限界集落(ギリギリ)温泉第一巻 [Kindle]

著者 :
  • 鈴木みそ
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感想・レビュー・書評

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  • 2013 2/17読了。Kindleストアで購入してiPhoneで読んだ。
    出張中に何かマンガ読みたいなあ、でも本屋に行くのはめんどい・・・ということで購入したもの。
    限界集落の潰れた温泉宿に迷い込んだ、ゲーム業界から逃げてきたホームレスが、宿の少年、廃墟での自殺をほのめかして同じく温泉宿に迷い込んできたレイヤー、そのレイヤーのファンのオタク集団を巻き込んで宿の復興に乗り出す話。

    登場人物の誰も彼もが特別気持ちのいいキャラでもなく、全てが完全にはうまくいかないまでも話が進む程度にはうまくいき・・・という感じで、なるほどこれはのビーム感(偏見)。
    1巻だけお試しで特別安かったみたいだけど、引き続き2巻も買ってみてもいいかも。いいところで引いたしw

  • 限界集落と化した温泉。締切に追われて仕事を放りだして逃げ込んだゲームプロデューサー、人気低迷で自殺しようとやってきたネットアイドル、そして彼女を追っかけてきた少数のコアなファンたち。

    彼らが限界集落を立ち直らせる…のか?

  • ルポ漫画家の鈴木みそ。ちゃんと漫画も描けるんだと感心。
    伊豆のひなびた温泉と言うよりも、さびれた温泉の老朽化が進み取り壊し間際の温泉宿が舞台。
    ゲームクリエーターの溝田とおるは、仕事から逃亡し、ホームレス同然に伊豆へたどり着いた。
    山里館の息子の山里龍之介は、イタヅラ好きな小学生が、洞窟にいた溝田とおるを見つけた。
    それで、宿の温泉に入ることを勧めた。龍之介はたくらみがあった。
    旅館組合の老人が、山里館を立ち退けと言っているのを妨害させるのを手伝わせるのだった。
    自殺願望のネットアイドル あゆが、どう言うわけか山里館に紛れ込む。
    とおるは、あゆをエサに、温泉旅館の立て直しを図るのだった。
    あゆファンや、町の公務員を巻き込んで、イベントを行う。
    ふーむ。着想は、面白いね。

  •  タダ読み( ´ ▽ ` )ノ
     ぜんぜん見たことも聞いたこともない作者・作品だったけど、けっこう人気あるんだ? ブクログ登録者数200人超(゚д゚)!
     
     タイトル通り限界集落の倒産寸前の温泉旅館を、都会から逃げてきたゲーム屋さんが持ち前の企画力で立て直そうとする話( ´ ▽ ` )ノ
     死に場所を求めて(?)迷い込んできたコスプレイヤー(まんがに出てくるレイヤーの8割はメイド姿だな)とその取り巻きを巧みに仲間に引き込んで、インチキ「鑑定団」を開催( ´ ▽ ` )ノ

     独特な絵柄とノリ。が、語り口が上手いから何となく面白く読める( ´ ▽ ` )ノ
     伊豆弁、さっぱ分かんね(>_<)

     またタダになったらぜひ続きも読んでみたい( ´ ▽ ` )ノ
    2021/01/15
    #1657

  •  鈴木みその『限界集落温泉』(ビームコミックス)全4巻を、Kindle電子書籍版で一気読み。「限界集落」の上に「ギリギリ」とルビが振ってある。

     最新作『ナナのリテラシー』がすごく面白かったので、前作にあたるこの作品を読んでみた。
     第1巻だけがお試し価格100円で売っていたのでポチッてみたのだが、面白くてけっきょく全巻買ってしまった。

     伊豆の山奥の限界集落にある、かつては繁盛していたが、いまは廃業寸前の温泉宿が舞台。
     仕事から逃げ出して温泉街にやってきた天才的ゲームクリエイターが、ひょんなことからその宿の「再生計画」の指揮をとることになる。

     そこに偶然死に場所を求めてやってきた(このへんの展開はいかにもご都合主義だが)メンヘラ・コスプレアイドルを宿のシンボルに仕立て、彼女を追ってやってきたファンのオタクたちをブレーンに巻き込んで、型破りな温泉再生計画が進められていく。

     限界集落という社会問題を扱ってはいるものの、社会派作品というより、むしろビジネス・マンガとしての側面が強い。「倒産寸前企業の再生ストーリー」として読んでも、なかなかよくできている。
     奇抜な戦略を矢継ぎ早にくり出す主人公のゲームクリエイターは、『ナナのリテラシー』における天才コンサルタント・山田仁五郎の原型になっているわけだ。

     『ナナのリテラシー』に比べると、まだこの路線を試行錯誤中という趣がある。ビジネス・マンガ、コメディ、オタク向けのマニアックなマンガの要素がゴチャゴチャに混在しており、どっちつかずで中途半端な印象があるのだ。

     それでも、つづきが気になって最後まで読まずにはいられないストーリーテリングの冴えは、なかなかのもの。

     じつは先日、鈴木みその旧作『銭』も読んだのだが(例の「カドカワ祭り」で安かったので)、これはあまり面白くなかった。
     鈴木みそは、この『限界集落温泉』でマンガ家として一皮むけ、『ナナのリテラシー』に至って一つの完成をみたと言えるのではないか。

  • 100円に釣られて購入。

  • Unlimited(1~4巻全巻)で読んだ.ナナのリテラシーに引き続いて全巻読破.こちらの方が古い作品.オタクの内容がバリバリ入っており,読んでいてイタくなるがそれ以上に話が濃く満足させられた.

  • Kindle無料版にて。
    よくわからんが無料だったので購入。
    なんの期待もしてなかったけど、読んでみたらコレがまた結構面白い。
    限界集落のほぼ潰れた温泉宿に集まってきた変な人たち。
    都会では社会に普通に溶け込むのが難しい人たち。
    そんな人たちがド田舎の限界集落でウソから始まる奇跡の数々を起こす。
    みたいな感じかな。
    まあまだ1巻だからあんまり奇跡は起きてないけどさ。
    結構面白かったのでチャンスがあれば2巻以降も読みたい。

  • お客も来ず、売却してしまう計画があがっていた山奥の鄙びた温泉旅館を、ひょんなことからこの旅館に泊まることになった男が、偶然訪れたネットアイドルとそのおっかけの男たちと共に、あの手この手で再生しようとする物語。

    ネットアイドルのおっかけの皆さんの多才ぶりには恐れいった。。。あれだけ色んな人が揃ってると幅も広いけど、この主人公の人の能力も侮れない…。

  • 100円だったので読んでみました。面白かったです。続きが気になるので、買ってみようかな。

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著者プロフィール

漫画家。ちんげ教教祖。1963年静岡県下田市出身。美術予備校時代から編集プロダクションのライターとして雑誌作りに関わる。ゲーム攻略、記事、コラム、イラストなどをこなす。元編集者兼ライター兼イラストレーター。東京芸大油絵科除籍後、多忙すぎるプロダクションから独立。マンガを描く。1ページのルポ漫画から、広告マンガ、ストーリーマンガまで幅広く受け付けている。著書に『ナナのリテラシー』『限界集落(ギリギリ)温泉』など。Twitter: @MisoSuzuki 鈴木みそオフィシャルBlog『CHANGE』

「2015年 『凡庸な作家のサバイバル戦略──結局どうすりゃ売れるのさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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