監督不行届 (FEEL COMICS) [Kindle]

著者 :
  • 祥伝社
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感想・レビュー・書評

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  • 庵野秀明が、ウルトラマンオタクであり、仮面ライダーオタクである。
    そして、嫁をオタクにすべく、オタク教育をする。
    そして、見事に嫁は、オタクになっていくのだ。
    漫画やDVDなどを家に持ち込んでくる。それをみさせるのだ。
    庵野秀明は、ご飯よりもお菓子が好きである。
    肉と魚が食べれない。ピザが好きのようだ。
    食事も、一気に食べてしまうタイプで、食事中に話をすることはない。
    お菓子は、非常食という。つまり、オヤツだ。
    嫁に、何歳だと聞かれると、10歳とこたえる。全く子供なのだ。
    と言っても、嫁もアニメソングが好きで、共感している。
    嫁をオタクにしようとしても、ただオタクの趣味が違うだけのことで、
    オタクであることには、変わらない夫婦だった。
    庵野秀明は、「はふーん」という。お腹がいっぱいで動けない状態。
    つまり庵野秀明は、擬態語の表現で済ませているところがある。
    結婚した時は、体脂肪率40を超えていた。
    嫁は、夫ダイエットを徹底して実施。身長180CMで、73キロまでしぼりあげる。
    庵野秀明は、仮面ライダーのスーツが着れると喜ぶ。
    嫁が高熱を出した時に、庵野秀明はこまめに看病した。健気だ。
    監督が、熱を出した時には、あまり面倒見ない嫁だった。
    まぁ。二人の生活が、垣間見れるが、監督のこどもさ加減が暴露されている。
    まぁ。庵野秀明は、あとがきで「幻想としてのオタク像ではなく、真実の姿を分相応に描いている」と喜んでいる。似た者夫婦ではある。

  • 電子書籍でなんども繰り返し読んでいたのだが、書店に寄ったついでに、ついつい購入してしまった本書。相変わらず面白い、というか微笑ましい。
    もちろん本編が面白いわけだが、「シン・エヴァ」を観たあとだと、巻末の庵野秀明インタビューにものすごく感動した。
    よく言われていることだけど、マリ=モヨコであるならば、巻末インタビューにおける庵野氏の発言「うちの奥さんを守りたい」は色々グッとくるのだ。
    助けられたし助けたい、なぜなら好きだから、と言う庵野氏は、自身を「オタクだけどオタクじゃない」と評している。ぼくもその態度を見習っていきたい。

  • 映画エヴァンゲリオンの監督の庵野秀明氏の生態を、妻である安野モヨコ氏が描いた本。 働きマンの作画の雰囲気とはまた違い、妻は赤ちゃん、庵野氏はおなかの出たおっちゃんとして描かれる。
    最後には庵野氏とオタク用語情報が満載。庵野氏、すごいオタクだったんだ。いつもウルトラマンポーズする人なんだ。
    私はモヨコさんの漫画は好きだけど、エヴァンゲリオンは途中で挫折してしまったので、そういう人だったのかと面白く読んだ。モヨコさんが結婚生活を通してだんだんオタク化していく。
    この本の総監督は庵野さんのようで、いかに面白く見せるかを考えたと巻末でおっしゃってました。
    なるほど。私にはまったく興味のない分野だったけど、大変面白く読めました。

著者プロフィール

3月26日生まれ。おひつじ座のO型。東京都出身。
1989年、別冊少女フレンド増刊「Juliet」より『まったくイカしたやつらだぜ』でデビュー。
代表作は『シュガシュガルーン』『ハッピー・マニア』『さくらん』『働きマン』『オチビサン』など多数。
『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞受賞。

「2020年 『シュガシュガルーン 新装版(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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