madame FIGARO japon (フィガロジャポン) 2023年2月号[パリの暮らしを作るもの。]
- CCCメディアハウス (2022年12月20日発売)
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感想 : 11件
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- Amazon.co.jp ・雑誌 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 4910178270234
感想・レビュー・書評
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単行本の積読在庫が少々あるので、本を買うのはやめよう…と年末年始の本購入を避けていた。でも禁断症状が出て、ついこちらを。
フィガロも冬になれば、読書と映画の特集が定番企画。『心が潤う85冊+79本 本と映画と女と男。』はフィガロらしく小粋なお洒落路線の特集だけど、1冊1冊、1本1本が丁寧に紹介されているので、本編を読まなくても見なくても、十分語れるクオリティ。しかも今年は、新元良一さんの『フィガロいい本賞 Best 10 Books』セレクトがイカす。やっぱり、『ならずものがやってくる』とアレとアレは読まないといけないのか!
リュドミラ・ウリツカヤのエッセイがエレガントでちょっと辛辣だし、西加奈子さんと山内マリコさんの描き下ろし短編がどちらも素敵だった。西さんは男と女(人間的にいえば)のバリエーションで巧みにまとめてくるし、山内さんの描くボーイ&ガール物語はラストがいいな。こういう、きりりと顎を上げて歩いていく姿は、ビジュアルとはまったく別物で、キラキラしてカッコいい。
映画編では、本谷有希子さんのなりきりコスプレが安っぽくなくて見事にファッション写真だったし、旬の俳優のショットも素敵でございました。いやあ、男女とも実にお美しい。個人的には、サム・ライリーのショットがおすすめでございます。詳細をみるコメント0件をすべて表示