殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一) (講談社文庫) [Kindle]

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著者 : 池波正太郎
  • 講談社 (1980年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (249ページ)

殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 池波正太郎さんの代表作といえば。
    「鬼平犯科帳シリーズ」「剣客商売シリーズ」「真田太平記」、それにこの「仕掛人梅安シリーズ」なんだと思います。
    で、まあ、この小説から映画&TVの「必殺仕掛人」シリーズが生まれ、そこから「必殺!」シリーズになっていく。訳ですね。

    という訳でその梅安シリーズの第1作。「殺しの四人」ほか、4篇くらいかな、の中編からできてる一冊です。

    読んだのは電子書籍です。
    電子書籍に、「気軽に娯楽的に読める小説本」を一冊は入れておこうと思っていまして。
    個人的に、池波正太郎さんってチョット不思議な小説家さんで。
    なんていうか、ベタっぽかったり、ちょっと心情感傷過多だったり、する気がするんですね。
    なんだけど、やっぱり読むと面白い。やっぱり、「鬼平シリーズ」の多くの犯人たちもそうなんですけど、ヒトの清濁というか白黒というか、其の辺の曖昧なトコロの魅力を描くのが上手いんだなあ、と思います。

    で、コレも面白かったです。
    あらすじは簡単に言うと、
    表稼業は針医者の藤枝梅安。
    表稼業は楊枝職人の彦次郎。
    この二人が実は、殺し屋さんですね。職業殺し屋。
    で、この二人が色々あったらしく、友情があって、お互い助け合ったりする。
    で、それぞれの過去の因縁とかが絡むような事件があったりする。
    それで、色々と美味いものを食べる(笑)。

    殺しの依頼は色んなところから、元締めさんを通してやってくる。ソコんところは強引な偶然は不要で、極めてオトナな娯楽物語ですね。

    この物語がやっぱり物凄く魅力的で、必殺シリーズにつながって、
    ある種国民的に支えられる、大人の男性向けの定番娯楽になるんですね。
    どうしてかって、確かによく考えると、
    「表の稼業がちゃんとあるのに、殺し屋やってる人」
    っていうのが、よく考えると、よくワカラナイ矛盾があって(笑)、
    でもそこの矛盾が魅力的なんですね。
    善人が悪いことをするというか、悪人が善行をするというか。
    あとがきで池波さん本人が触れていますけど。
    そのあたりの構造を基本基盤を作ったのが池波正太郎さんなんだなあ、と。
    そういう歴史的意義を除いても、やっぱりまったりと面白かったですねえ。
    まったりとって、なんだか良く分からないんですけど、そうとしか言いようがないというか。うん。

    梅安、映像的には緒形拳さんが演じてたんですけどね。
    何だか原作読むと、梅宮辰夫さんな感じが、僕はしましたけど。さて皆さんはどうでしょう。

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