- Amazon.co.jp ・電子書籍 (201ページ)
感想・レビュー・書評
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タイムスリップもの。
メインヒロイン(? 主人公の目的となる相手)はわりとクセが強いが、その周辺を固める女性キャラクター、特にアキラがチョロ可愛くて面白いのでバランスよく物語に興味が持てる。
主人公もだいぶ性格が面白い。根深くヒネているわりに、純情というか一途というか、「これ」ということに目を付けたら一直線。「過去の自分ができなかったことをする」、「退屈な三年間の打破」。それがメインヒロイン、ひいては彼女が心血を注ぐ応援団を助ける行動に集約されている。
その関心のまっすぐさ、純粋さに共感できない読み手にとっては、疑問符の浮かぶこともあるのかもしれない。
また、少なくとも一巻時点では、主人公ははっきり「時間が戻った」とは認識していないようだ。いつ本来の時間軸に戻ってもおかしくない、時が巻き戻ったのではなく、「過去の記憶に入り込んだ」ような非現実的ものだと考えている。
そしてだからこそ、「効率的・効果的」なことではなく、自分の心に従って「一番やりたいこと」をやっている。
その結果として、生臭い損得勘定のない面白さが生じているように感じた。
続きが読みたい作品だ。メインヒロインは正直ちょっと苦手だけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物のキャラクターが生き生きとしていて、表情豊かでものすごく引き込まれる漫画。
ヒロインは某アイドルがモデルらしいが、すごく似てる。 -
卒業式の日、主人公+1は階段から落ちて、入学式にタイムスリップする。なるほどそれで「アゲイン」なんですね。新しい高校生活は応援団話になる。なぜストレート応援団の話じゃ悪かったのか不明。普通戻れば、株など他にすることがあるだろうにそちらの方には頭が向かっていかない。
そして話は猪突猛進でむかし気質の女団長と彼女を陥れようとするチアリーダーのキャプテンの確執となる。チアリーダーキャプテンはそのために部員を使ってハニートリップをかけるなどなぜそこまでの悪質さ。そのあたりの全体のバランスの悪さは残るがそこそこに読めるというところ。