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- / ISBN・EAN: 4988135976437
感想・レビュー・書評
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2012年日本公開作品。DVDのパッケージの写真(少年のアップ映像)を見て、勝手に「ホームアローン」を連想してレンタルしました。今、思えば少年の目は潤んでます。内容は、とても辛い。9・11で最愛の人を失った人々の再生と希望が描かれています。精神的にデリケートな少年が、父を理不尽に亡くしたことを認めることが出来なくて、苦しむ姿は直視することが苦しいです。しかし、救いを感じることが出来たことにホッとします。
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9.11によって突然父親を失ったアスペルガー症候群の少年が、父の遺品にあった「鍵」の意味を求めて、ニューヨーク中を探し回るお話。
アスペルガー症候群の気があり、人と関わったり、自分の思いを伝えることが苦手な11歳のオスカー。
彼の良いところや興味関心を伸ばしながらも必要な社会性を身につけさせようと、父のトーマスは、「ニューヨークで失われた第6地区を探す」という宝探し的なフィールドワークを一緒にしながら、他者と関わらせていた。
しかし、9.11米同時多発テロ事件によって、オスカーは自身の最大の理解者であった父親を突然失い、心のバランスを崩してしまう。
事件から約一年経ったある日、父の遺品の中から「ブラック」と書かれた封筒の中にある鍵を見つけたオスカーは、父の残した秘密を解き明かすため、ニューヨーク中の「ブラックさん」を探すことにする。
父に習った地図の読み方、計画の立て方、そして、独自の工夫をもって、472人いるブラック氏を順番に訪ね歩くオスカー。
しかし、当然ながら、そう簡単には謎は解けない。途方に暮れかけながらも調査を続けるオスカーは、ある日、テロ事件の直後から祖母の家に間借りしていた謎の男と知り合いになり、二人で調査をすることに。
そして、そんなオスカーの途方もない計画と行動など知るよしもなく、すれ違ってばかりだとオスカーが思っていた母リンダはと言えば、実は誰よりもオスカーのことを理解していて…。
120分程度の中に、愛する人を失った人々がそれぞれに抱える絶望や悲しみ、そして、心の傷の共有や労わり、ようやく得た許しによって再生して行く姿等が描かれており、泣きそうになりました。
特に、まだ子供のオスカーが、ひどく後悔しながらも誰にも明かせず、たった一人で胸に抱え込んでいた苦しみが明かされる過程には、こちらまで辛くなりました。
物語の最後は、決してオスカーが望んでいたものではありませんでしたが、失望を経験しながらも、誰かへの感謝と他人の痛みに思いを馳せるまでに成長した姿には、グッときます。
父は戻ってこないけれど、父の思いと教育と努力は確かに意味があり、息子の糧になったんだなあ、と感情的と同時に温かい気持ちで観終えた作品です。-
5552さん、こんにちは。はじめまして。
コメントありがとうございます。
私のレビューが一つのきっかけで映画を観られたとのこと、光栄です。
...5552さん、こんにちは。はじめまして。
コメントありがとうございます。
私のレビューが一つのきっかけで映画を観られたとのこと、光栄です。
5552さんのレビューの「一人は面倒くさいけど、素敵」、よくわかります。2018/05/22 -
5552さん
すいません、長文を書くと画面がフリーズするので、小分けで…。
「毛皮のヴィーナス」、レンタルなかったのですね…クセの強い作品で...5552さん
すいません、長文を書くと画面がフリーズするので、小分けで…。
「毛皮のヴィーナス」、レンタルなかったのですね…クセの強い作品ですが、興味深いので、機会があれば是非観てくださいね。2018/05/22 -
こちらこそ、5552さんの、暖かいレビューを毎回楽しみにしています。これからもよろしくお願いします。こちらこそ、5552さんの、暖かいレビューを毎回楽しみにしています。これからもよろしくお願いします。2018/05/22
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内容(「Oricon」データベースより)
突然、理不尽に大切な人を失った悲しみ――9.11の事故により、オスカーの最愛の父の命は奪われてしまう。やがて彼は、父の残した言葉に従い、一本の鍵の穴を探す旅に出る。ニューヨーク中を訪ね歩く中で謎の老人が同行者となり、いつしかオスカーの辿った軌跡は、人と人とをつなぐ大きく温かい輪になっていく――。アカデミー賞受賞俳優トム・ハンクス×サンドラ・ブロック共演、愛の感動作!
アスペルガー症候群のオスカー役の子が凄いなぁと思いました。すごく大量のセリフですよね。
1本の鍵を持ってそれに合う鍵穴を見つける旅も素敵でした。いろんなブラックさんと出会う旅...
大好きなお父さんを失った悲しみもとてもよく表現されていて 65歳で突然亡くなってしまった父親のことをふと思い出していました。
父親の死以降、人間はみな等しく いつか死はやって来るんだと実感しています。
あまり上手くいっていなかったお母さんとの関係も修復され オスカーにとってこの旅は成長していくためのモノだったのかなぁ...と思いました。
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お父さんを突然失った現実を、オスカーなりに必死で受け止めていた健気な姿に感動。鍵のありかを見つけていないとどうにかなりそうだったんだな、と思うシーンがいくつもあって涙が出た。
鍵を通じて出会ったたくさんの人たち。
途中から色んなことがつながってきて、ラストシーンでも涙腺崩壊。
何よりもオスカーのことを陰ながら見守りフォローし続けて来たお母さんには感服。
母って強くて、逞しいな。
今こんな時期(コロナ問題)だから余計に重く受け止めてしまう911のシーンがいくつもあるけれど、人の命、人の死っていつでも普遍的なものだよね。
2020.4.26 -
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ぺこさん、こんばんは!
先程は私のレビューにコメントありがとうございます。
ぺこさんもこの映画が大好きだとのこと。
とっても良い映画ですよ...ぺこさん、こんばんは!
先程は私のレビューにコメントありがとうございます。
ぺこさんもこの映画が大好きだとのこと。
とっても良い映画ですよね(^-^)
私もいろんなシーンでボロ泣きでした。
ハグ好きの『ブラックさん』みたいにオスカーをハグしたくなります。
また観たいです。
2018/05/21
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大好きなお父さんを亡くし、少年ながらもそれを深く理解し、太陽の8分間にたとえている冒頭のシーンにはグッときた。
お父さんがいなくなってからも、繋がりを持ちたくて太陽の8分間を長引かせたくて、苦手なものが多い外に出て行くの本当に泣けてきて泣けた。
久々に泣かされた -
めちゃめちゃ感動して、泣きまくってしまいました。。
遺された鍵に嵌る、鍵穴を探すストーリーは、少年だからこそ許される。
少年はときに残酷で、正直で、臆病。
タイトルに示されるような、理不尽な9.11という事件とその世界に、怒り、怯え、エネルギーをぶつける。
「失望したとしても、何もないよりはいい。」
「みんな、なにか大切なものを失っている。」
その、悲しい推進力がとても美しいのです。
多分、このパパの役に、トム・ハンクス以上の人はいなかっただろうなあ。
スルーしちゃわないで本当に...
スルーしちゃわないで本当に良かったです。これもブクログ様のご縁です(笑)
確かホラー映画好きな奥さまでしたね。
トム・ハンクスがお好きだとの事。
古い作品です...
確かホラー映画好きな奥さまでしたね。
トム・ハンクスがお好きだとの事。
古い作品ですが人魚に恋する『スプラッシュ』やアカデミー主演男優賞を獲った『フォレスト・ガンプ/一期一会』、心は子供、体は大人の主人公を演じた『ビッグ』などが好きでした。
この作品の彼は出番は短いんですが、とても良かったですよね!
レビュー数も多いので愛されている作品なのだな、と思いました。
この映画大好きです!
5552さんも大好きとのことで、嬉しいです☆
この映画大好きです!
5552さんも大好きとのことで、嬉しいです☆