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- / ISBN・EAN: 4580166731193
感想・レビュー・書評
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おのぴん×達央。フィフス特典トークCD。
原作既読(中山ヒコさん)
家同士の中が悪いもののヒカル(おのぴん)と寅雄(達央)は晴れて恋人に。しかしヒカルは事故で死亡、寅雄もその後を追って自殺。しかし、両親の強い希望により寅雄は冷凍保存される。
250年の眠りから覚めたそこには、ヒカルそっくり、でも3割減のアンドロイドが。だんだんと思いを通わせた時、完全版のヒカルAが現れる。寅雄はBを探し出すが、二人は建物崩落の事故に遭う。町の病院へ向かう途中、砂漠の真ん中で寅雄は意識を失い、ヒカルBはそんな寅雄を守る。
また250年後、砂漠に埋まるヒカルBの腕を行商の一行が見つけたことにより、寅雄は再び生活を送る。アンドロイドではなくロボットが主流になった世界。ロボット・4QPは、アンドロイドの微妙な違和感を人間は許容できなかったのではないか、と。寅雄は1%の生存率のヒカルBを探しに、2人の思い出の地、尾瀬へ向かう。
原作よりも私はCDの方が断然好き、
凄く感動した。(原作はそうでもなかったw)
おのぴんは、人間のヒカル(中学生、大人)、ヒカルB、ヒカルAと4役!
達央は一役ながらも時の経過と共に変わりゆく寅雄の性格を非常に巧みに表現していて、トゲトゲしていて荒っぽい寅雄から500年後の穏やかな寅雄までの変化がよく分かるお芝居。
私は、喋る時にぴちょんと雫の音がする、機会にしてはペシミストすぎる4QPが好き。
寅雄さん、あたがヒカルBを見つけ出せるよう、見つけ出せるよう…「博士!、私いま、『祈り』を学習しました」
のシーンが一番グッときた。
お話に合った静かな作りの作品で、心が穏やかになりました。
達央、久々に聞いた。私の記憶よりもずっと上手くてびっくりしたw
やっぱりたつは、こういうちょっと素直になれないキャラが一番似合う。
声だけでも手に取るように感情が伝わってきて、凄く良かった。
おのぴんは優しい系の声。
本編フリトは、しずかにしっとりと喋ってくれてて、本編の余韻に浸らせてくれる、完璧なフリートーク。
達央、ちゃんとこんな風なフリトもできるのね…!ってw
うって変わって、特典フリトのハッチャケ具合はえぐいw
下ネタがつがつの趣味トークw
おのぴんの笑い方が林家パー子ww
でも達央の声の張り方聞いて、あー、まだまだジャンさん大丈夫じゃん…って思ったw -
<フィフスアベニュー>
山田寅雄 CV:鈴木達央
ヒカル CV:小野友樹 -
原作大好き。これも良かった。
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「500年の営み」のたっつんのタイトルコールが…もういい。原作読んでないとイベリコの声の聴き分けが難しい、って言ってた方がいらっしゃったが、その意味がやっと解ったわー、小野くんって演技の感じがのじ兄に似てるんだよ。声のトーン、って意味合いでも似てる。これ聴いて「聴き分け難しい」意味が分かった。どうしようもない事で苛立ってる、って感じ、ホントたっつん上手い。尾瀬の事をごり押しする下りとか…ホント、たっつん…苛立ちとか戸惑いが上手い。ヒステリー起こしてるだけやん、って思わせないあの絶妙な踏み止まり感。俺が起きてたら お前眠れないんだろ…の言い方がっ…アンドロイドが泣くのは生まれる時だけとか、一言が重い。苦しくて嫌だけど止められない。もし…まだ生きるなら…
アンドロイド修理に出すのは、使っている人間の過失、って事になるんだなぁ…修理屋さんの下り、いいなー。人間が使役するだけのものではない、と言う扱いになってるのに、ヒカルBは間違いでした、ってきっぱり切り捨てられる存在でもあるあの下りに対する布石だ。物に執着する人間に心の話でもある。人間の方が気持ちを傾けて見るからアンドロイドの表情が人間のように読み取れるようになるのか、それとも、学習するAIが人間に近くなっていくからなのか…この、卵が先か鶏が先か、と言う面があるから、人間&アンドロイドものが好きなんだよ。理屈で片付けられない。アンドロイドとしてそこに在るだけだったら、人間より断然強いし固いし丈夫なのに、それは人間を守る、という前提で造られているからであって、人間の犠牲になる前提なんだ…って思うと…(泣)クラムジーも、イル守る為なら、修復可能って事に胡坐かいて、自分のボディなんて惜しげなく犠牲にする。犠牲にされた人間の心の機微とかはあんまり理解してないけど、躊躇なく犠牲になれると言う保証がされている、と言う事を当然として思い悩まない潔さが尊いと思ってしまうんだよ、人間は。人間に似せて作られると、人間の脳みそは「機械」である、と片付けられなくなるんだろうねぇ…それが人間さ。ああー、別にいい映画とは思わなかったが、今、無性にスピルバーグの『A.I.』が見たい。
日本製ヒカルが、高性能過ぎて、何故不要になったのか瞬時に理解してしまうかもしれないと思うと、それはそれでまた泣ける…。原作読んだ時はここには思い至らなかった、肉声の着くBLCDならではだ。
小説は聴いてから読む派、コミックスは読んでから聴く派なんですが…これは読んでなくて聴いた時の方が感動がデカくなるかも、と思ったりもする。原作知らない方が感動の揺さぶりが大きいかもしれない。D-4QPが…卑怯(笑)。俺のアンドロイド…(泣)俺の~とか僕の~とかは狡い。休みの前のベッドの中で、ウォークマンで一気にちゃんと聴きたい。今日はぶつ切れになっちゃった、勿体なかった。原作の筋がシンプルであればあるほど、声優さんの演技幅にかかってる、って思い知った一作。すっかすかになるか、シンプルだ方こそぶわっと遅い来るものを感じられるか、どっちかしかないのかもしれん。
寅が飛び降りるとこのSEを、もう少し長めにして欲しかったなぁ…ひゅーーーっ、と言うものが落ちる音を。長めにしてフェイドアウトにして命が尽きる感じをもうちょっと…原作読んでるので、あの、まるでいなくなった光の元へ飛び込むように身を投じた寅の止め絵のインパクトを、何らかの方法で出して欲しかったな、と思っていたので、ひゅーーーっ、と言う風切り音を、もう少し長めにして欲しかった…時間の関係かもしれんし、どうでもいい事かもしれんけど。
人間が愛情を抱くのに、それが同じ人間でしかも異性であると言う事がそれほど重要なんだろうか、と考えずにいられない。これぞBLの根源ではなかろうか。『500年の営み』、何度目か分からんが聴いている。たっつんが無性にイイ。タイトルコールが聴きたいが為に何度でも聴く。 -
コミックスもCDも泣けました。
おのゆのヒカル役がすごかった。