ふがいない僕は空を見た [DVD]

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監督 : タナダユキ 
出演 : 永山絢斗  田畑智子  窪田正孝  小篠恵奈  田中美晴 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2013年4月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101169405

ふがいない僕は空を見た [DVD]の感想・レビュー・書評

  • これは確か新潮社のR-18文学賞の受賞作家の作品だ、と、
    動画視聴サイトを閲覧していたら見つけた。
    表題作は山本周五郎賞も受賞している。
    けれど私が出会ったのは、本ではなく映画だった。

    コスプレ主婦が高校生と昼間の情事、と書けば
    とても陳腐で、何を隠そう私がくだらなさそうと思い視聴を始めたのだった。
    けれど、幾人の登場人物の生きる哀しみをなぞらえているうちに、
    これはとてもとても自己完結型の物語などではなく、
    生に帰結すべく描かれた作品だった。

    作品残り5分のところで、おそらく小説の一節であろう文章が映される。
    僕たちは、僕たちの人生を、本当に自分で選んだのか

    そして、他人の出産シーンで終わる。
    今まさに産声を上げた子どもを前に、幕が閉じる。

    自分で望んで生まれたわけじゃないとしても、
    私たちはきっとここから抜け出せるのであって、
    私たちは人生を選びとる努力を怠ってはならないのかもしれない。

  • みんな変態で、みんないい

    命とは、生とはそういものだ

    人間だもの

  • 原作を読んでいたのでどうゆうふうに映像化されるかほんとに楽しみでした。

    前半のただのエロ小説かなぁ。と思ってなんだかなぁ。この小説と思った感情もこの映画で味わえました。

    絶望からの再生がほんとにすごい。

    ラストのセリフ「やっかいなものつけて生まれてきたなぁ」がしみる。

  • 登場人物それぞれが持つ性と生に関わる悩みを生々しく描いた作品。

    俳優さんたちのリアルな演技が生々しさに拍車をかけてます。素晴らしいと思いました。最初はAVかと思いましたが、話が進むに連れてどんどん悩みがこんがらがって行くストーリーです。いやあ面白かった。

  • 小説を読んだのが2年前、すっかりストーリーを忘れていた(正確には、コスプレセックス以外忘れていた)為、ここまで心打ち抜く原作だったのかと驚嘆しました。
    映画を追いながら徐々に思い出したのですが、やはり本作は斉藤君と杏子でなく、窪田正孝君演じる福田君の物語であろうと思います。
    『最高の離婚』でもいい味を滲み出していた窪田君ですが、本作のメランコリー感はもう彼の(いや、勿論田畑智子さんも絶品でしたが)、一人舞台だったという印象でした。

    コンビニで金に手を出し、帰宅すれば祖母が家を水浸しにしていて、近隣住民に怒鳴られた後に斉藤母からの弁当を貪るシーンがありますが、
    もう胸がキリキリ締め付けられ、苦しくて醜いにも関わらず、どうしても目が離せませんでした。
    この作品のどうしても肯定できないのが斉藤君の行動で、そこが引っ掛かって前半1時間集中できなかったのですが、後半の福田君の演技に魅せられ、終盤二人で自転車を漕ぐシーンでは田畑智子のおっぱいはどこへやら(笑)。

    文章を映像化することに眉を顰めてしまう性はどうしても抜ききれず、映像それ単一で評価することに非常に難しさを感じていますが、本作はあまりに文章と映像のマッチングが素晴らしく、「あぁ、素晴らしいもんは素晴らしい!」と改心しつつあります。

  • いやもう役者さんに心からお疲れ様と言いたいですよ。素晴らしい。

  • 誰にでも、なにか自分でしかわからない、何か。
    そんなものが、あると思う。
    決して仮面をかぶって生きているわけではないけれど、人に上手く言えない、なんだかよくわからない後ろめたさだったり、よくわからない何かがあると思う。
    少し歯車が狂うと、その何かが大きくなったり、時間が経って少し落ち着いたり、また大きくなったりの繰り返し。
    それを繰り返すと、時々わけがわからなくなって爆発したりする。
    でもそれでいいんだと思った。

  • ある意味マニアックな映画?だと勘違いするような出だしから、目まぐるしく変わるストーリー展開、これオススメです
    https://j-mode.co/4563

  • 前半は最高にエロくて良い。
    生殖の可能性がほとんどないことが分かりつつ、本気で生殖するとか最高にエロいだろ!
    エロの本質は責任を負わない中出しであるという真実を上手く捉えられている。
    あと、田畑智子ってこんなに可愛かったのかと。

    後半は一転して産まれてきてしまった子どもの話になり、快楽の果てに現実に産まれ落ちた人達の苦悩と淡い希望が描かれる。

    結局、人は生殖し続けるし、この世に誕生し続ける人達の幸福を、無力であると知りながらも、祈り続けることをやめることはできない。

    プラスマイナスプラスな映画でした。

  • 暗めの映画が好きな友人に勧められて鑑賞。
    えらいハードパンチでしたね。良作ですが、オススメ聞いてすぐにこれ勧めるかね?笑

    時計見ると長かったみたいですが、いい映画見た後の、もうこんな時間経ったんだっていう感覚きましたね。
    平凡って幸せなんだと再認識させてくれる内容でしたが、、いかんせんハードパンチでしたなー

  • なんかまとまりがない…

    苦虫女の方が好きだな

  • 夜の演技力を高めよう6本目
    田畑さんのコスプレ絡みシーンのみを期待してたら、いろんな要素入りの良い人間ドラマ映画だった。
    絡みも良い演技。女性監督は女が見てキューンとするのを撮りますね。
    自分もあと1~2年で子供どうのこうの言われる時期に入るので、今見れて良かった。

  • 百万円と苦虫女が凄く良かったので、タナダユキ監督の他作品も観てみたいと思い、CSでやっていたので視聴。

    いきなりベッドシーンでビックリした。
    それも、見えない角度から映す という感じではなかったので、さらに目が点。

    対して内容はとても暗かった。
    でも、妙にリアルな所もあった。

    もう一度観たい映画では無いけど、自らが体験していなくても、耳が痛くなるような言葉が幾つか…。
    義母の嫁に浴びせる言葉は凄まじいものがあったし、病院に救急搬送した時の看護師の発言。
    看護師の場合は口にはしなくても、心では思ってそうだな〜って思った。

    こういう映画を観ると、過去に失敗した自分の恋愛を思い出し、ズーンと気持ちが重くなる事もあるのだけど
    「馬鹿な恋愛したことない奴なんているんですかね」
    この一言で少し気持ちが軽くなった。
    一番、心に残った言葉。

  • R18 (観たのはR15版)。

    ただのエロ映画じゃなくてよかった。
    様々な思いを持ちながらの登場人物がリアルに見えたのも、細かな部分までキャストが良かったからだと思う。

    女性目線の作品はよくあるけれど、これはどちらかというと男の方が悩んでるなーと感じた。

    永山絢斗+田畑智子ももちろんよかったけれど
    窪田正孝が良かったなぁ。
    気持ちはひとつじゃなくて、わけわかんないのが良く出ていたと思う。

    あと義母の言葉の暴力が聞いていて耐えられないほど妙にリアルで凄まじかった!

    暗くて抜け出せなくて、目を背けたくなるような物語だけれど最後まで観られました。(ただちょっと上映時間が長く感じられたかな…)

    中性的な視点の監督も良かった。原田美枝子も大好き。

    ふだんこんなこと思わないけれど、小さな不幸はありつつもみんな幸せになれ!と思いました^^;

  • ふがいない僕も、かいがいしいあの人も、大きな空の下では、同じ小さな人間だ。
    なんて、魅惑的な響きだが、そんなわけはない。空がどんなに青くとも、灰色に曇った視界のなかでは、崩れないように精一杯たっている「僕」だ。空が青いことも、降っている雨が必ず止むことも、天気は「僕」の存在に、何一つ影響をあたえない。
    決まっていることばかりのこの街で、変えられることがあるとするならば、受容の仕方だけだろう。これからも続く最悪な日常のなかで、時間が解決してくれることは驚く程少ない。さみしさとかなしさと後悔と付き合っていくしかないのだ。付き合い方なんてものは、それがまるごと人生だ。どんな人も、時々は幸せで、時々は大層不幸だったと思う。少なくとも、戦うことだけだ能じゃない。雨が降っていた方が、生きやすいひとだっている。

  • 赤裸々な性愛描写を織り交ぜつつも、それぞれに苦悩を抱えた登場人物たちがそれでも必死にままならない人生を生きる姿を見つめて、デビュー作にして山本周五郎賞受賞の快挙を果たした窪美澄の話題の同名連作短編集をタナダユキ監督で映画化。小説読み終わってすぐに観ました。うまく映像化してます。これは映画観てがっくりでないですね。

  • ただのエロ映画じゃなくて意外と重い話だった…

  • 自分だけが不幸になることは許せない。
    人の幸せを妬み、人の不幸をどこかで喜んでいる。

    はっきりとした生と性という題材はごく自然に描かれ、優しさと希望のつまった作品だった。

  • 少しずつ登場人物のほんとが見えてくるさまは素晴らしい。
    窪田正孝はほんと演技がうまい

  • GyaO!の会員特典で。冒頭のコスプレエッチシーンで軽ーい話かと思いきや、豈図らんやなかなかに重たい人生てんこ盛りなのであった。子供が出来ない事を義母に糾弾される嫁、認知症の祖母をかかえて赤貧のバイト高校生、コスプレエッチシーンの写真や動画をばらまかれ不登校になった主人公、妊娠している事を相手に言えない教師。助産師の母親は自然分娩出来なかった妊婦を病院に託し頭を下げる。スラム化した団地から抜け出すにはやはり勉強しかないのか。私も「馬鹿な恋愛をした事ないやつなんているんですかね」という言葉が一番心に残った。みんな一生懸命生きようよ。

  • 原作から。窪美澄の小説が大好きなので、その世界観が映像でどう表現されているか興味があった。原作を壊さない絶妙な空気感で、ほっとした。性愛の生々しさに面食らって批判する人もいるだろうけど、それはただ表面の画なだけであって、本質は主人公や登場人物の抱える背景にある。とにかく、生きる、ということ。

    小説を読んでいない人からしたら、なんだかスローテンポでワケがわからないかもしれない。ぜひ原作も読んで欲しい。

  • いい悪いはわからないけど、あんまり好きじゃなかったなぁ。

  • 原作でも感じた切なさやもどかしさ、
    自分の力ではどうすることもできない苦しさが
    映像からも伝わってきた。
    窪田正孝の演技が特に良かった。

  • 昔“うつむかないで空を見ろ”って、歌詞の歌があったけど、こんな状況になったら空を見るしかないよなと思う。
    前半は、時系列がバラバラなのでストーリーを追いかけるのに、少し手間取る。
    後半は、なんだかどんどん気持ちが塞いでいく。
    でも、決して悪い映画ではない。
    バラバラなストーリー展開は『桐島、部活やめるってよ』に近いかも。
    全体的な印象は、石川寛の映画に似てる。

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