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- / ISBN・EAN: 4988101169405
感想・レビュー・書評
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みんな変態で、みんないい
命とは、生とはそういものだ
人間だもの詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誰にでも、なにか自分でしかわからない、何か。
そんなものが、あると思う。
決して仮面をかぶって生きているわけではないけれど、人に上手く言えない、なんだかよくわからない後ろめたさだったり、よくわからない何かがあると思う。
少し歯車が狂うと、その何かが大きくなったり、時間が経って少し落ち着いたり、また大きくなったりの繰り返し。
それを繰り返すと、時々わけがわからなくなって爆発したりする。
でもそれでいいんだと思った。 -
赤裸々な性愛描写を織り交ぜつつも、それぞれに苦悩を抱えた登場人物たちがそれでも必死にままならない人生を生きる姿を見つめて、デビュー作にして山本周五郎賞受賞の快挙を果たした窪美澄の話題の同名連作短編集をタナダユキ監督で映画化。小説読み終わってすぐに観ました。うまく映像化してます。これは映画観てがっくりでないですね。
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自分だけが不幸になることは許せない。
人の幸せを妬み、人の不幸をどこかで喜んでいる。
はっきりとした生と性という題材はごく自然に描かれ、優しさと希望のつまった作品だった。 -
少しずつ登場人物のほんとが見えてくるさまは素晴らしい。
窪田正孝はほんと演技がうまい -
GyaO!の会員特典で。冒頭のコスプレエッチシーンで軽ーい話かと思いきや、豈図らんやなかなかに重たい人生てんこ盛りなのであった。子供が出来ない事を義母に糾弾される嫁、認知症の祖母をかかえて赤貧のバイト高校生、コスプレエッチシーンの写真や動画をばらまかれ不登校になった主人公、妊娠している事を相手に言えない教師。助産師の母親は自然分娩出来なかった妊婦を病院に託し頭を下げる。スラム化した団地から抜け出すにはやはり勉強しかないのか。私も「馬鹿な恋愛をした事ないやつなんているんですかね」という言葉が一番心に残った。みんな一生懸命生きようよ。
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原作から。窪美澄の小説が大好きなので、その世界観が映像でどう表現されているか興味があった。原作を壊さない絶妙な空気感で、ほっとした。性愛の生々しさに面食らって批判する人もいるだろうけど、それはただ表面の画なだけであって、本質は主人公や登場人物の抱える背景にある。とにかく、生きる、ということ。
小説を読んでいない人からしたら、なんだかスローテンポでワケがわからないかもしれない。ぜひ原作も読んで欲しい。 -
いい悪いはわからないけど、あんまり好きじゃなかったなぁ。