかけると、鏡が水面のように揺らぎ女王は鏡を通り抜けて湖に浮かぶ奇妙なドームにワープする(この造形はターセムらしく独特で良い)。鏡に映る、もう一人の女王は、知的で冷静、魔法は使えるが、代償があるという。しかし当の女王は、白雪憎さに刺客(竜っぽい怪獣やブリキの兵士)を差し向け、さらに王子と結婚するために惚れ薬を用意させる。

    王子は、最初に小人たちに身ぐるみはがれて以来、ほぼ上半身裸。女王の用意した惚れ薬が「子犬用」だったために、飲んだ途端に子犬と化してしまうなど、ほぼ羞恥プレイ。正統派イケメンのアーミー・ハマーがコミカルに演じているものの、若干逆セクハラ臭がしてあまり笑えない上に、イケメンで金持ちの王子という以外に、この王子の人格的魅力はなく、ゆえに彼に恋する白雪姫も少々薄っぺらく見えてしまうのが残念。ちなみにこの子犬化の魔法を解くために、白雪姫から王子にキスをすることになる。

    白雪姫は小人たちに盗賊から足を洗わせ、戦い方を教えてもらい、自ら女王の差し向けた怪物と対決するなど現代的な脚色。女王と結婚させられようとしている子犬王子のことも奪還に赴くが、洗脳状態の王子と対決することになる。キスで元に戻すのは先に書いた通り。つまり王子様が助けに来てくれるのをただただ待ってるだけの従来のお姫様と違い、欲しいものは自分で戦って手に入れますよという、わかりやすい構図。

    最終的に白雪姫が女王の差し向けた怪物を倒すと、魔法が解けて怪物は行方不明だった父王の姿となる。この終盤初めて出てくる父王がショーン・ビーンだったのは嬉しいサプライズ!

    めでたく姫と王子は結婚し、その結婚式の日、村人たちも贈り物を持って参列、その中に一人の老婆の姿。もちろん、魔法の代償に老いさらばえた女王。彼女は「お祝いに貧しい老婆から」と真っ赤な林檎を一つ差し出すが(もちろん毒りんごでしょう)賢い姫は、これを食べず、短剣で切り分けて女王に差し出しニヤリエンド。

    まあ非常にベタな内容なので、ベタゆえの安心感はあり、娯楽作としては十分及第点。ただ前述したように、あまりにも女王が「痛いおばさん」であることがただただ辛く、全く笑えない上に、悪役としての魅力も感じられない点、王子もまた肉体と財産のみが魅力の薄っぺらい男となっており、自立した女性としての白雪姫の選択に説得力がなくなっている点など、微妙にモヤモヤが残る…。

  • プロローグとエピローグにすべてが書いてあった。
    つまり、女王の話とか言ってるけど結局主役は白雪姫。

    映画としてつまらないしパロディとしてもお粗末。
    鏡もリンゴも小人も出てくるけれど必要性はなく、白雪姫でやる意味がわからない。
    アナ雪意識のゲスなタイトルもひどいけど、中身も劣らずひどかった。
    ひどいというより良い部分がない。
    あ、ビジュアルはきれい。

    小人差別とか悪政とか女性の自立とか、社会的テーマっぽいものを配置してあるわりに問題提起も希望の提示もない。
    ただの記号がそれっぽくならべられているだけ。
    薄っぺらいストーリーをつけるくらいなら割りきって中身なしのB級に徹すれば良かったのに。

    せっかくあんなに影のない朗らかな美しさのジュリアロバーツを邪悪な女王に据えたのに、年増女のステレオタイプにおとしめるなんてもったいない。
    ジュリアロバーツの無駄遣い。

    姫は成長と自立を見せそうなポジションなのに頭も趣味も悪いし、
    王子にいたっては魅力がまったく感じられない。
    いやウザ男の表現としては完璧なんだけど、それがそのまま許容(もしくは賛美)される展開にイライラがつのる。

    題材やキャストや衣装など期待度が高いだけにものすごく残念な映画だった。

  • 全く期待しないで観たのだが、コレは非常に面白かった。
    いやあ、いいねえ。
    とにかく全体的にずっとふざけててよい。
    主人公から悪者まで全員ふざけている。
    そしてマヌケである。
    愛すべきマヌケである。
    女王だって悪者なのに全然嫌いになれない。
    結構周りの人間に優しいしな。
    そして白雪姫が守られる対象でなく、自ら戦うところなど非常に良いなあ。
    とにかく文句なしに面白い作品。
    エンディングのダンスも非常に良かった。
    そして衣装も格好良かった。
    最高である。

  • 白雪姫を題材にした意味とは???

    若い娘に嫉妬する意地悪ババア、女王

    若さと美しさで小人と王子に好かれて協力してもらう白雪姫

    ババアは魔法を使った代償にシワシワババアになり、白雪姫にリンゴ食わそうとするも「引き際知れば?オバサン(笑)」と意趣返しされておしまい

    はい

    エーーーーーーーーーーーーーーー????

    ババアが若さと美に頼って生きてきたから白雪姫が許せないみたいな老いの悲しみへの掘り下げは?
    大体白雪姫が「王子を助けた」「ババアを自力で撃退した」って2点で現代的なジェンダーフリー的な感じにしようとしてるけど、結局カワイイから小人の家に置いてもらえて、手下にできて、王子にも惚れられてて協力してもらって、で、最後の魔物は王様で、玉の輿おめでとうチャンチャンじゃん???
    別に白雪姫に特別な意志や努力があったから切り抜けられたわけじゃないじゃん???

    白雪姫を今更題材にした意味は???????

    あと小人の1人がサーカスに行ったって……小人症(障害者)の人たちが見世物小屋で「フリークス」として生計立ててた歴史があるのに、そんなことわざわざ描写する必要ないやろ……(映画出演もその一環だけどさ……)

    ただのハリウッド映画でした

  • 美容室でのカット中に見たのだが、かなり退屈な97分だった。アクションの動きがスローすぎるのと、小人の「足長アイテム」にとてつもないチャチさを感じるのと、セットにお金をかけてないなと思うのと。

  • ジュリア・ロバーツの嫌われ役がピッタリハマっている。名作「白雪姫」の別解釈映画。子供が見るには解釈しすぎで、大人が見るには少し中身が薄い。CGや舞台セットなどは、けっこう手が込んだ作りにはなっている。最後はハッピーエンドに終わるところが救い。

  • 想像してたものよりずっと面白かった。まずなかなかの下品なコメディタッチ。シュール。家来がゴキブリに変えられてバッタにレイプされたとか、王子に与えた惚れ薬が犬のパピー用で変なことになったりとか笑
    リリーコリンズがまたね、くそかわいい。ちょーかわいい。凛々しい眉毛、白い肌、ぽってりとした赤い唇、たまらない。
    こういう作品好きじゃないんだけど、闘う白雪姫系の話の中では面白かったです

  • なかなか良かった!王子がバカ王子なのが、ほんと笑える!あと小人たちがなかなかワイルドで、よかったね。
    脚本がいいのかな?セリフとか、ユーモアがきいてて、ぶっは!と噴き出すシーンも多かったよ!
    強い白雪姫は痛快だった。現代の女の子はこうでないとね!王子、尻に敷かれそうだねー!
    ジュリア・ロバーツの気持ちいいくらいの悪女王っぷりは、見事だったわー。流石だね。
    衣装の素晴らしさも必見です!結婚式はコルセットはつらいけど、ウェディングドレスは…やっぱりいいわねぇ!

  • 国王である父の後妻、鏡の女王に国を乗っ取られ、幽閉状態の暮らしを送る白雪姫。お忍びで出かけた森で偶然アルコット王子を救う。その後訪れた村では、鏡の女王の贅沢三昧のため重税をかけられた村人達が苦しんでいた。
    白雪姫は、鏡の女王を倒し国を救おうとアルコット王子に助けを求める。アルコット王子と白雪姫の仲に嫉妬した鏡の女王は部下に白雪姫を殺すよう命じるが、部下は白雪姫を殺せず森に逃がす。
    森を彷徨う白雪姫がたどり着いた小屋は、7人の小人の住処だった。白雪姫の優しさに触れ少しずつ心を開いていく小人達。一方、鏡の女王はアルコット王子に惚れ薬を飲ませ、2人は婚約する。白雪姫が生きていることを知った鏡の女王は白雪姫を殺そうと小人の小屋を襲う。そこから逃げ出し、女王と王子の結婚式をぶち壊した白雪姫は王子にキスし、王子は元に戻る。白雪姫は鏡の女王が差し向けた怪物を倒し、怪物の身につけていたネックレスが父国王に変身する。
    白雪姫と王子の結婚式の日、謎の老婆がリンゴを白雪姫に差し出す。白雪姫の機転で老婆にリンゴを食べさせ、鏡の女王は倒され、王国に平和が訪れる。

    グリム童話「白雪姫」を現代風にアレンジ。自ら戦う強くて賢くて優しい白雪姫が誕生した。石岡瑛子さんの担当した衣装がどれも美しい。仮面舞踏会のウサギ、孔雀、白鳥の衣装が素敵。みんなが歌って踊るインド風ラストシーンも楽しい。

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