Xの悲劇 [Kindle]

  • グーテンベルク21
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感想・レビュー・書評

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  • ある男が復讐を果たすために10年ぐらいのスパンで別の男になりすましている。この設定は推理小説でではあるあるだが、警察すらもそのなりすましを暴けていない時点で、ミステリとして理不尽。またこの男は復讐のために2~3重生活をしており、過労で死にそうだし、途中で露見しそう、とも思った。

  • ドルリー・レーンのキャラは際立っている。
    ポケットの中に毒針を入れる殺人方法など流石。

  • 40年ぶりに近い再読。
    覚えてなかったな~
    確かに予想できない幕切れではあったけれどね。
    謎解き語りが長くて長くて、もはや不自然の域を出ません。
    これじゃあ夜中が夜明けになります。
    それとね~、ドルリー・レーンのもったいぶったところが好きになれないかも。
    子どもの頃は、ひたすらドルリー・レーンがかっこよく思えたものだったけど。

  • H30.02.18 読了。

    有栖川有栖シリーズを読みたいのだけれども、インスパイア?パロディ?元がエラリー・クイーンと聞いて読んでみた。

    まず、翻訳物に慣れていない自分が悪いのか、登場人物が多くて、誰が誰だか分かりにくい。出てくる度にサム(警部)とか入れて欲しいくらい。
    大分、読み進めていってやっと慣れたかな、と思いきや、また新たな人物現る!誰?前に出てきた人?ってなって読み返すことになった。

    話自体はただただ面白い!
    あっと驚く犯人・トリックで、正統派ミステリーに触れられた喜び。

    一番のお気に入りシーンはラスト。
    終わり方がめちゃくちゃかっこよくないですかこれ。

  • 自分は正直言うと、古典ミステリは苦手です。特に、殺人事件を、関係者のインタビューによって解決していくタイプは苦手で、とてもページをめくらせる力があると思えない。クリスティもヴァン・ダインも、イマイチ積読から抜け出せないのはそういう理由からです。
    本書も、スタートはその臭いが漂っていましたが、途中の裁判のシーンから劇的に変化し、指に力が込められるようになりました。ドルリー・レーンが痛快と思える推理を見せ始めたところからです。
    結果として、自分的上位に入る本とはなりませんでしたが、古典を読むきっかけにはなりそうな気がしました。すでにYも積読済み。頑張ろう!

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著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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