ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

  • 381人登録
  • 3.45評価
    • (28)
    • (78)
    • (78)
    • (25)
    • (6)
  • 82レビュー
監督 : キャスリン・ビグロー 
出演 : ジェシカ・チャステイン  |ジェイソン・クラーク  ジョエル・エドガートン  ジェニファー・イーリー  マーク・ストロング 
  • Happinet(SB)(D) (2013年9月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953043435

ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]の感想・レビュー・書評

  • オチが分かっているだけにふーん。て感じ。
    もう少し緊張感などは表現できなかったものか。。。

  • 映画として非常によくできていることは認めないわけにいかない。9.11から10年にわたってオサマ・ビン・ラディンを追い続けたCIA職員の執念のドラマには、拷問、諜報、仲間の死、リスクをとらない組織上部との対立など、見せ場となる要素が満載であるうえ、ついにオサマを追い詰め射殺するクライマックスまでが、感傷をいっさい省いた、畳みかけるような手法で提示される。
    実は、この実話が映画化されると聞いたときに私がいちばん期待していたのは、なぜオバマ政権が、オサマを生きたまま捕らえて裁判にかけることなく射殺する選択をしたのか、その背景が提示ないし暗示されることだったのだが、どうやら監督には、そうした政治的背景を描くことに最初から関心がなかったように見える。アメリカの対テロ戦争にどのような道義的問題があるにせよ、拷問禁止やオサマ射殺を決めた政治的選択にどのような理由があるにせよ、狂気に追い詰められながらも己の任務をこなす「現場」の兵士に寄り添うという制作姿勢は、前作の『ハートロッカー』から一貫しており、まさにそこが高く評価されているゆえんでもあろう。
    しかしもちろん、実際のオサマは主人公にとってのオブセッションの対象以上のものである。たとえば主人公でなくてもよい、このミッションに関わった誰かひとりの登場人物が、まさに自分の任務に対する熱心さゆえに、カウボーイよろしく建物に踏み込んでビン・ラディンらを射殺するという選択に疑問を提示するという描写があってもよかったはずだ。そうした問いかけをこの物語から除き、政治的決定など尻目に、己にあたえられた任務に専心する者として「現場」の兵隊たちを描くこと自体、ひとつの政治的効果をもつという事実に、少なくとも同時代を生きるわれわれ観る者は自覚的であるべきだろう。
    こうした禁欲を装った政治的語りをなりたたせているのは、まさに冒頭に示される死者のエコノミーにほかならない。9.11で殺されていった無垢の人々の声を、私たちは聞くことができる。だが、アメリカの無人戦闘機によって殺されていく者たちの声を、私たちは聞くことがない。あの声だけのシーンによってすでに、観客たちは、アメリカやイギリスのテロの犠牲者だけが、記憶されるべき死者としてカウントされるようなエコノミーの磁場にひきこまれているのだ。そのことに気づかせる契機はこの映画の内部にはない。映画としては見事に完結しているだけに、観る者の注意深さが試される作品だと思う。

  • 2011年5月2日(誕生日じゃん!)に実行された国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン捕縛・暗殺作戦とそこに至るまでの道程を描いた作品。監督は「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー。

    “9・11テロ後、CIAは巨額の予算をつぎ込みビンラディンを追うが、何の手がかりも得られずにいた。そんな中、CIAのパキスタン支局に若く優秀な女性分析官のマヤが派遣される。マヤはやがて、ビンラディンに繋がると思われるアブ・アフメドという男の存在をつかむが…”

    「ハート・ロッカー」同様ドキュメンタリータッチの撮影手法はそのままだが、前作よりも映画的な演出は多い。しかしやっぱり今回も地味(笑)映画的な面白みに欠けると言っても、そもそもそういう描き方をしない監督なので、如何に史実に忠実かとか、そこに込められたメッセージとかが評価されているんだと思う。あたしは「ハート・ロッカー」も好きな人だけど、今作も同じくらいには楽しめた。

    ストーリーは911以降に実際に起きたテロなども交え、ビンラディンのしっぽを掴むまでを描き、映画のラストで暗殺(というより殺害)作戦という流れ。主人公のマヤはエージェントではなく、分析官で現場に出ることはないがいつどこに居ようとも死と隣り合わせという緊張感はずっとあった。

    殺害作戦の描写はヘリのくだり以外は淡々と静かに描かれている。ビンラディンとの遭遇もあっさり。銃のサプレッサーの音が怖く、凄く印象に残った。暗視スコープの視点など非常にリアルで、ほぼ実際の作戦と遜色ないものなんじゃないかと思うほどクオリティーが高かった。

    キャラクターを掘り下げる演出はほとんどなかったが、最後のマヤの表情が何とも言えない気持ちにさせられた。ビンラディンを見つけて殺すことを目標に生きてきた彼女がそれを達成した時に感じたものは達成感だったのか?それとも生き甲斐を失った喪失感だったのか?双方が正義を主張し、復讐を続ける限り、テロは終わらないと言うが、果たしてビンラディンの殺害はゴールだったのか?様々な感情が全て最後のマヤの表情に集約されていて、この辺は本当に巧みだと思った。

    今年亡くなったジェームズ・ギャンドルフィーニが口の悪いCIA長官役だったのはこの映画の唯一の笑い所かもしれないw ふぁっきんふぁっきん言いまくって、字幕もなぜかべらんめえ口調に訳されており、凄く和んだ。本当に惜しい俳優を亡くしたなぁ;;

    「ハート・ロッカー」が合わなかった人は今作も避けておいたほうが無難だが、911を忘れないために、平和とは何なのかを考えるためにも観といて損はない作品だと思う。

  • アメリカを敵に回すととても出来の良い映画でdisられるから気をつけろ。

    9.11からビンラディン殺害までの12年間、彼を追い続けた情報分析官の執念の云々。


    仲間を失い、手柄もない、実績もない、だが誰よりもあの男を追ってきたという一点だけでアメリカを説き伏せ、ビンラディン強襲を決断させるという文官のカタルシス。

    大筋だけならプロパガンダやんけと言われてもしょうがないのに、あまりの出来の良さにぐうの音も出ない出させないハリウッドのパワーとキャスリン・ビグローの手腕。おお、映画の国アメリカは恐ろしいものを手に入れたのだ。

    問題になるまで拷問はしてたことを隠そうともしないのが素敵。

  • 2月に映画を観ましたが、DVDになったのでやっとBooklogに登録できた次第です。
    ストーリーはご存知の通りの9.11以降のアメリカのビン・ラディンの追跡と捕縛(殺害)作戦。

    CIAの女性情報分析官の執念がビン・ラディンを見つけ出し、捕縛(殺害)作戦が実行されるまでの、証言に基づくノンフィクション(?)っぽい映画。
    派手なアクションシーンは出来るだけ抑制し、全編緊張感と張り詰めた空気が続きます。とても女性監督とは思えません。
    主演のジェシカチャスティンが好演。学歴も何の功績もないCIAの女性分析官が執念でビン・ラディンを追い詰める・・・ひしひしとその感情が伝わってきます。

    ラストシーンでの彼女の涙は何を表しているのか? 9.11テロで多くの人々が犠牲になり、ビン・ラディンを殺害したことで「問題は解決したのか?」を考えさせる涙でもあるように思います。

    また、オバマ大統領の作戦決行の決断への賞賛映画との声があるようですが、映画を観た感じでは、CIAの拷問場面や作戦遂行の際の殺害や、また最終的な作戦決断の確証が弱い感じ等があり、むしろアメリカ政府にとっては、好ましくない映画のような気がします。
    本作品はアカデミー賞にノミネートされていましたが、アメリカ上院議員が映画にクレームを付けているとかで、受賞は難しいとの予想がありました。噂通り受賞を逃し、同じくCIAの映画「アルゴ」が作品賞を受賞したのはご存じの通りです。

    本題からは外れますが、主人公がパキンスタンで乗っている車がトヨタのセダン(名前までは?) ビン・ラディン側の手下が乗っている車がスズキ(ジムニー?)。恐らく現地の車事情をキッチリ調べているのでしょう。日本企業の活躍が分かる映画でもありました。

    この作品は観る人により、かなり評価が分かれると思いますので、必ずしも必見とは言えません。

  • この監督の映像はむしろ好きな部類なのに、
    『ハート・ロッカー』と同様、
    いまいち何が面白いのかよくわからない作品だった。

    リアリズムも、
    劇的な展開もあるはずなのに、
    どうしてなのだろう…。
    登場人物の情緒があまりにも抑制されているから?
    それとも、
    アメリカの復讐心のようなものに、
    ちっとも感情移入ができないから??

    ひとつの作品として、
    もっと面白くなりそうなのに、
    何をどういじったらよいのかも、
    ピンと来ない不思議な仕上がりでした。

  • 重苦しい映画
    オサマ・ビィン・ラディン暗殺が題材で
    のっけから水責めの拷問シーン
    ラスト30分くらいの緊張感がすごい

    黒猫が画面よぎるのが・・・

    ヒロイン、インターステラ―のマーフ

  • アメリカ同時多発テロ、
    9.11を扱った社会派映画です。
     
    9.11後から
    ビン・ラディン暗殺までを
    描いています。
     
    前半2時間は
    ビン・ラディンに最も近い人物を追い、
    捜査を進めるパート、
    後半1時間は
    ビン・ラディンの隠れ家を見つけ、
    暗殺するまでのパート
    となっています。
     
    映画としての派手さはありません。
     
    しかし、恐らくビン・ラディン暗殺までの
    様子は真実に近い描写がされている
    と思われます。
     
    ドキュメンタリー映画として
    9.11発生から
    ビン・ラディン暗殺まで
    何が行われていたのか
    真実の歴史を知りたい方は
    ぜひご覧になってみて下さい。

  • 確たる証拠がなくても、決行する恐ろしさ。どこまでが真実なのか。「私のために殺してね」狂気です。

  • 拷問、諜報、殺害
    報復

  • 高校でリクルートされたか

  • 映画だけど映画とは思えないリアルな演出。

  • 字幕: 佐藤恵子

    事実かどうかはともかく、そして倫理だの正義だのをここで問いかけるのも脇に置いといて。
    監督の骨太な描写に感服。
    (愛国心丸出しでも、逆に一方的なアメリカ批判でもないところもいい。)

  • 実話をそのまま見ているかのよう。マヤの素晴らしい演技。戦闘の迫力。ヒーローがかっていない映像に見入る。

  • いくらでも派手にできるところを特に大きく盛り上げもせず、淡々と進める演出がこの話にはかえってよかった。
    CIA視点だけれど、正義・英雄化せずに逆にいろいろと考えさせられる作りかただと思う。

  • オサマ・ビンラディン暗殺を成功に導いた女性CIA職員の物語。
    人道に反する拷問を行うCIAや、家族の目の前で男性を射殺する特殊部隊など、容赦のないシーンが多かったけど、これが対テロ戦争の現実の一端なんだろうな。
    暗殺に至る過程も後ろ暗く、ストーリーに起伏が少ない。また、暗殺のあとに彼女に訪れるのは歓喜でも、勝利の凱歌でもない。その点、観てて面白い映画とは言いにくいかもしれない。
    シールズ隊員の暗視ゴーグル姿が、四つ目のおばけみたいだった。夜中にあんなのに遭遇したらおどろくだろうなぁ。

    主人公は輸送機に乗って飛び立ち、星条旗が印象的なラスト。人間性を捨てて、非人道的なことにも手を染めて、仲間も失って、そうしてビンラディン暗殺を成し遂げた彼女には何が残っただろうか。そしてこれからどこへ向かうのか。これはアメリカという国に対する問いかけでもある。

  •  アルカイダのテロとアメリカ人の戦い。対テロスタッフのマヤが、幾多の困難を乗り越えながらビンラディンの後を追っていく。
     アルカイダから見ればアメリカは敵。科学技術では大きな差がある2つの勢力がそれぞれのやり方で闘う。
     マヤは、ビンラディンの連絡員を追っていく。連絡員がいるところがビンラディンが居る場所と。
     世界が共感しない環境下で場所を突き止め、決行まで持っていく。プロ対プロの戦い、いつ襲撃されるかわからないパキスタンの情景描写はリアルで緊迫感がある。

  • こんな題材なのにエンタテイメントで、すごいなー、ビグロー監督。

  •  ビンラディンを追う女性CIA分析官を描く。

     拷問の様子ももちろん描かれるが、拷問する側も疲弊し深く傷ついている様子も描かれているのが興味深かった。ビンラディンの居所をほぼ突き止めても、自分達の過去のやりすぎのせいで自制的にならざるをえない姿も面白い。
     映像として改めて見て思うのだが、これはやはり蛮行なのだと思う(制作者はそう見えることも意識しているはず)。映画というものの可能性を改めて感じた。

  • このような殺害行為が許されるものか。

  • 「ハート・ロッカー」を見て、あの映画がアカデミー賞を受賞というのが私には理解できなかったのですが、この映画を見て政治絡みの受賞なのかと少し疑いたくなりました。まるで史実であるかのようなビンラディン殺害までの捜査を描いていますが、こんな杜撰なCIAの捜査でテロリストを追い詰めたとはとうてい思えません。一般人に思い込ませる為に撮られた映画なのかななどと陰謀論好きの私は斜めに観てしまいました。サダム・フセインもそうですが、アメリカは必ず敵の大将を殺害しますよね。生かして連行はしない。そこに闇を感じてしまうのですよ。ドキュメンタリーではないので、あくまでも映画ということにしておけば都合が良いのかなと。映画としては突入までは淡々としていて退屈だったかなあ。緊迫感がないのがリアルなのかもしれませんけどね。

  • 9.11テロからビンラディン殺害までを描いた実話に基づく作品。
    ずっと観たいと思っていて、やっと観られた。
    この映画を観て、テロに立ち向かうアメリカすごい、かっこいい!と思う人はほとんどいないだろう。
    アメリカを憎む者たちによるテロで多くの国民を殺され、CIAの仲間も失い、最後にはその復讐としてビンラディン殺害を果たすが、それが生むのはまた新たな憎悪だけ。
    憎しみの連鎖はどこまで続くのか。
    主人公マヤの最後の涙は、長年追い続けてきた敵を捕らえて安堵しつつも、容易には歓喜できない彼女の心のうちを表していると思った。

  • まぁ、アメリカ的な映画。
    正義とは?を考えるのには、大事かも。

  • こういうドキュメンタリータッチな映画はちょっと苦手です。
    最近多いですよね。『キャプテン・フィリップ』などなど
    でも観客をハラハラドキドキにする手腕はすごいですねぇ。
    オサマ・ビンラディン暗殺の映画ですが、隠れ家をみつけ、そこへ侵入し彼を見つけるまではもうドキドキ。
    自分の心臓の動きがわかるくらいよ!あはは
    うれしいのがCIAの女性情報分析官が活躍すること。
    圧倒的な男社会の中で活躍し成功する女性の姿を見るのは小気味がいいといいますか、同じ女性として誇りに思いますねぇ。
    ビンラディンを見つけるまで、長い時間がかかり、彼女の追跡する執念が最後には実を結びました。それは怖いほどです。
    映画としては本当緊迫していていいよかったと思います。
    でもね・・・気持ち的には複雑。本当にこれでよかったのかな?とかね。
    正義=アメリカだとは思えないから。
    アルカイダが正義とも思ってないけど。
    なので、すごいおもしろかったぁ!とも言えないです。

全82件中 1 - 25件を表示

ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]に関連するまとめ

外部サイトの商品情報・レビュー

ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]を本棚に「観たい」で登録しているひと

ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

ツイートする