シンガーソングライター【初回限定盤】

アーティスト : 坂本真綾 

• フライングドッグ (2013年3月26日発売)

感想・レビュー・書評

[waka-changさんの感想 · 2013年3月31日]

全作詞・作曲・プロデュースの意欲作。
なるほど、「全部坂本真綾」なだけあって、自分が一番良く知っている然とした唄い方であり、アルバムになっているように感じる。
もっととっちらかった感があるかと思っていたけど、驚くほどまとまりがあって、すっきりとした風が吹きわたっている。

今までの坂本真綾のアルバムに比べると見劣りしなくもない。けれど、いちアーティストのアルバムとしては完成度は高い。

[いりあさんの感想 · 2014年8月21日]

坂本真綾が2013年に発表した8thアルバム。セルフプロデュース作品。シングルになりそうなインパクトやキャッチーな曲がないので物足りない気もしますが、じっくり聴き込むことによって良さが出てくると思います。坂本真綾が好きか、曲を提供してくれる人たちが好きかで評価が変わりますね。

[burninghatさんの感想 · 2013年7月3日]

一人で作曲したとは思えないほど多彩だった。「誓い」は最初のアレンジの雰囲気が気に入っていたのだが、sswエディションもなかなか。10曲だけど、たっぷりおなかいっぱい楽しめた。

[ななしさんの感想 · 2013年3月29日]

全曲作詞作曲と最初に聞いた時は正直「挑戦的すぎるのでは」と不安になったけれど、蓋を開けてみれば、何の心配もいらない、いつもの等身大の坂本真綾であった。穏やかで、日向ぼっこをしているようなアルバム。メッセージ性というよりは、純粋に音楽を楽しみ、そのままの自分で生きることを落ち着いた眼差しで肯定するような雰囲気。これ以上ないくらいの「坂本真綾らしさ」が発揮されてるように感じるのは、これまで色んな環境の中で培ってきたものが、彼女自身の作詞作曲プロデュースという形でいかんなく表現されているからなのかな。無理をしていない感じが、聴いていて落ち着く。派手ではないですが、あたたかい、ほどほどにこじんまりと良い具合にまとまった、聴きやすい優しいアルバムです。リード曲と言えるほどインパクトのある曲はなく、全体としてはコンセプトアルバムに近い。なので、物足りなさを感じる人もいるかも。