中華一番!(1) (週刊少年マガジンコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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  • 小川悦司『中華一番!』(講談社)は19世紀の中国を舞台に少年料理人が活躍する歴史グルメ漫画。料理漫画の古典である。主人公マオは過酷な状況にいた。悪役は根本的に悪役であり、同情の余地はない。昨日の敵は今日の友という、ありきたり詰まらない展開になる余地はない。最初の料理対決は代替肉が登場した。代替肉は21世紀に注目されている。古くて新しい展開である。
    当時の中国は清朝であり、人々は弁髪をしていたが、この漫画ではしていない。19世紀はイギリスから阿片が密輸され、清朝の社会を蝕んだ時期である。中国にとって苦難と屈辱の歴史である。この点は第1巻には描かれていない。薬物依存では料理の微妙な美味しさが分からなくなる。グルメと依存性薬物は両立しない。

  • 好きすぎて夢にまで出てきた

  • 中華料理は やはり勢いだよね。
    つくる人の勢いと、火の勢い。
    中国四川省 菊下楼の 13歳の劉昴星と姉。
    父親が倒れ、母親が受け継いでいたが、母親も死に
    昴星が それを受け継ぐかどうかの 料理試合が行なわれた。
    昴星は 母親の料理が 全部記憶の中にあると言う。
    相手は 母親が 懇切丁寧に教えた 弟子だった。
    テーマが 麻婆豆腐。
    豆腐と肉の競演。そして 五味ではなく 六味と言う。
    五味は 麻 辣 色 香 烫。そして 酥。
    酥をどうつくるか で きまるのだが
    母親の弟子は 豆腐を 塩ゆで することだった。
    しかし、昴星は 違った酥を つくり出した。
    昴星は 母親の味を思い出していた。
    10年前の味 昴星 3歳のとき。
    山椒、ニンニク、長ネギ、ショウガ、鶏脚、トウガラシ、小麦、ソラマメ、にがり。

    勝った昴星は 広州に 研修に行かされる。
    そこで、野菜の料理(刀工と火工技術)を学ぶためで、
    賄いに 『チンゲンサイを炒めよ』と言われるが
    どうしてもドロくさかった。
    それを、なんとか 突破しなければ。
    使っている水が 川の水だった。それが原因で。
    次のテーマは チンジャオロースー 青椒肉絲。
    定番の料理を 確実にクリアーしていく 昴星。
    料理で 成長していく 話は おもしろいなぁ。

  • -

  • 昔の料理マンガ。



    昔のマンガっぽい作者主観の「主人公すごい」を描いている。読者置いてけぼり。というか、料理マンガ全般が読者置いてけぼりなんだろうな。



    「伝説の厨具」という科学を超越した料理道具がでてきたときは笑った。「まじめに見えて所詮マンガ」という昔っぽい感じがやはり大嫌いだ。

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著者プロフィール

1969年、新潟県生まれ。「週刊少年マガジン」にて『中華一番!』で連載デビュー。その後、『真・中華一番!』を連載。(1997-1999)、2001年 週刊少年マガジン第9号より『ジパング宝王伝』を連載。マガジンSPECIALにて『フードハンター双雷伝』を読み切り掲載後、連載。2004年マガジンSPECIAL NO.6より2005年NO.6まで『フードハンター双雷伝“青春編”幕末双雷伝』を連載。コミックス:『幕末双雷伝』全3巻、『フードハンター双雷伝』全5巻、『ジパング宝王伝』全2巻、『真・中華一番!』全12巻、『中華一番!』全5巻。受賞歴:2007年第31回講談社漫画賞・児童部門を『天使のフライパン』で受賞。

「2010年 『新装版 中華一番!(2) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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