ボーン・コレクター 上 (文春文庫) [Kindle]

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  • リンカーンライムシリーズの始まり

    評価4.1
    kindle 337ページ

     捜査で頚髄損傷を追った元捜査官のライムが主人公。四肢麻痺という後遺症で文字通りの安楽椅子探偵。当初は前途を悲観して安楽死を模索しているのが生々しいが気持ちもよく分かる。
     元の同僚から連続殺人事件の相談を受ける。それどころではないと言いながらも、事件に興味を引かれていく。というか、ライムがいないと太刀打ちできそうもない。あっという間にライムの部屋は鑑識部兼捜査本部となる。
     最初の事件の発見者となった新人警官サックスがなぜかライムの助手に任命される。今後のパートナーとして重要な登場人物のようだが、型破りなライムの指示にブチギレて四肢麻痺患者と真面目に喧嘩している。そうこうしながらも挑戦的な犯人に近づきつつあるところで性格の悪いFBIに捜査を乗っ取られて上巻は終了。捜査本部は解散となり、ライムはまた安楽死の計画を再開する。後編でどのように巻き返してくれるのか楽しみ。

  • 「神が人間に想像力を与えたもうたのは、使うためなんだから。」これいいセリフ
    ウォッチメーカーから読んだからこんな悲観的な
    ライムに衝撃、そりゃ四肢麻痺になったらそうなるよな、人間味があってよかった

  • ライムの状況になったらほんと辛いだろうなぁって思った
    正直そういう気持ちになってもしょうがないんじゃないかというか、
    ミステリーの部分としては、へぇ〜そんなことわかるんだ!って感じだ読み進めて面白かった。

  • 上巻は謎しか残らなかった。下巻が謎解きパートなのかな…?登場人物はクセがあって面白い。ただ、科学捜査の専門用語が多すぎてついていけなかった。また、結構グロいので体制ない人は注意。これからどうなっていくのか…

  • ライムシリーズの一作目
    土とか採取してて最高

  • 高い評価のジェフリー・ディーヴァーの代表作の一つ。

    謎が徐々に深まる前半だが、緊迫感のある描写がいい。
    佳境に入ってゆく後半が楽しみ。

  • 一回読んでるはずなのだが自分の記録が探せず…。
    あれ、昔感動しなかったっけ?なにかと間違って覚えてるのかな、ハンニバルとかそう言った?いや絶対違う…でもここまで思い出せないならまさか読んでないの?映画みてるからかなあ…

    という既視感らしきものと記憶のずれに悩みながら終わった上巻。

    誘拐された男女の顛末に、この前読了したスキンコレクターで馴染んだ、出てきた証拠や事実を列記するスタイル。
    まだまだぎくしゃくしてるライムとアメリア。
    証拠の細かな描写や確立されている捜査技法やらに伴走しつつも、正直、波に乗れないしテンポが。あー。

    こんなんだったっけ?

    という内なる自分を抑えながら下巻へ。
    だってディーヴァーだもん、やってくれるはずなんだ。

  • おもしろー!!さいこー!!

  • 海外のミステリということで、読みにくいんだろうなと敬遠していたが、案外スラスラ読めた。サックスの、ライムに対する率直な苛立ちなど、登場人物の心理描写も自然で面白い。犯人は次にどう攻めてくるんだろうという期待感もある。

    ただ、海外が舞台のため、風景がイメージしにくいところが多々あった。また、翻訳文にありがちな、ダッシュで補足を入れる表現は、読みにくく苦手。また、ネットで調べているとよく見る「ジェットコースターミステリ」というのは、あまり実感できない。確かに面白くて、次から次へと読んでしまうが、ジェットコースターというほどスピード感はないかな。細々とした科学捜査のうんちくを理解したり、話の流れや登場人物を整理するのに、なかなか骨が折れる。

    下巻を読むとまた印象が変わるのだろうか。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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