はなればなれに [DVD]

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監督 : ジャン=リュック・ゴダール 
出演 : アンナ・カリーナ 
  • 紀伊國屋書店 (2013年2月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215094740

はなればなれに [DVD]の感想・レビュー・書評

  • カフェでのダンスのシーンがとても好き。英会話教室で、アンナ・カリーナが気になる男に髪型がいけてないみたいなことを言われて手鏡を見るシーンも好き。その手鏡が幼い女の子が持っているようなデザインの手鏡で可愛かった。ふたりの男に対する、アンナ・カリーナの少女みたいなふるまいも好きだった。アンナの好きになったほうの男がそのへんにいるおじさんに見えちゃって魅力がよくわかんなかったけど。

  • やはり、カフェで即興で踊り出す3人の身のこなしと、ルーブル美術館を疾走し「新記録」と喜ぶ姿が、圧倒的。アンナ・カリーナの美しさも、抜群。特に主人公2人が教室で誘い出す一連のシーンは流れるような展開で観客を魅了し、人をワクワクさせる。男が自宅で銃で撃たれた後の倒れ方も良かった。
    男2人が車道で、車をとめ、そこで拳銃の撃ち方、倒れ方を模擬演技しているのをロー気味にとらえた点も良い。


    【ストーリー】
    肌をさす冷気が心地よい冬のパリ。フランツ(サミー・フレイ)とアルチュール(クロード・ブラッスール)は性格が表と裏ほど違うものの、共に推理小説マニアの親友同士。そんな二人は、北欧から叔母の住む屋敷へやってきた英語学校の生徒オディール(アンナ・カリーナ)から、屋敷に脱税か何かで隠している大金があると聞かされる。

    可愛いオディールに惹かれる2人だが、一方、その金をくすねようと彼女を巻き込んで泥棒計画を立てる。ついに決行の日を迎えた3人。しかし、次から次へと事態に狂いが生じてしまい、アルチュールが男に撃たれてしまう。フランツとオディールは車で逃走、貨物船で海を渡る。こうして物語は三文小説のように終わるのだった。

    2人の青年と一人の少女が冬のパリを駆け巡るポップな作品。監督・脚本はジャン=リュック・ゴダールで、幻の傑作とされていた64年製作のモノクロ映画。今回日本初公開となる。原作はドロレス・ヒッチェンズの推理小説『愚か者の黄金』。撮影はラウル・クタール。音楽はミシェル・ルグラン。出演は「女と男のいる舗道」のアンナ・カリーナ、「5時から7時までのクレオ」のサミー・フレイ、「捕えられた伍長」のクロード・ブラッスールほか。ナレーターはゴダールが担当。

  • 再び農閑期の<面白い映画を観た記録>です。ほとんど自分の備忘録です。
    特に映画好きじゃない人は、読んでも意味不明ですので、無視してください(笑)。

    「はなればなれに」1964年のフランス映画。九条のシネヌーヴォ。ジャン・リュック・ゴダール監督作品の特集上映。ゴダールの映画は観ていないものも多くて、これも初見。

     ある年齢以降、<観たくて観れてない映画>について、いちばん大人でいちばん贅沢な対処方法に気がついた。DVDを買ったりすることよりも、 <焦らず映画館で観れる日が来るのを待つ>。 別に映画の研究者だったり評論家だったりする訳じゃないのだから。
     その代わり、<映画館でやっている> ことと、 <自分がそこに行く時間の余裕がある> ということが重なる必要があるから、なかなか気の長い話。
     ま、それでも映画館で巡り合うのを待つほうが、楽しい気がする。と言ってつい、「えっ!これDVDあるの!」って買っちゃったりするんだけど。ところが買っても、DVDっていうか、テレビ画面で映画を観るのが、年々億劫になる。やはり映画は映画館。特に初見は映画館。
     映画館で、多少詰まらなかったり、途中でダルくても、「もう入っちゃって、始まっちゃってしょうがないもんなあ」という諦めがないと、映画に浸れなくなっているのかも。集中力の低下っていうか。自宅でテレビ画面だと、例えば止めてトイレに行ったり。パソコン見たり。あメール来たな、とかスマホ触ったり。何か食べようか、とか。いくらでも散漫になれる。家族人数が多ければ尚更でしょうね。
     (自分が商売でテレビ画面は吐き気がするほど見てるっていうのもあるか・・・)

     と、言うわけで、「はなればなれに」。ゴダールの映画は観たモノ全部好きな訳じゃないけど、

    ①アンナ・カリーナが出ている映画 
    ②基本的に犯罪ミステリー又はコメディの物語 の、ように見える映画  

    この①②が重複してる映画は、無条件に面白いと思う。というか、僕は好き。 
     それと、 

    ③1979年以降の90分以下の劇場用映画。

     コレは、なんていうか、ただただ美しいので多分全部観る価値がある。と思う。全部は観てないけど(笑)。

     「はなればなれに」は①と②にあてはまる。
     と、いう訳で、大変に面白かった。

     内容は、<犯罪して金儲けを企むショボイ男ふたりが、同じ女に惚れる。犯罪は失敗する> というだけの話。女がアンナ・カリーナ。基本、アンナ・カリーナの為の映画。アンナが走る。カリーナが踊る。大事なことはそれだけ(笑)。ゴダールのアンナ出演映画は多分、全部そうなんだけど。それが露骨な所が、率直で素晴らしい。笑えます。率直なことは美徳だ。

     その男女3人が、延々と踊る場面がある。ハリウッドのミュージカル映画に比べると、踊り自体は素人芸。ヘナチョコ踊り。映像的にも、3人が映っているカットが、放り出したように延々と続くだけ。
     なんだけど、ミシェル・ルグランの音楽、素敵。アンナ・カリーナ、最高。なんかこう、アンニュイというか雰囲気というか、男をいかにも裏切りそうな風情というか(笑)、無邪気でお馬鹿に見えて平気で無意識に嘘をつきそうな感じというか(笑)。ファム・ファタールとかっていうのはゴダール映画のアンナ・カリーナのことなんだなって思わされる。

     要はその場面が、シビレルくらいにカッコイイ(ゴダールの映画は理屈や哲学じゃなくてこの言葉に尽きる)。
     タランティーノがコレに影響受けて「パルプ・フィクション」のトラボルタとユマ・サーマンのダンス場面を撮った。本家を観ると、タランティーノ、ただの鼻垂れモノマネ小僧ですね(笑)。いや、パルプ・フィクション、大好きなんですけどね。

     ゴダールの映画... 続きを読む

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