孤虫症 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ひっきりなしに続くエログロ描写がえぐかった...
    物語にリンクするように装丁がぶつぶつしていて最高に気持ち悪い。

  • 個性を感じる内容だったけれど、文章がかなり雑な感じでリアルさが感じられなかった。かなりおぞましい内容なので、それをカバーするような、雰囲気を持った文章だとよいのだけれど。

  • くっっっっっそ気持ち悪い話。どの要素を取り出しても気持ち悪い。でも、今年読んだ小説の中で間違いなく1番面白かった。面白いというか、構成が見事過ぎる。
    でももう読みたくはない。

  • 思いのほかエログロでした。性交時の描写や体調悪い時の描写がしつこいくらいに気持ち悪かったです。すっごい暑いのに冷や汗が止まらなくて、汗で濡れた髪の毛が顔の周りにまとわりついてるくらい気持ち悪いです!
    読み終わった後は身体中が痒くなったのですぐにお風呂に入って自分を清潔な状態にしました。部屋が散らかってきたらこれを読めば片付きます。ライフハックです。

  • 全体的に汚いな、と思ってしまったがストーリーの展開の巧さはさすがの真理さんだなと。

  • 内容紹介を読んで予想していたより遥かにエグくてグロいお話だった。
    セックス依存症と思われる主婦・長谷部麻美のセフレの男性3人が立て続けに謎の死を遂げる。体全体に紫色の小さな瘤ができていたことから何らかの感染症が疑われる。時期を同じくして麻美も身体の不調に悩まされるようになる。
    しかしながら終盤,事実が明らかになってくると,序盤の話は叙述トリックになっていることが分かるので,実際に何が起こっていたのかよくわからなくなってくる。誰が何をしたのか。男達と関係を持っていたのは本当は誰なのか。そして謎の病気の正体は? 麻美の住んでいた高級タワーマンションの最上階に住む住人たちも複雑に関わってくる。
    マンション所在地近隣に20年以上前に発生した謎の寄生虫による病気・多岐森孤虫症だが,架空の寄生虫かと思いきや実際に芽殖孤虫というものは存在し芽殖孤虫症も実在するというのには驚いた。致死性があることも同様で色々まだ分かっていないことも多いらしく恐ろしい寄生虫である。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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