桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]

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監督 : 吉田大八 
出演 : 神木隆之介  橋本愛  大後寿々花 
  • バップ (2013年2月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021712408

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桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

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  • 映画館で観てきました!

    おもしろかったです。

    クラス内の格差社会、運動部はえらくて文化部はなんか立場が弱いっていう認識・・・というかレッテル?私は文化部が劣っているなんて思いませんが・・・。

    クラスの”上”に属している子たち、見事に桐島に振り回されています。桐島が消えた瞬間にアンデンティティをなくす彼女や親友、仲間。桐島がいたことで保たれていた部活内の空気、人間関係が崩れていきます。

    文化部の子たちは自分の世界とか生活を持ってて、やりたいことがあったり、打ち込めるものを持ってたりする。だから、桐島がいなくなったからといって自分の生活が変わることはなくて、映画部は映画を作るし、吹奏楽部は練習するんですよね。(部長さわじまは部長にしては、個人の感情でふらふらしすぎでちょっとイラッとしましたが・・・)

    屋上でゾンビ映画を撮る映画部に対して、桐島を追ってきたバレー部の子が「桐島いねーし、頭おかしいやつらにからまれるし・・・」って言って、前田が「頭おかしいのはお前らだろ!」って言った時、ほんとにほんとに(苦笑)って思いました。
    おかしいよ、なんでそんなにふりまわされてんの?桐島いないと自分の存在価値なくなるの?部活がんばれないの?桐島の部活じゃないでしょ、みんなでがんばるのが部活でしょ?。って思いました・・・

    クライマックスの吹奏楽部の合奏をバックに映画部のゾンビ映画・・・すごかったです。
    誰のものでもない「屋上」で、平等で、誰がどういう風に楽しんでも頑張ってもいいはずの「学校」で。彼らは決して自分たちを”下”だとは思っていません。

    前田かっこよかったです!映画が大好きで部活で仲間と熱く語ったり活動したり・・・人に楽しそうに語れるようなことがある人ってすごいです。しかも、決して夢みがちってわけでもなく、きちんと現実も見ている前田。すごいなぁ。

    ひろきの本気になれない自分へのいらだち、かなしみ、どうしたら、何をしたらいいのかわからない気持ちもわかります。不満もないけど満足もしない生活ってむなしいですよね・・・

    リベロの子(小泉?)とバド部のミカの気持ちもすごくわかります。がんばってもがんばっても、自分の能力がここまでってわかっちゃってて、それでもあきらめられない。ひがんで、人に当たって後悔する。でもチャンスが巡ってきたらやっぱり嬉しい。そういう気持ちになる自分も嫌っていう。

    ほんと、いろんなタイプの高校生の姿が描かれていました。よかった!こういう青春映画もあるんですね。

    女子の面倒な人間関係も、あるある・・・(・・;)って感じでした・・・

  • 【メモ】
    ・一日をクラスのグループごとの視線から繰り返す方法によって「桐島の不在」が立体的に描かれる。
    ・その不在によって、「桐島」の影響力が強かった人ほど不安定になっていく。
    ・「自分のやりたいこと」を見つけた人は戦えるようになっていく。
    ・吹奏楽部の演奏とゾンビの戦いのシーンが重なり合うシーン鳥肌たった!
    ・吹奏楽部の子が演奏のあと微笑むところに救いがあった…片思いの呪いから逃れて自分の戦いに戻ってこられたのだ。
    ・「リア充」になれなかった人間は、学校という窮屈な場所で何かしら見つけて工夫しなければ生きて行けないのだ。逆にルックスは「かっこいい」けど自分のやりたいことがわからないって人の気持ちはわかってあげられないかもしれない。でもどっちにしろこんな世界で生きていくのって大変だね。
    ・学校ってこんなんだったなー、と懐かしくなった。二度と戻りたくないけど。

  • 評判高い映画だったので期待してみた。
    しかし、残念だった。

    「桐島」が出てこない。
    作りはおもしろい、しかし面白くなかった。

    きっとリアルな高校生の機微を捉えた映画なんだろうけど、映画を観終わったあとの心に共感するものがなかった。

    痛さは確かに感じた。
    しかし、痛さから得るものがなかった。
    高校生の時って、こうだったよねーはある。
    しかし、それだけだった。

    残念。

  • 狭い世界の中で、奇跡が起きるわけもなくその世界の中でひっそりと息をつめて過ごしていく高校生たち。原作より一層、学校の中の立ち位置、あからさまな線引きや力関係が見え隠れしていて、しんどそうで、モヤモヤした。

  •  大ヒット小説を大胆に映画化。

     原作は立ち位置みたいなものだったり閉塞感だったりという高校生社会の気持ち悪さを描いているものだと感じたが、確かにそれはジョージ・A・ロメロのゾンビのテーマと通じるところがある。自分の選択なんかなくただただ傷つけあって生きているような社会をメタファーとして描いたものがロメロのゾンビ映画だ。
     だから、前田君が先生に「半径1mを描け」とゾンビを否定されるのは心外なことなわけです。彼にとってそれこそがゾンビなのだから。ラスト間近でゾンビ的なものを同級生達に見た彼は反射的にカメラを回し、自分のゾンビ映画の中にそれを組み込んじゃおうとする。このカタルシスはハンパない。
     実はそういう生の衝動こそがゾンビの対極にあるものだと思う。

     ラストはずっと出てこなかった桐島が本当のゾンビになって現れて菊池君に噛み付き、タイトルが「桐島、人間やめたってよ」に変わるという終わり方でもよかったなぁ。
     そこまでやったら絶対怒られるだろうけど。。。

     「桐島、部活やめるってよ」はゾンビの出ないゾンビ映画だ! 
     この発想はなかった。これはすごい。

  • やっと観た!自分が学生時代、男子がこういうカーストっぽいことになってるとは考えたこともなかった。かっこいい子、気の合う子くらいしか目がいってなかったけど、よく考えたら、そうか、こういう世界あるんだ・・。

    反面、女子のスクールカーストの描き方が甘いなと思いました。

    もっと女子の関係って、好きなんだけど、憧れてるんだけど、怖いんだけど、やっぱり好きなんだけど、見下してるんだけど、好きなんだけど・・・みたいなぐちゃぐちゃなのが女子だと思う。

    しかし、この監督の他の映画も見てみたいなと思いました。

  • 高校生活でこんなヤツ、こんなシチュエーションあったよね。って
    いうのが満載。
    学生独自の葛藤や圧迫感の中で、登場人物達は必死なんだろうけど、
    それらの足掻きを現実ではありえない目線で追えるのは、
    戯曲ならではの醍醐味であり、ニヤニヤして見れた。

    全編通して「映画的表現でのリアルさ」があって、
    それぞれの場面が妙に生々しさを感じる。
    演出がうまいと言うんだろうと思う。

    ●自分のポジションはどの位置だったか?

    自分の学生時代を否が応でも思い起こされる作品なので、
    いろいろな想起のやり方があると思うが、
    その一つとして、
    「この映画の登場人物だったら、自分はどのポジションにいたか?」
    というものがあると思う。

    自分の場合は、良くも悪くも全く目立たなかったので、
    この映画でいうならばフレームの外にいる人間の一人だった。

    あえて、言うならば、吹奏楽部の後輩みたいなポジションは
    割りと近い気がした。

    ●外伝「桐島、同窓会来るって言ってた?」を作ってほしい

    この作品自体は面白いけど、おじさんが観てると、
    どうしても「蚊帳の外」感を感じてしまうので、
    おじさん向けて、同窓会もので外伝を作ってほしい。
    30代の同窓会って設定で。

    おそらく開始10分あたりで良いカンジに
    酔った桐島君が校歌を絶唱するっていう。

    あ、あんまり面白そうじゃないな。
    でも、そんなもんだと思うんだよな。
    青春の煌めきっていうものは間違いなくある。

  • 桐島という存在が、バタフライエフェクトのように
    周囲の人間の行動や関係性に変化を生んで行く。
    学校特有の狭い世界観で、彼がもたらす変化は絶大であった。

    でも学校の世界って、そんな狭い世界か?
    そう思わせる物語がもう一方で出てくる。

    そのコントラストが、より物語の余韻を深いものにしてくれた。

    自分も登場人物に話しかけられたようなタイトルも秀逸。
    「どうして桐島は部活やめるんだ」と彼の影をどこまでも追い掛けてしまう、もの凄い引力を持っていると思う。

  • 何度見ても沙奈はムカつく。自分が一番正しいからね。みんなもそうか

  • あー、はいはい、そういう手法ね。なんて、斜に構えながらも結局自分も桐島を造形する一端を担っている。
    面白い映画。

    なにより若い俳優さんが全員すごいパワー。
    とくに松岡茉優って上手だな。
    若手の俳優さんをこれ以上上手く使える映画はなかなかないんじゃないかな。

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