- Amazon.co.jp ・電子書籍 (238ページ)
感想・レビュー・書評
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再読。
市川春子の作品のほとんどが好きな作品だけれども、この作品集の中では『日下兄弟』が一番好きだ。
淡々としつつもユーモアの聞いたやりとりがおもしろい。
登場人物の頭身が突然小さくなったり、表情が簡略化されたギャグ顔になったりして「はい、ここ。笑うとこですよ」と教えてはくれないので、人によってはわかりにくいのかもしれないけれど、この人の作風にはその方がふさわしいように思う。 -
『星の恋人』の台詞、『朝はパパの母親で昼は娘で夜は恋人で毎日心配で降伏で忙しくて彼の体が懐かしいなんて感じるヒマないの』が素敵だった。
『日下兄弟』も『虫とうた』も良かった。
すべてに喪失感や切なさがあって好みだった。また体が欠損する描写が多く、作者の好みが詰め込まれていて良かった。 -
市川作品の世界はここではないどこかとこことを地続きにする。気がする。
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キレイな絵とは対照的に全編物悲しく生と死の印象が強い‥‥
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日下兄妹の話が良かった
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