おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

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監督 : 細田守 
出演 : 宮崎あおい  大沢たかお  菅原文太  黒木華 
  • バップ (2013年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021137362

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おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)の感想・レビュー・書評

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  • 劇場で観られず、ようやく観ることができた。

    序盤の花とおおかみ男とのラブストーリーはもう少し見たかったな。
    セリフなしで音楽と映像だけの演出は好き。
    つわりで弱っている花に、雉を狩ってくるおおかみ男には「ワイルドだなぁ」と笑ってしまったのに、まさかそれが悲しい事態を引き起こすことにもなるとは。

    一人で子育てする花が強すぎて(強くならざるをえなくて)切ない。

    隣近所や児童相談所員の目を逃れ、こどもたちを少しでも伸び伸び育てるために、花は田舎に引っ越す。
    廃屋のような家の修繕(屋根の修理まで!)や、荒れた庭の畑化など、花が頑張りすぎで途中でへばっちゃうんじゃないかと心配になる。

    雨と雪は、小学校に通いだしてから同じ年頃のこどもたちを知ることで、心にいろいろな変化が起きる。
    雪は語り手であるせいか、他の子たちとの違いを知り、女の子らしくなっていく過程がわかりやすく描かれているのだけど、雨のほうは、どういうことで他の子との違いを感じ、人間界で生きにくいと思ったのかがわからない。
    「巣立ち」の気持ちが強くなったのは、そういう時期だったのか、「先生」に会ったからなのか。
    雪とのとっくみあいのケンカが、まんま野生であまりの変わりように驚く。

    しかし、せっかく「おおかみこども」なのに、なんで「どちらか」でないといけないんだろう。
    雨が人間界で生きにくいと思った理由、「先生」の跡を継ぐのが自分だと思った理由、がわからず、自由に生きていけるはずの「おおかみ」を選んだ雨のほうが、不自由で狭い視野のように感じられた。
    それまでの花の頑張りを見ているせいで、早い巣立ちというより親不孝だなぁ、と思ってしまったのは、わたしが母親ではないからだろうか。
    母親である花は、最終的に雨の選択を受け入れ「しっかり生きて」と微笑んで見送る。
    花さん、本当に強くて切なくなります……。

    大雨の日の雪のほうのお話は好き。
    そうちゃんが、ジブリに出てくる女の子を守る男の子、って感じでステキでした。

    背景、特に田舎に越してからの緑がとてもきれいだった。
    山の中や雪の原を駆けるときの映像が、おおかみこどもの目線で、すごく疾走感があってこれもよかった。

    かわいらしいだけのお話ではなく、母親・こども両方の成長、こどもの自立と送り出す母親の心情、など、観終わった後にじんわりかみしめた。
    突っ込みどころはすべて棚に上げてしまって、観てほしい作品。

  • 映画館で見たかったのに見れず、やっとDVDで見ました。子育てに父親は不要である(時々どこかから父性を借りてくれば間に合う)というこの世が始まってこのかた女性たちがひた隠しにしてきた真実があまりにおおっぴらに…!それを知っているなんてさすが監督!と感激しきり。花ちゃんの懸命さに胸をつかまれる。親子が三人で完成する雪の朝の瞬間がとても喜びに満ちていてしあわせだった。とてもとてもしあわせな朝だったね。

    1カ所どうしてこうなったっていうシーンがあったんだけどそれは念のため口には出さないでおく…どうしてああなった…獣型…

  • 「私が好きになった人は”おおかみおとこ”でした」

     ”隠したい気持ち”と”誇り”が入り混じって、切なくなる作品.人と違うこと、を排除するのは人間.でも、人と違うこと、を受け入れることができるのも人間.
     人と違うことを幅広く受け入れられる社会だったらこんなに隠さなくてもいいんだろう.でも、日本の社会だと、私もはなさんと同じような態度をとるだろうなぁと思う.子を想う母の気持ちはいつの時代もきっと変わらない.親子だから分かりあえるわけではないと思うけど、親子だから分かちあえる部分がたくさんあるんだと思う.母親のはなさんの行動に社会が孕む多くの問題を垣間見る.

  • 子供のためにどんなに苦労しても、自立して巣立つことを止めたらいけないんだろうなぁ。

    子育てにてんてこまいの毎日も、犬にかまれたテーブルの傷跡も、過ぎれば幸せそのものでしかないんだろうなぁ。ファンタジーなのにとても当たり前な親子のテーマが描かれていて良い作品でした。

    最後だけ、はなちゃんの第二の人生も描いてほしかった気はする。

  • ――おかあさんが好きになった人は、狼男でした。

    つらい時でも無理やり笑って、たくましく前向きに生きる。
    そんな「花」が狼人間を愛し、夫を亡くし、子どもを一人で育てる。
    狼男との恋愛から、現代社会で「おおかみこども」を育てる大変さまで、リアルに描いたファンタジーアニメ。

    CMで物語の筋を分かったつもりになって映画館まで行かなかったんですが、もったいなかったなあ。
    登場人物の表情が繊細で、やわらかくて、すごく素敵。
    脚本もいい。
    言葉がスッと入ってくる。

    「家があったらいいだろうな。ただいまって言う。
     靴をぬいで、顔と手を洗って、椅子に深く腰かける。…いいだろうなあ。本棚をつくる。本でいっぱいになったら、また新しい本棚をつくる。何をしてもいい。自分の家だもの」
    「じゃあ、わたしがお帰りって言ってあげるよ」

    「これから、どうしたい? 人間か、狼か。
    引っ越そうと思うんだ。どちらでも選べるように」

  • たまたまCSの映画番組で主人と観ました。

    オオカミと夫婦になった花。
    2人の間に産まれた、長女・雪と長男・雨。

    自分が出産してるせいか、出産や子育てのシーンでグッとくるものがあった。
    多分、妊婦検診とかも受けてないだろうし心細かっただろうな・・・。
    でも、何が何でも産んでやる!と云う、花の凛とした強さが本当に素敵。

    人間の2歳児育ててますが、保育園にお世話になってても嫌々期にひーこら云ってるのに花って凄い!

    きちんと子供たちの事を将来まで考え、「人間」として「オオカミ」として好きなほうを選べるようにと行動する花に頭が下がります。

    そしてやってきた思春期、自立。

    私はこんな風に子を見送ることが出来るだろうか・・・。

    設定とかは深く考えないで、ただ観てほしい。
    そんな作品です。

    ただ、狼の姿をしたまま性行為はちょっと受け入れにくかったです…すみません。

  • なんといっても脚本が大甘。母親一人で赤ん坊を育てるのも、廃屋と化している家を再生するにも、畑を耕すにもあんなに簡単に行くはずがない。そこからして大いにがっかりする。だいたい、死んだ夫の貯金で暮らしているっていうけど、どんだけ引っ越しのバイトで稼げるっていうんだよ! それとも死んだ親から莫大な遺産でも相続したというのだろうか。同じ監督の「サマー・ウォーズ」はファンタジーであるから、どんな設定であってもそれは通るが、これはそうはいかない。
    まだまだ脚本に空いている穴を指摘すれば数限りない。エンディングのところで息子が独り立ちするのを百歩譲って認めたとしても、それは一般社会からすれば「失踪」であり、「事件」であり、いくら田舎でも、いや田舎だからこそ、なかったことにはできるはずがない。また、なぜ母親である花が雪のことをいっさい心配せずに雨を追いかけるのか、そこのきちんとした説明もない。見ている側は「どうしてこの親は娘のことを一瞬も考えなくて息子を追いかけられるのか」とどん引きする。
    さらに、あれだけ心配して探し回った息子が親離れをするからといって、あんなにキラリンと笑って簡単に済ませられるはずがない。こんなので通用すると思っているんだったら監督は頭がおかしい。
    また再婚したから、今の子どもは要らない、集中豪雨が降っても迎えに来ない親なんてありえないし、ランドセルが2個転がっていても探さない学校の管理体制もめちゃくちゃおかしいだろ!
    というわけで、もっと本気でシナリオを練らないといかんですよ。これじゃあ子供だましだ。
    細かい演出とか、作画とかはけっして悪くないのだが、シナリオの悪さがすべてを台無しにしていますね。

  • 見るだけならレンタルで十分かと。
    (ただし、子供と見る場合は、まず大人が見てから子供にふさわしい内容か判断する事をお奨めしたいです。
    あと、トトロみたいな家族を想像していると、肩透かし喰うかもしれません)

    この作品へのツッコミはあちこちで入り尽くしているので、私が特に気になる部分を……。

    家族の映画なのに、家族の絆が感じられなかった。
    家族でも、三人集まって長く暮らせば多少なりとも衝突があるはずなのにそれがない。
    一回姉弟喧嘩してたけど、兄弟喧嘩でお姉ちゃんにあそこまで傷負わせて泣かせたんだから、普通の母親だったら、「どうしてお姉ちゃんに怪我させたの!?」って、子供を叱り付けてる。
    なのに、叱らなきゃいけないシーンで、息子に赤い目でガンつけられて、竦んでしまうお母さん。
    娘は傷だらけで泣いてて、息子はすっぽんポンで睨みつけてくるって、尋常じゃない事があったと思うはずなのに、事情を聞かない。

    母親の制止を聞かずに、雨が黙って山へ行ってしまう所とか、弱腰の母親を自分より下と見なしたから自分勝手に行ってしまったのかな。
    狼や犬は群れの中に順位があって、相手が自分より格下だと分かると言う事を聞かなくなる。姉のように飛び掛ってくる相手じゃないから、雨の中で母親の順位はすごい下かも。
    子供があんまりお母さんを大切にしていないのも、気になる。

    山の主システムが分かりにくいのも気になる。
    人間と暮らしている雨はすごく人間くさいはず、しかも他所の土地から来た新参者なのに、山の動物に簡単に溶け込んで、次期「山の主」候補になるって、どういうことなんでしょう?
    なんとなく、雨が狐に騙されてる気がして仕方が無いです。

    映画とはいえ、寿退学はしたらいけません。
    なぜ、そんなに急いで子供を作る必要があったのか。
    卒業するまで待てなかった事への説明もなかった。
    まるで、あと数年後に狼男が死ぬのを、あらかじめ知っていたから急いだように見えちゃうよ。

  • テレビでしよったやつ!
    話は分かりやすくてよかったが、もうすぐ出産なのでこれからの生活のことを考えるとうぐううううとなった。ああこわい。
    雨を探しに行く母親が、何と言うか子どもの成長を受け入れられてないというか、いつまでも子どもがむかしの子どものままだと思って接する大人を何人か見ているけども、これから子どもと関わる中では気をつけないといけないことなのかなあと思った。どっちも選べるようにしたのはあなたですよ。いや大人の気持ちもほんとよく分かるのでそれがだめだとは言えんのだけども。
    いちばんだめやったのは父親の遺体片付けるとこやった。むり。

  • 面白かった。
    けど、狼男の出自が雑(実際にいたらそう言うものかもしれないが)なところとか、あめが生き方を決心して出て行った後の騒動(あるはず)を描いていないところとかツッコミどころは多かった。確かにあめ不在後の騒動は限られた時間の中で省く必要はあったのかも知れないが、それはゆきのナレーションで結果だけでも数秒で入れれたんじゃないかなとも思う。

    でも退屈せずに観れた。

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