ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 4枚組コレクターズ・エディション(特製ブックレット付) (初回生産限定) [Blu-ray]

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監督 : アン・リー 
出演 : スラージ・シャルマ  イルファン・カーン  アディル・フセイン  タブー  レイフ・スポール 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2013年6月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142951922

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 4枚組コレクターズ・エディション(特製ブックレット付) (初回生産限定) [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

  • 動物園を経営していた家族と共にカナダに移住するはずだったインド人の少年パイは、船が難破してしまったために、よりにもよって太平洋のど真ん中をトラと共に227日も漂流することになる。

    予告編でアピールされている映像美が堪能できるのは物語の後半からで、前半は主人公パイの生い立ちや漂流に至るまでの経緯を詳細に追いかけます。
    観ている間は「時間配分間違えてないかしら?」とも思ったのですが、終盤で頭を殴られるような衝撃と共に、この構成にはすべて意味があったのだと気づかされます。

    この作品は、パイが太平洋で漂流している227日間、そして成長した彼が語る「もう一つのストーリー」を通じて、人間が過酷な環境を生き抜くためにはファンタジーが必要であることを説くと同時に、「真実」と「ファンタジー」の境界はどこにあるのか?という問いかけもしています。

    主人公パイが、孤独な漂流期間を生き抜く間、その精神が壊れないようにするにはファンタジーを支えにするしかなかった。その点は誰も否定しえない点だと思います。
    そして、作品中で聞き手として登場する小説家も、パイに2つの「あり得るストーリー」を示された時、よりファンタジックなストーリーを「真実」として選びます。薄々、「事実」はもう一つの方ではないかと感じながら。恐らく、我々観客の多くも小説家と同じ選択をしている(もしくはしたがる)のです。

    このような「真実の選択」は、何もこの作品の解釈に限ったことではなく、常に人は「真実の選択」言い換えてしまえば「ファンタジーの創造」をしながら生きているのだと思います。でも繰り返すようですが、この映画は、その人間の行為を否定している訳ではなく、人間が生きる上で必要なことだと優しくとらえています。
    その意味では「宗教」こそが究極のファンタジーであり真実であり、だからパイはすべての宗教を否定せず受け入れているのかなぁと感じました。

    こんなに尾を引く映画は久々かもしれません。形而上学的なことを深く考えるのが好きな人、作品中に落ちている宗教モチーフを発見することに情熱を見いだせる人には熱烈にオススメします。

  • 「ライフ・オブパイ」
    (No.13-8) 映画館で鑑賞。

    これは是非3D・吹き替えで見るべきだとのネット情報でしたが、私は2D・字幕で見ました。
    映画館の都合なんですが、でも結果的にはそれが良かったです。
    私は乗り物に酔いやすい体質。2Dでさえ、これはまずいと目をつむったりぼんやりと見たりしていた場面がけっこうあったの。3Dだったら完全に酔ってたと思うわ。

    私は「乗っていた船が難破して、トラと一緒に救命ボートに乗り漂流した少年が助かる!というアドベンチャーアクション映画」ではないということを知った上で見ました。
    映画を見るのになるべく知識を入れたくない人もいるでしょうが、この映画に関してはそこは押えておいた方が良いでしょう。

    神、暴力、善、悪、生などいろいろなことが、あまりはっきりしない形でじわ~っと語られます。
    最初から大人の主人公が出てくるので、彼は助かったのだと分かった上で話が進みました。

    両親が子供に良かれと思ってつけた名前は、他の子供にとっては変でからかいの対象に。それにどう対処したかで、意志の強さや努力する子なんだなということが分かります。
    宗教に対する興味と、のめりこんでいく姿勢がまた一途。冗長に思える描き方ですが、そういう描写が彼を浮かび上がらせます。

    難破してからの情景は厳しい中で大変美しい。

    そして時々、あれっ?と引っかかる場面があちこちに。
    幻想的なシーンもたくさん。

    引っかかるどころではなく、これはいったい???という島の話。

    ラスト近くになって、あの引っかかったところはそういうことだったのか!そうだと考えていいのか?と一気に頭の中がぐるぐるしてしまいました。島も・・・そうか。
    もっとよく考えてみたい、できれば見直したいと・・・。

    考えて、考えて、やっぱりそうだよねと思ったとき、ではもっと前のヤギの時は?あの時からなの?だってあれもかなり引っかかったよ。あの時、えっ?って思ったもの。じゃあ、そもそも・・・。

    きっと映画を見た人は自分なりに物語を作ればいいのだと監督は言うでしょう。そういう話だと私は思います。

    見終わったとき、感動で席を立てないとか涙があふれてとか、全くなかったのに頭から映画のことが離れない。
    こんなに後を引く映画は、私は最近見たことがありませんでした。

    見て良かったなとしみじみ思います。

  • 機内放送で見ました。
    私は好きだな、この映画。
    ただ漂流の様子がリアル、かつ動物好きには痛恨の描写もあり「ちょっと重暗いテーマ」を想定して見ないと予想外にしんどい。
    映画よりドキュメンタリー寄り。

    主人公のパイがあらゆる宗教に精通した(手を出した)人で、とても珍しい人物像。
    映像美が素晴らしい。黒人男性って自然の中で映える。3Dで見たら、より美しいだろうか。映画館でも見てみたい。

  • 想像とまったく違う映画でした。
    TVで見かけていた美しい非現実的な映像から、トラと絆が芽生えて冒険する、みたいな、美しいファンタジーなのかと思っていました。

    ところが実際は残酷すぎるぐらい極めて現実的なストーリー。
    しかも、全く異なるように見える2つのストーリーの相互の関係性が意味するもの、食人や宗教…とても深い。まさかこんな映画だったとは驚きました。

    人を選ぶと思いますが私はとても面白い映画だったと思います。
    残酷なシーンもありますが、冒頭の動物園の色鮮やかな様々な動物たちのシーンや、鏡のように朝やけの空を映した海の中を漂う幻想的なシーン、無数の星のように発光するクラゲの漂う海にクジラが光を帯びてジャンプするシーン、トビウオの群れのシーンなど、本当に印象的で美しい映像に見とれてしまいました。

    この映画で一番気になるのは「パイの語った物語のどちらが真実なのか?」という点。
    わたしも映画中で作家が答えるのと同じく「トラの出てくる方がいい話」だと思い、そちらが真実であってほしいと思います。
    ですが、作家も船会社の日本人たちも信じられないと言いながらも結局は「トラの話」を選択するのは、後者の話が現実だと知りながらも受け入れられないからで、そう思えば思うほど、後者の話の方が真実なのだと思えてしまいます。
    さらに後者の話を知ってから見ると、実際は人間と漂流した話をパイが人を動物に置き換えて語っている(トラはパイ自身を投影)のだという解釈の方が圧倒的に正しいと見えてきてしまいます。
    特に、ハイエナがオランウータンを殺した時に突然トラが姿を現すシーン、自分が生きるために魚を殺してパイが謝りながら泣くシーン、そもそも凶暴で危険なトラと共存する道を選択した意味等。

    トラの話で、パイは苦難を共にしたトラが自分を見向きもしないで去っていったと号泣していますが、ジャングルを見つめていたトラの目には実は最後はボートの上のパイの姿が映っていたというラストシーンも印象的でした。

  • パイが漂流しているシーンが素晴らしくキレイ。CGだけでも一見の価値があります。映画館で3Dで見たかった作品。
    ラストに明かされる事実が衝撃的で物語を引き締めるスパイスになっていました。

  • 思ってた映画と違った(笑)
    漂流中の虎との友情・コミュニケーションものかと思ってた。
    実は虎はファンタジーで、漂流中の過酷な現実から逃げるため生み出された産物。
    不思議な島も体験も全て少年の空想だった。(しかし、その映像が本当に美しい)
    真実は、漂流中、足が傷ついた船員を殺し、食べた船員。
    その野蛮な船員に立ち向かった母も殺され、少年が船員を殺し漂流していたところを助けられた。
    あまりに過酷な現実をファンタジーにしてしまってもいいのではないかという大人になった少年の主張に、
    話を聞いた記者(だったかな?)も同意する。
    全部嘘でしたという話は数あれど、こんな宗教チックな嘘話(過酷な現実にはファンタジーも必要)も珍しいな。
    でも悪くはなかった。

  • 機内の小さい画面で見てしまったのがもったいない!!

    最後の島さえなければ好きでした
    特におじさん

  • 予告を見たときは映像美がウリの大衆向け映画かと思っていたら、すごく深く完成された映画でした。ラストシーンではぐーっと心臓の奥に沈み込んでくるような感動。すごく良かったです。

  • 「映画を観た!」という感じ。二度、三度観たくなる。

  • ストーリー:7
    盛り上がり:8
    満足感:8
    映像:9.5
    音楽:6
    緻密さ:8
    テンポ:7

  •  息を飲むような幻想的な景色に溢れた映画でした。 しかも、その多くがフィクションでも見たことのなかった景色。 あんな景色を再現した技術もさることながら、そもそもあんな景色を頭の中に思い描いていた監督のイマジネーションが凄いと思いました。
     アン・リー監督は、コンスタントに全く新しい美しさを見せてくれますが、その圧倒的な美しさがいつも「救い」の力まで宿していることがこの監督の凄さだと思います。 本作もベースはかなり哀しい物語なのですが、数々の美しさが優しい癒しとなって映画全体を包んでいるように感じました。
     後半のややファンタスティックなパートに一瞬あれっ?と思いましたが、それが、その後に続くオチにおいて重要な意味を持つことがわかった時にはナルホドと納得。 せつねいです。

  • 映画館で鑑賞。3D初体験。アカデミー賞の視覚効果賞取ったので、映像だけでも見ておくか、と、苦手な吹替え版にも妥協し…。でも3Dは期待したほどではなかった。動物や魚達や風景の映像は、CGなのか、実写なのかわからないくらいだから、凄くよかったんだろうけれど。ラストのオチも、なあんだ、としか思わないのは、私の感性の貧しさからなんだろな。そして、吹替えは、やっぱりダメだあ。

  • 海の映像と虎の声がよかった。

  • 映像がめちゃきれい!
    トラがかわいい。

  • ボートの上で動物園。サバイバルな映画かと思いきや、信仰をテーマにした高尚な作品でした。

    ざっくり言うと、「過酷な現実」と「神の恩恵」のせめぎ合いを表現した物語です。そして、最終的に主人公は神を選びます。ですが、実際のところ起こったことに神は全く感じられません。なぜそうまでして信仰をとるのか、夢物語に救いがあったのか、はっきり言ってよくわからない。神は不在、それでいいんじゃないかと思ってしまうんですが…。

    映像は凄いです。しかし、そんなこんなで芸術的すぎて退屈してる場面の方がずっと多かった。エンターテイメントって感じではないですね。個人的には受け取れるものが少ない映画でした。子供が見たら…、たぶん寝るしかない。

  • 最後の最後で意味がわかった。予め原作を読んでおくか、2回観るとより良い映画として思えるのではないだろうか。CGは凄すぎる。

  • パイ少年とトラの277日間にも及ぶ漂流物語。長い漂流を経てふたりの間には何か通じるものが芽生える。感動の友情物語、、、と思って観たら、まったく違う話。

    というか、友情物語だという思い込みが強すぎて観終わってもなんだったんだこの映画という感じ。動物が容赦なく殺されるシーンや、日本人にパイが妄想のようなものを語るシーン、最後にトラが振向かなかった意味などがうまく掴めず。感動で終わるのに、そこらへんいるのか?と疑問。それら不可解なシーンがあったので見終わった後も消化不良。なんだったんだろうあれは。みんなはどう感じているだろうかと、レビューを見てみる。そして、意味を知る。その時の衝撃はヤバかった。全部の複線とシーンの意味がつながった。すべてはリチャードパーカーだったのだ。

  • とても絵が良い 3Dの迫力がある

  • 予告でワクワクしていたが何か違った。宗教のイロが強く哲学的。水面から顔を出して泳ぐ虎かわいい

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