おおかみこどもの雨と雪 BD(本編1枚+特典ディスク1枚) [Blu-ray]

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監督 : 細田守 
出演 : 宮崎あおい  大沢たかお  菅原文太  黒木華 
  • バップ (2013年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021712422

おおかみこどもの雨と雪 BD(本編1枚+特典ディスク1枚) [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

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  • あっさりオオカミオトコがいなくなってしまって
    そういう話だったのかーとちょっと寂しくなったけど
    花が明るく気丈に、狼としての血と本能を尊重して
    子育てしていく姿はとても立派に感じた。
    えらいよ、ほんと。わたしなら絶対キレてる。

    子どもの成長というのは、
    うれしく微笑ましいものであると同時に
    とても切なく寂しいものでもあり。
    何度も泣けた。

    おおかみこどもがかわいい。

    娘はまだ母の愛なんて分かっちゃいないだろうが
    大人になったらこの映画を観て泣いておくれ。

  • ドラマチックなことはおきない。
    単なるお伽話でしょって
    斜に構えず
    素直に物語を受け入れたあとには
    幸せな気分に浸れます。

    エンディングで
    物語を振り返った時、
    そんな気分を感じた。


    子どもの頃の雪が無邪気で後を追いかけてしまう。
    子どもの頃の雨が放おっておけなくて髪を撫でたくなる。

    大きくなった雪が戸惑いを隠しきれなくて心配。
    大きくなった雨が遠くを見ていて心配。

    また観たくなる。
    そんな物語。
    良かった。

  • 『おおかみこども』がいわゆる『家族もの映画』として画期的だと感じたのは。

    『親と子はわかり合える』『親が子供を成長させる』と言った
    『親側の幻想 = こうであって欲しいというファンタジー』を描かず。

    『子供は親の預かり知らない所で勝手に成長し、自立するもの』
    親はそんな子供に対して『元気でいてね』と願う事しかできないと言う、
    どうしようも無い『親子関係の現実』と
    真摯に向かい合った物語である所にあると思っています。

    映画のラスト、母親の元から旅立とうとする雨に
    『まだ何 もしてあげていないのに』とすがる花が
    朝日を背に輝く、美しく雄々しく育った雨の姿を目にして
    撃たれたように雨の成長を受け入れ
    『元気で、しっかり生きて』と送り出す場面は
    花自身の『母親』としての成長を、一瞬で鮮やかに描ききっていて
    何度観ても『わけのわからない感動』にうち震えてしまいます。

    ファミリー向けのアニメ映画でありながら
    この残酷な現実を軽やかに描ききった
    細田監督の次回作には期待せずにはいられません!!!!
    個人的に2012年ベスト1シネマに推薦させて頂きます。

  • 映画館でも観たけど、その時あまりにも感動したので、BDで再び観た。

    映画館で最初に観た時は、狼夫が死ぬまでの間、花がどうして狼夫を好きになって、学生で子供を作るまでに至ったかはもう少し掘り下げても良いかなと思って尺が短いなぁという印象だったのだが、初めからネタがわかってる二回目で観るとそうでもないな。しつこくないくらいのこれでいいのかもしれない。

    全編を通して日常劇で、最初観た時と同じように「トトロ」のような印象なのは変わらないのだが、ただ、結局主題がなんだったのかは自分には今一つピンとこなかったな。まぁ、「トトロ」もイマイチわからないけんだけど(自然を大切にしましょう?)。監督が、

    http://cinema.pia.co.jp/news/158332/50218/

    で、「この映画を通して、親としての生き方に関する議論が起こったことはすごくいいことで、それは、この映画を“自分の問題”として考えてくれた人がいたということだと思うんですね」と言ってるので、母親としての花の生き方そのものが主題なのかな。まぁ、どちらにしても終始日常劇なのは自分好みではある。

    それとは別に、やっぱ美術は圧巻だな。これは何度観てもすごいと思う。上記のページに「本作ではこれまでのアニメーションと異なり、作画されたキャラクターと背景、CGのすべてをCGチームで合成し、トータルでの画面クオリティを管理することによって、風に揺れる草花や波うつ水面、画面の隅を飛び交う小さな虫までを見事に表現した。本作では登場人物だけでなく背景、少し大げさに言うと映画を包む世界そのものが休むことなく息づいている」とあるが、それは伊達じゃないと思う。あまりにも感動したので映画館で観た後に「ARTBOOK」を買ってしまった程だし。剱岳は映画と小説の「剱岳」でも好きになったので、やっぱいつか登りたいと思った。

    ってことで、上記ページにあるように「本作はブルーレイやDVDで繰り返し鑑賞することでさらに広がりを見せる作品だ」と思う。

  • 面白かった・・ですけどね。
    序盤から「仲良くくらしましためでたしめでたし」にはならないだろうことがわかってるわけで、ていうかそうなったらそもそもお話として成り立たないんだけど、そういう「この先に暗い展開になる」のがわかってるとどうしても・・リラックスしては見られない。明るく楽しくハッピーエンド!にはならないだろうと誰もが予想できるお話ですからねえ。監督前作の「サマーウォーズ」とはちょっと違ったほろ苦いというかちょっと物悲しいノリ。これはこれで面白いですが、人を選ぶってところもあるかもしれません。リアリティかファンタジーか?と。

    声優さんに有名俳優とか使うのはかなり聞き苦しいので嫌な自分ですが、今作はあんまり気にならなかったな。

  •  決して、良い子ぶるわけでもなく、道徳家ぶるわけでもなく、ただただ事実を述べた結果、「人は可能性に満ちている」というコメントを残すことができる。生まれてから「大人」になっていく中で、何を目指そうとも自由であるという意味だ。医者になるもよし、教師になるもよし、冒険家になるもよし。犯罪に手を染める選択肢さえ、選ぶことが可能である。
     しかし、現実には選べる選択肢が限られている。なぜなら「社会」をはじめとする、周囲が自由な選択を許さないからだ。犯罪に手を染めることは、法律などで禁止されている。犯罪を行う自由はあっても、それは許されていないのだ。人の持つ「可能性」は、多くの場合、抑圧を受けている。

     さて、本作はそんな自由と抑圧について、思いを巡らせる映画である。
     物語序盤、二人の子どもを抱える主人公「花」は、自由を抑圧されっぱなしだ。原則として、開かれた可能性があり、自由に子どもたちを育てることができるはずである。しかし「周囲」はそれを許さない。子どもの夜泣きは周囲の反感を買い、子育ての自由を抑圧する。現代社会で生きることは、常に自由な可能性を抑圧されることなのだ。
     そこで「花」は、周囲に抑圧されないだろう、自由に満ちているだろう田舎町への移住を決意するわけである。

     その後、物語の中心は2人の子どもたちへとシフトしていくが、子どもたちを思い悩ませるのは、やはりあるはずの自由とそれを遮る抑圧であった。
     しかし、本作は、その現代社会の「生きにくさ」への反抗を試みている。詳細は、本作を鑑賞することで確認をしてもらいたいが、主人公「花」は悩みながらも、「自由」な「可能性」を尊重することがテーマの一つとなっている。また、自分が「抑圧」と感じていることが、実は「抑圧」ではないのかもしれないという視点を提示している点でも、本作の反抗心が窺える。


    【原作】細田守
    【監督】細田守
    【出演】宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門 他
    【主題歌】アン・サリー、高木正勝『おかあさんの唄』
    【制作国】日本
    【公開年】2012年
    【公式サイト】 http://www.ookamikodomo.jp/index.html

  • 時かけ、サマウォ、どっちも大好きだから超期待していたけど、ガッカリ。

    大学生の花はオオカミ男と恋に落ちて
    姉の雪、弟の雨、二人の『オオカミコドモ』を産む。
    事故でオオカミ男は死に、女でひとつで子供を育てる若き母の苦労と、
    人間とオオカミとのはざまで、
    生き方を選ばなければならない子供達の苦悩を描いた作品。

    これだけおいしいテーマなのに。色々、残念だった。映像はキレイ。

    これを観た人は、少なからず違和感を覚えると思う。
    ファンタジーだから……では解決できない設定上の違和感。
    違和感あると、楽しみきれない観客もいるだろうし、
    ちょっと工夫すれば回避できるような矛盾を、なんで放置したんだろう。
    放置したわりには、そんなにテンポ重視な気がしなかった。

    まず、奨学金もらうくらいの優等生の花の設定だけど、
    そのわりにはバカすぎるというか、流されやすすぎる。

    待ちぼうけをくらう花→
    遅れてきて「俺オオカミなんだ」と告白する男→
    ベッドイン

    なにそのハリウッドみたいな展開w
    人間じゃなくても愛していける、と花が思えるようなきっかけはないのかw

    で、赤ちゃんできちゃっておろそうとして、できずに自宅出産。
    その後すぐまた妊娠出産。大学を休学。
    貧乏暮らしの中、独学で休学中の勉強をする花。
    子育てしつつ独学でがんばってますーアピなんだけど、
    いや、何年大学レベルの勉強に費やすんだよ、と思った。
    子供結構おっきくなっちゃってるよ、と。
    もうユーキャンで資格とればいいよ!と。


    そんなある日オオカミ男が川に落ちて事故死。
    監督の
    「オオカミ男が人間に虐待されていて可哀想というのを出したくない」
    という思想のせいか、なんかマヌケな死に様に。
    キジ追ってて、死んじゃったんだよ、ね?
    元がオオカミだとしても、成人済みの男性がキジ追ってて死ぬか?

    「オオカミコドモの育て方について何もあなたに教えてもらってない」
    と遺影の前で花がこぼすんだけど、
    え、じゃあ今までの数年間何してたの?
    子育てについて話あわなかったの?親なのに?

    その後も、子供が川に落ちて溺れてるけど一息ついたり、
    子供が家出して走って追いかけるんだけど長靴に入った泥を気にしたり。

    子育てを頑張る母親を描いたならば、ダメすぎる。

    まあ、子供たちがカワイかったので、ケモラーとしてはもうそれでいいや。

  • 2012年7月公開。

    なにこれヤバい。怖い。

    「私が好きになった人は、“おおかみおとこ”でした」ってんで、その“おおかみおとこ”との間に2人の“おおかみこども”をもうけた若い母親が「私は、この子たちと生きていく」とか決意するけど結局は2人とも母の手を離れて母は1人暮らし。田舎で。

    殊の外「ファンタジー」とか「おとぎばなし」とか強調されてる割には随所に生活感ありまくりで、そのギャップがとてつもなくおぞましかったんです……。

    ■異種交配(せめて人型になってあげればいいのに)。
    ■結果、妊娠するけど産婦人科にかかれず(股から血塗れの仔犬が産まれてきたらみんなをビックリさせちゃうでしょ?)。
    ■執拗なつわり描写(犬だから?)。
    ■ノー助産師で自宅分娩(怖すぎ)。
    ■内縁の夫が死亡(自動的に収入はゼロに)。
    ■子供がシリカゲル誤飲するけど小児科か動物病院かで迷う(意外とコミカル)。
    ■そう言えば保険証持ってない(そもそも戸籍がない)。
    ■児童相談所から虐待を疑われる(そりゃそうだ)。

    こんな所ばっかり気になって気になって、肝心のイイ話ポイントが全く入ってこなかったんですよね……。

    で、都会のしがらみを逃れて田舎暮らしを始めた後も、小学校に通いたいとか言い出すし通わせるし実際なぜか通えちゃうし通ったら通ったで狼人間特有の問題にブチ当たるし。
    人間社会に適応しなかった弟は山で暮らすようになるからまあいいんですけど、人間のフリして生きる事を選んだ姉の方が心配ですよね。
    この娘も将来は人間の男性と恋をして、「私実は“おおかみおんな”なんだよね」とかカミングアウトして、それでもいいって言ってくれた男性と結ばれて妊娠して、医療及び行政サービス一切受けずに自宅でこっそり出産して……って事を繰り返すんだろうなあ。

    とにかく色々不安すぎます。

    大人になってからこんなトラウマ植えつけられるとは思わなかったんですけど、妊娠中に観たのが失敗だったんでしょうか……。

    すごい作品。2回目は観れません。

  • 狼男に惚れて、おおかみこどもを産んだ女性の子育て物語。
    子供達のその出自ゆえの人智を超えた苦難に、踏ん張る彼女。

    両方の存在意義を受けとめた彼女だから出来る育成方針と健気さに胸を打つ。

    軸は、二人の子ども。二人(二頭)のおおかみこども。
    人に育てられ、人間社会で育てられる。
    幼いながらも向かい合う、自己と社会。
    そこで見つけた姉弟の選択。

    子供より、大人向けのストーリーと感じた。
    とはいえ、難解ではなく。心情描写が。葛藤が。

    ストーリー自体は、正直それほど驚きはない。
    邦画によくある序盤の緩慢さもある。
    ヒドく言えば、この手の良くある話と思われるし、大まかな展開予期できる…が、何のその!
    小さな展開の一つ一つが、染み渡る。

    子供の無邪気さ。
    人間社会の辛さ。そして逆に温かさ。
    人情の移り変わり。

    そこが良く出てるように見えた。
    色とか、匂いが感じられるような。

    個人的に一番圧巻だったのは、教室を使った時の流れの描写。
    何気無いシーンだが、そのスルリと入り込む描写には感嘆した。

    自然を感じるサウンド。
    軽やかに滑るような映像。
    それらの要素もまた見事。これぞ映画!という感じ。

    確かに話の核は、姉弟。
    しかし鑑賞後に抱いたのは、これはやはり母である彼女の物語。

    母は偉大。
    彼女と彼女と彼に、それぞれ幸あれ。そう思わずにはいられない。

    良い作品だった。心から。

  • 生徒オススメの一本。たしかに幼い頃の雪は私にそっくり^^;
    自分のいくべき世界が見つかることは幸せなこと。

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