幼年期の終り [Kindle]

  • 325人登録
  • 3.97評価
    • (37)
    • (46)
    • (32)
    • (1)
    • (2)
  • 36レビュー
制作 : 福島 正実 
  • 早川書房 (1979年3月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (390ページ)

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
クリス・アンダー...
ヴィクトール・E...
アーサー C ク...
伊藤 計劃
有効な右矢印 無効な右矢印

幼年期の終りの感想・レビュー・書評

  •  SFがもっとも華々しかったと言えるであろう1950年代、間違いなく巨匠の一人に数えられるアーサー・C・クラークが著した古典SFのひとつ。

     人類がまさに宇宙へ進出しようとしたその時、圧倒的な科学力を備えた宇宙人が現れ、地球人を見守り始める。彼らの庇護下で人類はかつてない幸福を甘受するが、隠された真の目的は謎のままだった…

     正直、アシモフ派の私としては少々物足りない読後感でした。設定と展開は格調高く壮大なのですが、エンターテイメント性に欠ける印象です。好みの問題かもしれませんが、あまりに淡々かつ説明的に進みすぎる上に、壮大すぎて捉えきれなかった気がします。

     これがドキュメンタリーなら実に感動なんですが、当然フィクションなので、楽しみ方がわかりませんでした。

  • 最後まで読んで、中身がよく理解できなかったというのが、正直な感想。みなさんのレビューを見ても、何が良いと言っているのか、よくわからない。確かに、様々なメッセージ性が秘められていて、何かすごいことが書かれている作品のようには感じる。しかし、「裸の王様」ではないので、「わからないものはわからない」としか、言いようがない。
    異星人に地球を管理されることによって生じる問題はよく考えられているし、ジャンに与えられた役割は工夫されているし、異星人が地球の芸術文化をどう捉えるのかという視点も面白いとは感じた。
    また、物語自体は起伏に富んでいて、読み物としては楽しい作品だが。

    (ネタバレ)
    地球にやってきて、上空に宇宙船の艦隊を滞在させたまま、地上の世界をコントロールする「オーバーロード」の存在は、神のメタファーだと思った。いや、それ以上の存在だ。地球から、戦争をなくし、貧困をなくし、健康上の心配をなくしたりと、神でもなしえなかったような幸福を地球人類にもたらしているのだから。
    読んでいる最中に最も関心を引いたのは、「オーバーロード」の本当の目的が何なのかということだ。カレルレン総督のこの問題に答えるメッセージが第3部20章に記載されているが、書かれている内容がよく理解できない。「オーバーマインド」とは何者なのかもわからない。

    ジョージたちの世代とその子供のジェフたちの間で大きな世代間ギャップが起こるが、人類史における旧人類と現生人類との間の隔絶を連想させた。そのギャップが地球の滅亡につながったのだから、それ以上の大きな違いなのだろう。しかし、子供たちはなぜ、地球を滅ぼしたのだろうか。

  • 人類が宇宙への道を開こうとしたとき彼らはやってきた・・・。

    人類を穏やかに導いた彼らの目的は?

    想像するしかないラストの壮大さよ。

  • 端的に言うと、最後の最後まで「結局どういう話なのか」が分からなくて、良く言えばドキドキするし、悪く言えばモヤモヤする。
    とにかく話のスケールが大きくて、すべての想像を上回ってくるので刺激的。
    要所要所で話の大筋に関わる情報をチラ見せされて瞬間的に盛り上がるけど、最後に大きなカタルシスが待っているというわけではなくて少し残念だった。
    単純な娯楽作品というよりは、人類の存在意義とか人類と宇宙との繋がりとかについて深く考えさせられるようなお話。

  • あー、凄いなという感想しか抱けなかった。
    人類が進化の極地でないとして、ではどういう生命体が上に立つべきなのかと考えたことはあるけども、異星の生命体もどこか人類のような進化形態になることを期待していた自分が愚かに感じた。
    進化の袋小路という概念も当然あるのだ。そして、また、人が家畜を発明した歴史のように、外部からのきっかけで種が進化することもあるのだ。
    もう少しこの世界を味わっていたかった。

  • 何度めかの再読。都市の上に浮かぶ巨大な宇宙船のイメージの先駆。この小説には映像も挿絵すらも全て邪魔だと思う反面、今の技術で映像化したらどんな具合になるだろうと興味津々でもあります。特に幼年期を終えた人類の進化のシーンと、カレルレン達オーバーロードの姿が見たい。ジャン役はウィル・スミスがいいな(笑

  • ドラマを見てから読みましたが、イメージを膨らませてストーリーをより深く読み取ることができました。ドラマでは人類は家畜や作物のように育てられ最後に収穫されるようなストーリーでしたが、原作では人類はより高次の存在へと進化しホモサピエンスは終焉を迎えるというストーリーでした。

  • 面白い。

    オーバーロードの示した政策というものに、やはりどこかキリスト教的エゴを感じてしまう。たとえば闘牛を残酷だとして禁じてしまう話とか。
    話の壮大さに比してごく少数の人間にしか焦点が当たっておらず物足りなさも感じたが、それでも面白い。ラストで、地球が物質的に全く残らずオーバーマインドに消費しつくされてしまう過程は恐怖そのもの。

  • SFの古典として名高い一冊なので心して読んでみた。突拍子もない展開が無いとは言えない(唐突なコックリさん)けれど、タイトルの意味するところを理解できた時は感じるものがあった。ディストピアのようで、そうではない地球が舞台かな。

  • 宇宙人とのファーストコンタクトもの。
    地球人とオーバーロードの関係の激変がすごい。

  • アーサー・C・クラークである。クラークの文章は美しい。シンプルな文体に気品を感じる。

    少なくても私にとってこのSFがオールタイム・ベストである。

  • 後半までが素晴らしい!
    夢の世界!
    妙にリアルな所に興奮した!

    後半からは寂しさと暗さが少し辛い

    登場人物の名前が難しすぎて笑えた

  • テンポよく話が進み、読み進める毎に本の世界観にどんどんと惹き込まれる。こういった作品にありがちな派手なエンディングではなく、静かにそれでいて自然に迎えられるエンディングは新鮮。

  • アーサー・C・クラークによる長編のSF小説。
    地球に異星からの来訪者が現れ、彼らは圧倒的な技術力で地球を統治するように。
    その結果もたらされた平和を地球人は甘受するも、異星人の本当の目的は観察、そして新たなる人類の発見にあり、種としての「幼年期」から「成熟」する過程を保護することであった、という話。

    結構わかりにくいと感じました。あとはユートピア的な世界における、人の行動の在り方。この話のエピローグ的なSF小説はすごく多いよな、とも思いました。

  • ただスケールに圧倒される。また、オーバーロード連中の中でも特にカレルレン総督の圧倒的知性と謎を纏った感じに惹かれる物語であった。彼の全ての弁明である20章がそれを印象づけている。

  • ざっくり宇宙人の地球侵略。宮田に勧められ読んだ。結局は地球侵略ではなく、どちらかというと内部崩壊って感じで終わり。人間がそれこそ超能力に目覚める。大事な部分をずっとうまくかくしつつちょい出ししつつ話が進むので続きが気になったが、歳のせいか外人の名前だとどの名前がどの役割の人だったか思い出すのが大変でこれはうちの頭の問題であり本の内容はそおおおおおおおおこまで複雑ではなかった。場面の移り変わりとかがあって忙しかったのはあったけど。THE・SFって感じだった。SFは共感云々とかそういうものじゃなくてほんと違う世界に飛ばしてくれる読み物なんだなって実感した。読む映画。っていうと映画が上になる?なんというか、よみものだった。

  • SFの名作と言われるだけあった。圧倒的な非現実。この物語を50年代に出しているとは、驚きである。計算機とそのネットワークの未来を予測できないからこそ、その枠にとらわれない未来への発想が新鮮でもあった。「ダイアル」とか、レトロ。

    あえて冷静に見れば、物語としては、読み応えはあまりない。しかし、その想像力の壮大さに触れれば、きっとウキウキできる一冊。

  • 60年も前に書かれたものとは思えない程、今読んでも、全然色あせていないどころか、新鮮さを感じます。
    時間のとらえ方とか、「今」なら受け入れられる考え方だと思いますが、これの書かれた時代では、かなり斬新だったことでしょう。
    人間という生き物の心理がよく描かれていて、私はSF小説はほとんど読みませんが、これは最後までとても面白く読めました。

  • 筆者の創造力にただただ感服。

  • 全てが満たされてしまったら人類はどうなるのか...という社会派的な話かと思ったら,人類は進化して何になるのかという,なんとも不思議な話だった。自分たちは自由意志で生きているつもりでも,所詮より大きな仕組みのほんの一部に過ぎない可能性があるという示唆だろうか。しかし,進化の仕方が釈然としないというか,あれが進化なのかというか,どうもピンと来ない結末ではある。

  • アーサー・C・クラークの名作SF。前から読みたいなぁと思っていたところ、Kindleで安売りしていたので読んでみた。初版から既に60年も経っているので60年前に書かれたという古さが垣間見えるが、全体として60年前に書かれたとは思えない内容。圧倒的な力を持った宇宙人が地球にやってくるという内容はハリウッド的だけど、ストーリーは全然そんなことなくたんたんと進んでいきます。そして終盤のオチの壮大さには驚きました。タイトルがSFっぽく無いのだけどそれも納得。クラークの作品では「2001年宇宙の旅」的とも言えるし、カール・セーガンの「コンタクト」も少し近いかな。人類と宇宙の知性(神?)との接触。

  • Kindle再読。50年代に書かれたとは、驚異!

  • 読了。

    【電子書籍】
    幼年期の終わり / アーサー・C・クラーク

    子供のころに読んでSFや宇宙と科学に思いを馳せる名作をおっさんになってから初めて読んでみました。

    何やら読了するのがお久しぶりですが、すべての元凶は「艦これ」です。

    最初いきなり話が飛んでなんのことやらと思いましたが1960年代だと思えばすごいことに気が付きました。

    物悲しい感じですね。
    地球外生命体
    共存。
    人類の行く末

    古典SFですが十分楽しめました。

    kindleの電子書籍で格安だったため、(たしか200円ほど)読んでおかねばならない気がしたので、もうひとつの名作古典SF「夏への扉」とともに購入した次第です。

    kindle内でも積本です...

    ちょっとNGS549672まで行ってきます...

  •  これも古典SFの名作。地球外生物の到来から地球の滅亡までをダイナミックに描く。いかにもSF的というかありがちなストーリーなのかもしれないが、時代を考えるとすごい構想力だ。ちっとも古くさくなく今でも十分新しい。とてもぼくが生まれる前の作品とは思えない。ぼくはこれまでほとんどSFを読んでない人なのでそもそも相対評価ができないし、感想を綴るボキャブラリも持ち合わせてないけど、時代を超えて読み継がれてきたものにはそれだけの理由があるものだと思った。だけど60年前の古典を2冊「夏への扉」とこれだけを読んでいうのも暴論だろうけど、21世紀の今になっても世の中って大して進歩してないな。その時代の未来は今でも同じ未来だ。もちろん当時想像もできなくて作品に盛り込まれてない部分で今では普通ってのもあるんだろうけど。

全36件中 1 - 25件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

幼年期の終りを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

幼年期の終りを本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする