世界 2013年 01月号 [雑誌]

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  • 岩波書店 (2012年12月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910055010137

世界 2013年 01月号 [雑誌]の感想・レビュー・書評

  • 解散総選挙に関する特集と東北復興についての2大特集。

    個人的には新連載の「デジタルは教育を変えるか」がこれからも楽しみ。

    読み応えのある雑誌。
    これからも買っていく予定。

  • ○石原都政で何が失われたのか(永尾俊彦)
    豊洲移転について猪瀬は「移転反対の人たちはゼロリスクを求めている。それを言い始めたら飛行機にも新幹線にも乗れない」。これに対して「豊洲に行かなければリスクゼロ。新幹線や飛行機は利益を得るのもリスクを得るのも同一人だが、豊洲移転でリスクを負うのは史上で働く労働者や消費者で、利益を得るのはゼネコンや流通業者やそれに支えられていた石原知事だ」。こういう反論は有効。リスクと利益の議論はそれを得るのが同一人であることが前提か。

    ○旗印なき解散・総選挙(山口二郎)
    選挙の際に約束した政策がすべて実行することはあり得ない。参議院選挙による敗北による衆参ねじれ、東日本大震災という巨大な政策課題の出現という後発的要因によって政策実現が困難になったという事情もある。そりゃそうだ。
    長年民主党のブレーンを務めただけあり、今後の民主党の進む道を端的に論じている。脱原発を求める市民運動の広がりは、日本に民主政治を担う市民が存在することを意味する。そしてその受け皿がないことが問題。民主党の生き残る道は野田、前原らの保守派を切り捨て、中道左派勢力を結集することだ。

    ○検察の暴走で見失われた政権交代の意義(魚住昭)
    検察の暴走によって小沢の「政治とカネ」をめぐる問題がフレームアップし、民主党は支持を失い、小沢の退場により社会民主主義路線は後退した。これは偶然ではないだろう。

    ○民意は政治を動かせるか(下村健一)
    官僚には虎の威を借りて自分の考えを押し通そうとする確信犯型と、大臣の意向を過剰に忖度・斟酌して空回りする小役人型とがあると。この人は「官僚」を正確に観察しているな。

    ○二極化するアメリカとオバマ再選の意味(砂田一郎)
    民主党対共和党、大きな政府vs小さな政府、富の再分配vs自由競争。日本にはなぜアメリカのようなイデオロギーとビジョンとのスリリングな対立が二大政党制として機能しないのか。

    ○中国共産党の秘密の世界(マルティーヌ・ビュラール)
    共産党員がどのような経過で入党し、そのようなトレーニングを受け、どのような利権にありつくのか。そしてそのような綻びが生まれてきているのか。興味深い。

  • アメリカも二極化している。
    イデオロギーとビジョンが対立している。

  • ここ何年か「世界」は毎月適格で本格的な論考が掲載されていて同種の雑誌の中ではピカイチで目が離せませんが、今号はメインの記事ではなく、ル・モンド・ディプロマティックからの転載・翻訳で、マルティーユ・ビューラールという人の「中国共産党の秘密」がとても面白くて目から鱗でした。

    詳しくは後日書けたら書きます。

  • 中央図書館で読む。公明党の分析は、非常に鋭いです。

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