ふがいない僕は空を見た [DVD]

監督 : タナダユキ 
出演 : 永山絢斗  田畑智子  窪田正孝  小篠恵奈  田中美晴  三浦貴大  銀粉蝶  原田美枝子 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
3.64
  • (34)
  • (61)
  • (59)
  • (9)
  • (6)
本棚登録 : 399
感想 : 60
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101169405

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • みんな変態で、みんないい

    命とは、生とはそういものだ

    人間だもの

  • 誰にでも、なにか自分でしかわからない、何か。
    そんなものが、あると思う。
    決して仮面をかぶって生きているわけではないけれど、人に上手く言えない、なんだかよくわからない後ろめたさだったり、よくわからない何かがあると思う。
    少し歯車が狂うと、その何かが大きくなったり、時間が経って少し落ち着いたり、また大きくなったりの繰り返し。
    それを繰り返すと、時々わけがわからなくなって爆発したりする。
    でもそれでいいんだと思った。

  • 百万円と苦虫女が凄く良かったので、タナダユキ監督の他作品も観てみたいと思い、CSでやっていたので視聴。

    いきなりベッドシーンでビックリした。
    それも、見えない角度から映す という感じではなかったので、さらに目が点。

    対して内容はとても暗かった。
    でも、妙にリアルな所もあった。

    もう一度観たい映画では無いけど、自らが体験していなくても、耳が痛くなるような言葉が幾つか…。
    義母の嫁に浴びせる言葉は凄まじいものがあったし、病院に救急搬送した時の看護師の発言。
    看護師の場合は口にはしなくても、心では思ってそうだな〜って思った。

    こういう映画を観ると、過去に失敗した自分の恋愛を思い出し、ズーンと気持ちが重くなる事もあるのだけど
    「馬鹿な恋愛したことない奴なんているんですかね」
    この一言で少し気持ちが軽くなった。
    一番、心に残った言葉。

  • 赤裸々な性愛描写を織り交ぜつつも、それぞれに苦悩を抱えた登場人物たちがそれでも必死にままならない人生を生きる姿を見つめて、デビュー作にして山本周五郎賞受賞の快挙を果たした窪美澄の話題の同名連作短編集をタナダユキ監督で映画化。小説読み終わってすぐに観ました。うまく映像化してます。これは映画観てがっくりでないですね。

  • 自分だけが不幸になることは許せない。
    人の幸せを妬み、人の不幸をどこかで喜んでいる。

    はっきりとした生と性という題材はごく自然に描かれ、優しさと希望のつまった作品だった。

  • 少しずつ登場人物のほんとが見えてくるさまは素晴らしい。
    窪田正孝はほんと演技がうまい

  • GyaO!の会員特典で。冒頭のコスプレエッチシーンで軽ーい話かと思いきや、豈図らんやなかなかに重たい人生てんこ盛りなのであった。子供が出来ない事を義母に糾弾される嫁、認知症の祖母をかかえて赤貧のバイト高校生、コスプレエッチシーンの写真や動画をばらまかれ不登校になった主人公、妊娠している事を相手に言えない教師。助産師の母親は自然分娩出来なかった妊婦を病院に託し頭を下げる。スラム化した団地から抜け出すにはやはり勉強しかないのか。私も「馬鹿な恋愛をした事ないやつなんているんですかね」という言葉が一番心に残った。みんな一生懸命生きようよ。

  • 原作から。窪美澄の小説が大好きなので、その世界観が映像でどう表現されているか興味があった。原作を壊さない絶妙な空気感で、ほっとした。性愛の生々しさに面食らって批判する人もいるだろうけど、それはただ表面の画なだけであって、本質は主人公や登場人物の抱える背景にある。とにかく、生きる、ということ。

    小説を読んでいない人からしたら、なんだかスローテンポでワケがわからないかもしれない。ぜひ原作も読んで欲しい。

  • いい悪いはわからないけど、あんまり好きじゃなかったなぁ。

  • これは無理なひとのが多いと思う、そんな作品 窪さんの書いたものが、大好きなタナダユキさんが撮る、それだけで興奮もの。田畑智子さんの滑らかで白いお肌がとても美しかったのに反し永山くんの下半身、毛むくじゃらすぎて、上半身と下半身が別人のような姿で違和感だらけだった。あれ剃った方がいいよ。原作通り初っ端からセックスです。コスプレセックス。あんず可愛い。あんずの姑役よかったなー。体外受精に失敗した報告する電話での発狂、すごいな。あんずの夫役も気持ち悪くて、ね。みんないいけど、やっぱり団地住まいの福田くんのシーンがわたしはとても好き。哀しい、生きるって残酷。救いはないけれど、それでも生きて、生きていくのです。わたしはまあまあ好きです。

著者プロフィール

1975年、福岡県生まれ。2001年、初監督作品『モル』で第23回PFFアワードグランプリ及びブリリアント賞、08年『百万円と苦虫女』で第49回日本映画監督協会新人賞を受賞。監督作に『タカダワタル的』『ふがいない僕は空を見た』『お父さんと伊藤さん』『ロマンス』など。著書に『小説 さくらん』『百万円と苦虫女』『復讐』などがある。

「2019年 『ロマンスドール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×