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- / ISBN・EAN: 4988102134174
感想・レビュー・書評
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コメディ監督として成功していた主人公は、事故をきっかけに、世の中に対する見方が変わる。その価値観が変化する足跡を表す映像。
まず、世界の虚構を見抜くという命題で始まる。
世界を癒すつもりの仕事が、自分は世界を毒していたのかもしれない。
死を目前にして人生の目的を考えた。そして、世界の精神的指導者(宗教者・作家・歴史家など)を廻ってインタビューし、二つの質問をする。
「世界のなにが悪いのか?」・・・根本的問題は?
「我々のするべきことは?」・・・人間の本質とは何?
科学が真理とされる現代に再考を促す内容となっている。
科学万能の社会は、人間を機械のように扱う社会、独立心・競争心を評価する社会であって、分離を基本とし、個人的利益を追求する社会だ。そこでは人を消費者としてしか看做されない。
富を得てもなお、貯めこもうとする人間は、他人の人生を食い物にしている。
全ての戦争は自己愛から生まれているのだ。
怪物「経済」は、生き物のように扱われる市場だ。
人間が作ったものに自分自身が振りまわされている。
強欲は良いものという考えが広まったがその一方、成長の限界も見えている。
世界を揺るがす変化が起らない限り人間は絶滅するだろう。
人間の本質は「協力」か「支配」か?・・・本来は協調。
だから度を越した競争心は心の病。生存競争の名の下に病は進行する。
人間の感情はエネルギー場をつくり、他の生命体はそれに同調している。
全てはつながっているのだ。
大きな災害が起きると、人間の意識が変わり、それとともに物理環境にも変化が起る。人間の意識は環境につながっている。
これを宗教的という人はいわゆる「近代科学教」に犯されていることを一旦、自問する必要があるでしょうネ。彼は事故を通じて再考の機会ができたのですから。 -
宗教の説教的な胡散臭を若干感じたが、人間が持つ共感の能力について、量子力学からのアプローチは、非常に良かった。
世界の問題は何か、という問いの答えが映画のタイトルになっている。
世界の不平等に、"わたし"が加担しているということを忘れてはいけないと思う。 -
人類の歴史や、科学が、「人間は助け合うことが出来る存在だ」ということを証明している。
ヨーグルトと気持ちがつながっている!
心臓が人をコントロールしている
黒人「どうして入れないのか?僕が黒人だからか?」を続ける
病院 教会ー外を出たら別れる
イラク戦争での精神的ショックで心を病んだ軍人
必要以上の競争やお金を求めるのは病気 -
【人間の真理をテーマに製作したドキュメンタリー】と宣伝文句だったので気になって借りてみた。
また、映画製作に成功し、一躍お金持ちになった1人の男性が自己で生死を彷徨うような経験をされてから、人間の真理に到達した答えというのも気になった。
必ずしも富と幸福が同義ではないこと。
それを教えてくれる作品だった。
「他者」へ愛を与える事。この「他者」には人間だけでなく植物や動物、山河など自然全体が含まれているようだ。 -
少し宗教っぽいところもあるけど、勉強になりました!