名前探しの放課後(下) (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • どんでん返しがあるとは予測がついていたが、想定外の展開に最後は一気読み。

    とても緻密に作られているので、結論を知った今再読必須の作品。

    • さてさてさん
      もふもふさん、こんにちは。
      とんでもないどんでん返しですよね、この作品。
      辻村さんの作品はそうとは書かれていないですが読む順番必須で、こ...
      もふもふさん、こんにちは。
      とんでもないどんでん返しですよね、この作品。
      辻村さんの作品はそうとは書かれていないですが読む順番必須で、この作品はある意味一つのゴールとも言えるので、私も印象深い一冊です。
      お書きになられている通り再読必須ですね。
      また、読書を始めて最初期に辻村さんの一連の作品群を読んでしまったので、まとめて再読したいなあ、と感じています。
      素晴らしい作品だと思いました。
      突然、失礼しました。
      2021/05/15
    • もふもふさん
      >さてさてさん

      コメント有難うございます。
      私は読後に他の作品と関連があることを知ったので、他の作品も読みたいとうずうずしています。

      何...
      >さてさてさん

      コメント有難うございます。
      私は読後に他の作品と関連があることを知ったので、他の作品も読みたいとうずうずしています。

      何度読んでも新たな発見がありそうな作品ですよね…!
      2021/05/15
    • さてさてさん
      もふもふさん、ありがとうございます。

      おっしゃる通り何度読んでも発見がありそうに思います。辻村さんの作品は、それぞれの作品の魅力の他に...
      もふもふさん、ありがとうございます。

      おっしゃる通り何度読んでも発見がありそうに思います。辻村さんの作品は、それぞれの作品の魅力の他に、作品間の繋がりの魅力もあって、一冊で二度美味しいのが魅力だと思います。
      …と書いていると、たまらなく読みたくなってきました。

      今後ともよろしくお願いします!
      2021/05/15
  • 珍しく序盤から面白かった!
    最後はお決まりのどんでん返しもあり。
    これだから辻村深月はやめられない。

  • 学生ぶりに、上下巻の小説を読みました。
    非常に読みやすかったです。
    静かだったのが徐々にテンポアップしていく感じが、自分も追い込まれている感覚になって楽しかったです。
    ただ、最後の最後で他の小説と繋がっているとは知らず、、、
    若干「?」は残りましたが、1つのストーリーとしては濃かったです。

  • 面白かった〜
    途中ちょっと長くてだれちゃったけど、最後の100ページくらいは一気にいけた
    予想はなんとなく当たってたけど、それを含めて面白かった!

  • 小学校は地域、中学校は地域か学力か。高校は、親の財力と本人の学力でふるいにかけられたコミュニティ。だからのあとにこぼれる想いはさておくとして。財力と学力のアベレージが取れたとしても、それぞれが抱えている「傷」は平均化はできない。いつかの傷、あすなの傷、ここでは語られないけれど秀人も椿も、もしかしたら天木にもあるかもしれない。傷もしくは後悔、諦めたけれど諦め切れない思いは大なり小なりあるわけで。未練は、思いもよらない形で引き金になるかもしれないし、何かを動かす原動力になるかもしれない。

  • 後半、展開がガラッと変わるところから一気に読んでしまった。本当に自殺するのはこの人物なのかな?と疑いながら読んでいて、実際は違って、こんなにみんな準備していたなんてビックリした。
    ぼくのメジャースプーンを読んでからの方が良かったみたいだけれど、この本だけでも十分面白かった。

  • やられました!
    最後の数ページで唖然となりました。
    どんでん返し度99パーセント
    ぼくのメジャースプーンと凍りのくじらを先に読んでおけばよかった

    • yamanakako1118さん
      面白い!グイグイ引き込まれた
      面白い!グイグイ引き込まれた
      2021/05/02
  • 残り2/3を一気に読んだ。家で読んでよかった。

    涙が流れまくりまってしまいました。

    そして、気になってたあの子のことも。。。

  • 最後にうわーって来るクライマックスへの急展開が非常に気持ち良い。最高の読後感。

    「僕のメジャースプーン」や、「子供たちは夜と遊ぶ」など、他の作品に出てくる登場人物のことをもう一度おさらいしたくなった。

  • 【あらすじ】
    2組の河野を問題の自殺者として特定して動き出したいつかたち。
    河野のいじめの原因も取り除く、無事に問題の12月24日を迎えられると思った矢先、あすながまた河野の危険な現場に遭遇してしまい......。

    【感想】
    2018年10月10日、電子書籍にて読了。
    下巻は名前探しの解答、これ違うんじゃないかな?と思いながら読み進めました。
    そうしたらやっぱり、本当に最後の最後でどんでん返し。
    たぶん、本当の解答はこの人じゃないかなと思っていただけは合っていましたが、そこに至るまでの協力者たちの動きまでは読めなかったので、驚きました。辻村さん、さすがです。
    すべてが分かった上でもう一度読み直すとまた面白いだろうなと思うので、読み返そうと思っています。

  • 今作も面白かった!胸に来るところ、ハラハラするところ、優しい気持ちになるところがいっぱい詰まっていました。
    特に河野くん!最初はなんだこいつって感じなのに、だんだんと愛すべき人間に思えてきて、みんなと同じ感覚を共有できている気持ちになる。
    これが辻村さんの手腕ですね。

    いじめのシーンは本当につらくて、でも辻村さんにしては珍しく『悪逆非道のモンスターいじめっこ』だな~って思ってたんですが。
    最後になるほど……!ってなりました。私の感覚、間違ってなかった。

    ただ、ぼくのメジャースプーンを読む前に読んでしまったのが悔やまれます。知らなかった、順番があったなんて。
    凍りのくじらは読んでたんですけどね。気づかなかったんですけど……………………。

    次はぼくのメジャースプーンを読むことにします。

  • 最後の番狂わせには鳥肌が立つ

  • 最後はひたすら「そうだったのー⁉️」の連発!
    自分も仲間の一人になった気持ちで2冊を読了した。

  • ぼくのメジャースプーンの伏線がここにきて回収されてすごい面白かった。ネタバレの読んだ方がわかりやすいかも。

  • 感想は上巻にまとめた。

  • めちゃくちゃ面白かった!!ラストのスピード感溢れる怒涛の展開は、辻村深月さんの作品の中でもトップ3に入る爽快感だと思います☆強いて言うと、本作を読む前に必ず読んでおくべき『ぼくのメジャースプーン』がちょっとページ数多すぎる点と、本作も上下巻あってまあまあのページ数だという点が難点ではありますが、そこまでしてでも読む価値はあると僕は思います♪

    最後に一つだけ。いろいろと解釈の仕方はあると思いますが、恐らく僕はタイムスリップはしていなかったと思ってます。読み終わった瞬間にまた上巻から読み返したくなる傑作!!

  • 都会から人を呼び込むのに必要なものについてもわかってる。必要なのは、本当の緑に囲まれた『田舎』の中で、都会と変わらないように仕事ができること。今は、ネット環境さえ整っていたらできる仕事もいっぱいあるから。それと、変に開発せずに緑と景観を守ること。派手にハコもの建てて、それを目当てに観光客呼ぶような時代はもう終わっている。
    誘致するべきなのは、企業や施設じゃなくて人。
    『彼』がそこに住んでいることで話題になるような作家や実業家。そういう人たちを呼び込むことができれば、それが双方にとって一番いい。何よりの宣伝になる。
    (単行本:2007年12月)

  • 3ヶ月後のクリスマスイブに同じ高校の誰かが自殺する。その自殺の記憶を持ってタイムスリップしてきた主人公。自殺を止めるために、友人に相談し、さらに友人のツテを頼って何人もの協力を仰いでの、自殺阻止作戦。信じられないような話に、ノリで協力できるのは高校生の特権かもしれない。読み終わった後に、色々と考えることもあるけど、オムライスが食べたいと思った。

  • 若干、登場人物のキャラがブレる感じもしましたが(あすなとか)、良い作品です。

    ぼくのメジャースプーンを先に読んでから、この作品を手にした方がいいでしょう。

  • 久し振りに鳥肌が立った作品。この作品だけでも十分楽しめるが過去作品を読んでからだとさらに楽しめる。

  • えーっ!いったいどう言う事!
    えーっ!そうだったのー!あの二人がこんなところに!
    そんな感じで辻村さんの作品は鳥肌立てずに読み終わることができません。
    今回も鳥肌立ちっぱなしだったし感動させられたし泣かされたしびっくりさせられたし。
    なんか感想書くとどうしてもネタバレになっちゃいそうで書けないけどこれだから辻村作品はやめられないなぁと思いました。

  • 2015/02/10再読了。
    やはりこの作品は再読する方が相当面白い。
    1回目とはセリフの意味合いがまったく違うし。
    上巻の
    「あいつの印象は?」
    「すこぶるいい」
    も対象が全然違うし、Xmasパーティーも全然違ったし、ネタバレしてからの方がすげー入り込める。
    1回で終わりにしなくて本当に良かった。
    それにしてもふみちゃんは1年くらいでなんとか復活できたんだね。よかった。
    タカシはすごいヤツになってるし、トモもいいヤツになってるし、ホント良かったわ。
    でもトモはふみちゃんとは口がきけないんだよね。
    そこがちょっと悲しい。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻村深月の作品

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