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- / ISBN・EAN: 4523215095051
感想・レビュー・書評
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何よりも音楽・ダンスが素晴らしい。今見ても古びた感じがあまりしない。4人の有名人がモデルという話題に集中しがちなところがあるけれども、その4人をベースに別の人のエピソードも盛り込んだ全くのフィクションであることは留意しておいたほうがいいかもしれない。1930年代から1980年ごろまでのヨーロッパの歴史を、特に解説もなく、駆け足で振り返る内容なので、ヨーロッパの歴史に疎い人にはキツイかもしれないが、一見の価値があると思う。
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第二次世界大戦前夜から戦後まで、いくつかの家族の肖像を描いています。
人生ってのはラヴェルさんの『ボレロ』のように同じようなテーマが繰り返されつつも、少しずつ大団円に向かって進んでいくものなのかな…。
最後にエッフェル塔の前のトロカデロ広場で、ジョルジュ・ドンさんが『ボレロ』を舞うシーンは、人生って捨てたもんじゃないなって気分にさせてくれました。
好みの踊りではないんだけど、クライマックスを感じたよ!
観終わって、なんだか良かったな…って思えた作品でした。
なんか、気分がスッキリした♪ -
まずダンス、音楽の素晴らしさに圧倒される。わたしはそんなに相関関係がわかりにくいとは思わなかったけど、大戦時のヨーロッパ史をなんとなく頭にいれておくとより観やすいかも。
親世代の味わった辛酸、残酷なほどの悲しみと、戦後の明るい時代を生きる子供たちの抱える虚無感のようなものがよくあらわされていたように思う。
ボレロが同じリズムをひたすら刻み続けるように、人が生きて在ることも根源的には変わらない。
愛と哀しみがあるゆえに人は生涯何かと戦い続け、また愛と哀しみのあることによって人は救われる。
グレンが終戦後、広場での演奏を思い出すシーンが一番ぐっときた。 -
出てくる人が多すぎてこれどうやって終わらせんのって思ってみてたけどいい感じに終わってた
ダンサーの踊りがすごくて口開けてみてました