おのぞみの結末(新潮文庫) [Kindle]

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (175ページ)

感想・レビュー・書評

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  • ショートショートでなくちょっと長めの短編集といった感じ。結構シュールな作品ばかり。相変わらずブラックな世情批判・人類批判を含んだ佳作集。挿絵も素晴らしいが電子書籍でももう少しクリアであれば…もったいない。

  • 星新一って、名前だけはよく聞くけど読んだことなかった。1話5分ほどで読み終えられる微SFショートショート。いつ頃書かれたかもわからないで読み始めたけど、読んでるうちに、あれ?ちょっと表現が古いというか良い意味でひねった表現を使わない小説だな、と思ったら昭和51年の作品だとか。その古さに途中まで気付かなかったというのはすごい。

    すぐ飽きが来て長文が読めない身としては、軽く読めて、各作品ちょっとだけクスっとしたりエッっていう終わり方が心地よかった。世にも奇妙な物語みたいな。あっという間に読み終えてしまいました。もっと読んでみたい。

  • 久しぶりの星新一。楽しかった。

  • Kindle 版が安かったので。あっという間に読めてしまった。が、いくら星新一とはいえ、ボリューム感がなさ過ぎたのがふしぎでページ数を確認すると、新潮文庫版が208ページなのにKindle版は128ページ。Kindle版の最後のページに、底本から適宜編集を加えた、とあるがページ数の違いがこんなに大きいのはなぜ? 11編という数は変わらないので、ひょっとしたら登録・カウントミスかも。いずれにしても、Kindle 版の文庫本には、「解説」が無いのは、かなり損した感はありますな~ >新潮文庫のKindle化。

  • Kindle版。
    元々の文庫版に挿絵が入っているようだが、その挿絵の位置が固定されているようで、挿絵前の文章が変なところで途切れてかなりの空白が空いてしまうのが残念。

    内容は今読んでも面白く、隙間時間をつぶすのにはちょうど良い

  • 久しぶりの星新一ワールド。

  • kindleストアで安くなっていたので購入しました。星新一作品は5〜6冊目ですが、どの作品を読んでも外れがないですね。本作はショートショートというほどの短編ではありませんが、ディテールを詰めた内容であっても期待通りしっかりと落としてくれます。毎回思うことですが、星作品は細かい解説など要りません。とりあえず読んでみるに限ります。

  • kindleにて読了。
    初めての星進一のショートショートだったので最初は何かあっけない印象があったが、だんだん面白くなってきた所で終わった。

    この本は11個のお話があったが、おっと思ったのは半分ぐらい。後は少し予想ができてしまった。ただやはりひやっとさせるというか、人間社会はこのままで大丈夫なのだろうかということを改めて考えさせる。

  • 星新一のショートショートを読むのは中学生以来かも。お手伝い人型ロボットや、世界征服を目指す組織の話など、荒唐無稽っぽいストーリーが日常にすんなり溶け込む筆力が素晴らしい。ほかの短編集も読みたくなった。

  • Kindleストアで200円だったので思わず購入(笑)。
    昔たまに読んでた作家さんなので懐かしい。
    これが今の時代に出た本なら斬新でもなんでもないけど、
    結構昔に出たんだから当時かなり新しかったよなあと思い起こした。

    基本ラストがどんでん返しの短編集。
    いくつか読むと終わりが予想できてしまうものもあったが楽しめた。
    ↑あんなお値段で買えたんだから文句なしよ^^;

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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