ザ・ウーマン (扶桑社ミステリー) [Kindle]

  • 扶桑社
3.80
  • (1)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (302ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 実写映画化もされたらしい食人族シリーズ第三弾。
    一人生き残ったウーマンと鬼畜弁護士との対決編だが、本能のままに生きるウーマンよりも、表向きは立派な社会人の皮を被った弁護士の狂気が超強烈。
    本作は中編と短編の二部構成だが、短編のグロさは第一作並になっている。

  • でたよケッチャム。
    もうなんていうか、感想はこれに尽きる。
    でたよケッチャム。

    これは映画「ザ・ウーマン」と同時リリースされた作品ということで、監督のラッキー・マッキーとの共著とのこと。(友成純一の解説より)
    しかし、まあ、やりたい放題。タブーのオンパレード。ちょっとした暴力描写でキャーキャー言うようなヒトは絶対に読んではいけない。

    しかし、陰惨とか胸がムカつくとか腹が立つとかキモチワルイとか怖いとか吐きそうとか、もはやそう言う感情を軽々と超えて、なんか変に清々しく、それでいて胸にホワッと暖かいような切ないような感情まで生まれたりするのがケッチャムの怖いところだ。

    そうそう、途中で登場人物の少女がキングの小説を3回も繰り返し読んでいる描写があり、それがストーリーの方向を暗示してたりもする。内輪ネタを挟んでくるあたりにも、作者のノリノリさが感じられるでしょ。まあったく、タチが悪いよなあ。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

ジャック・ケッチャム(Jack Ketchum)
1946年11月10日 - 2018年1月24日
ホラー作家として知られる。ボストンのエマーソン大学で英文学を専攻。卒業後は俳優、教師、営業、ライターなど様々な職業を経験するが、ヘンリー・ミラーの出版エージェントをしていたことはよく知られている。1981年『オフシーズン』で作家デビュー。1994年”The Box”で、ブラム・ストーカー賞短編賞を受賞して以来、多くの受賞歴がある。2015年にはブラムストーカー賞生涯功労賞を受賞。代表作に、実在の事件を元に、映画化もされたモダンホラー『隣の家の少女』。
(2018年5月10日最終更新)

ジャック・ケッチャムの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×