学び続ける力 (講談社現代新書) [Kindle]

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著者 : 池上彰
  • 講談社 (2013年1月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (96ページ)

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学び続ける力 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • 読書はザルで水汲みのようなもの
    他人に考えさせ、自分で考える必要がないから楽なものである

    確かにそうです。
    少しでも読書から得たものの備忘記録として、このブクログを利用していることを思い知らされます。

    著者は一見キツイことを優しく表してくれます。
    お人柄が感じられます。

  • 「『世界が明日終わりになると知っていても私は今日リンゴの木を植える』という有名な言葉があります。私は、明日死ぬことがわかっていても、やっぱり勉強を続けたいと願っています」

    五十代半ばのいまならまだ、新しいことにチャレンジできる、勉強もできる、と思ってNHKを退社したという池上さんのパワーには圧倒されました。

    私も仕事でいろんな分野に触れたりするごとに、知りたいと思うことが増えていきます。たとえば一本の映画を観ただけでも、その背景知識がもっとあればなぁと思ったり。

    「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」、逆に「すぐには役に立たないこと」を学んでおけば、「ずっと役に立つ」のではないか、と言う池上さん。教養とは何か、ということをあまり真剣に考えたことがなかったけれど、こういうことなのだなーと感じました。そのときは点でしかなかったものが、後々いろんな形で繋がっていく。読書とはザルで水を汲むようなものだけれど、汲まなければ決してたまらない。そして読むだけでもダメで、そこから自分で考える力をつけなければ意味がない。

    私は意志が弱く、やる気がぐんと上がることもあれば、あのときのやる気はどこに?ということも不思議なくらいによくあります(^_^;) そんなとき、この本をまた開いてみようかなと思いました。

    自身の英語の勉強方法、ノートの取り方、歴史を学ぶ意義、紙の新聞を勧める意味、福島原発周辺の話題など、具体的なお話もたくさん。池上さんの本は本当に読みやすく面白くて、いつも引き込まれてしまいます。「伝える力」とはすごいものだな、と思うけれど、その裏にはたゆまぬ努力があるのだということがよく分かりました。

    今自分が大学生だったら、きっと当時とは全然違った姿勢で勉強に取り組むことができるだろうな、と思ったりもします。でも、それは一度社会に出ていろんなことを経験したからこそなのだろうな、とも。これからも自分なりの歩みで少しでも前に進んでいきたい、と力を与えてくれる一冊でした。

  • 名刺がなくても通用する人間になるには勉強が必要。
    すぐに役立つことは、すぐに役立たたなくなる。

  • ご存知池上彰氏が教養とは何か?学ぶ事とは何か?人は何故学ぶのか?を語った一冊。

    学ぶということは、「要するに何なのか?」「そこから導き出されるものは何なのか?」を考えることだと。それはその通りだと思えて、ネットで情報が速攻で簡単に大量に手にはいるからこそそれを自分なりに噛み砕いて一般化する力が求められるよなぁと。あと歴史は因果関係をきちんと知ること、ってのもなるほどと。へー彼が天下取ったんだー、で終わらせずに、何故?と自分なりに考えるのが大切ねと。

    答えのない問題に取り組める力が大切なんてだいぶ前から言われるようになったけれど、果たして同士たらそんなスキルが身につくものかと考えてしまう。兎に角考えて、自分なりの答えを導くことが訓練かなと思ったりしたけれど、やっぱり自分で考えるって大変だよなと思ってる時点で俺には考える才能ないんだなとか思える。

    それでも少しずつでも自分の中に落とし込んでいく事は訓練しないとなと今更ながらに思えた本でした。

  • 池上彰さんによる教養論、勉強論。NHKに入社したころから、取材など仕事の合間を見つけては本を読んだり、独学で様々なことを学び続けてきたそうです。池上さんも書いていますが、一般的な日本企業では、仕事以外の勉強をすることは周囲からは、必ずしも良い評価を受けません。(個人的体験からもわかるな。不思議なことですが。)しかし、仕事以外の分野を幅広く学ぶことは、視野を広げ、仕事しかしていない人から見ると意外な観点からアイデアを生むことに繋がります。それは池上さんの今の活躍ぶりが証明してますね。

    教養こそ王道。従来の日本モデルがほとんど機能しなくなってきた昨今、目先の知識、ノウハウではなく、幅広い教養を身につけることが再評価されてきている印象があるのは良い傾向かと思います。(全体からみるとごく一部のトレンドなのかもしれないけど)

  • ・すぐに役に立つものは,すぐに役に立たなくなる.
    ・これからの教養は,実践能力を兼ねそなえていなければならない.

    流行からすこしおくれて,読み終わりました.

    学び続ける力,むずかしいですよね,
    「学ぶこと」「続けること」それぞれが,そもそもなかなか体力を要することだというのに!

    けれど,長い人生これから,生きて行くためには
    学び続けることは大事ですね.
    本を通じて,すこし人生に勇気をもらった気がします.

    ・一見役に立たなさそうなこと,すぐに役に立たないことは,ずっと役に立つことかもしれない.
    ・ショーペンハウアーの読書についての論をよんで,衝撃を受けたという話。
    ・読書はざるで水をくむようなものだという話.

  • 池上彰氏の考え方、学び方が少しでも分かる本。とても分かりやすく、文章も読みやすかった。ただ、機械的なものに頼るのではなく、自分の脳力を高めていく様にしているのが分かる。

  • 尊敬するジャーナリスト池上彰さんの本。その1

    彼の人気は専門家と一般人のあいだのギャップをうまく埋めてくれるところにあると思う。ドラえもんの道具でいうならば、「ほんやくコンニャク」。

    それって、そう簡単にできるわけじゃなくて、自分自身がまずしっかりと知識を咀嚼してからわかりやすくして吐き出すわけで、日本にも池上さんのようなジャーナリストがあと10人でも現れれば日本大きく変わる気もするなー。
    この大変革の時代だからこそ、後に続きたいものです・・・。精進せねば。

  • 池上さんの原点や、どのようなことを考えながら大学で教えていたか、そして池上さんの考える教養とは何か、を平易にエッセイっぽく書いた本。売れているハウツー本のように何かができるようになるわけではないけれども、なぜあんなに解りやすく物事を説明できるのか、という問いの片鱗が見えた感じ。
    個人的には、この本にあったように、理系が教養として社会科全般を学ぶことはとても大切だと思っている。私大の理系なんて、文系科目は高校の前半までしかマトモにやってないんじゃないかな。わたしもそうだった。だから選挙は行かないし税金もよくわからない、関わる筈の社会保障制度についてもおざなりにしか理解していない、という困った医療人を輩出してしまうのだ。

  • わかりやすい解説でお馴染みの池上彰さんが,どんなことを考えながら学び続けているのかを書いたエッセイ.大学の教養科目の役割とは? インターネットで情報が簡単に得られる時代に学び続ける理由とは?

    NHKで記者として働きながら(周りからとやかく言われることがあっても)勉強し続けたり,辞めた後ももう一度経済学などを勉強し直したりなど,学ぶことに対する欲が素敵だ.このように,勉強を続けている理由のひとつが,「NHKという所属がなくても「池上彰」という名前で仕事ができるようになるため」,なんだとか.自分もこうありたい
    ,貪欲に学び続けたいなって思った.

    【目次】
    第1章 学ぶことは楽しい
    第2章 大学で教えることになった
    第3章 身につけたい力
    第4章 読書の楽しさ
    第5章 学ぶことは生きること

  • 現在、東京工業大学のリベラルアーツセンター教授として、教養課程を教えられている著者の、「現代版教養のすすめ」。
    「すぐ役に立つ」ことより、いつしか「役に立った」ということを学ぶ楽しさを知り、またそれが「よりよく生きる」ために重要であることを感じ、勉強意欲が湧きました。
    一番響いたのは、「読書はザルでの水汲みのようなもの」で、読んでもその後に自分で考える時間がないと、自分のものにならないというところです。
    今後は、本書で触れられているノートの取り方など参考にし、読了後に少し自分のものにする時間を設けたいと思います。

  • とても前向きに学び続けることを推奨してくれている本。いい本です。

    最近、なぜか勉強がイヤでイヤで仕方が無かった。授業がおもしろいと思えなくて、好きだと思って始めたのに興味が持てなくて、勉強の字の如く無理矢理強いて勉めている感じだった。

    でもこの本を読んで、勉強が嫌いなわけじゃないと感じて、励まされているように感じた。

    今は東工大でリベラルアーツ(教養)を教えていると言う池上さん。彼の学生に伝えようと言う姿勢にプロフェッショナルな気概を感じる。どうやったら相手に伝わるかと言うことを真剣に考えてあれこれ工夫をしている。そんな風に教えてもらえたら、興味のわかなかったものまで興味がわいてくるのだと思う。政治とか経済とか。その分野をおもしろいと思っている人が伝えるからおもしろいのかもしれない。

    そして池上さんの参考にしたいところは、何かと何かをいつも関連づけたり、想像してそれらを重ねたりしながら物事を捉えていること。それがおもしろさにも繋がってくると思う。そして特に具体例を示すこと。ビジュアルを示すこと。頭の中でイメージができるということがとても大事なんだと思った。

    以下は印象的だった部分の抜粋。
    ・「世界が明日終わりになると知っていても私は今日リンゴの木を植える」という有名な言葉があります。私は、明日死ぬことがわかっていても、やっぱり勉強を続けたいと願っています。こんな心構えを、父は教えてくれたのでしょう。

    ・当時の社会の様子・雰囲気を学生にわかってもらおうと一所懸命に説明の仕方を考えます。そして、そのことによって、私自身の理解も深まるのです。

    ・歴史を学ぶというのは、ものごとの因果関係をきちんと知ることです。それを知ることで、これからの時代についても、推測したり、自分なりの考えが持てるようになったりします。

    ・一つの正しい答えがあるわけではありません。私が求めたのは、「そういえば、何でこうなるのだろう?」と自分たちを見つめること

    ・あるキーワードで検索して引っ張ってきたものと、別のキーワードで引っ張ってきたものを重ねることによって新しい発想を生み出す。そこまでできないと、あまり意味がないと思うのです。「組み合わせて引っ張り出す能力」と言っていいかもしれません。

    ・つまり、聴いていて絵が自然に思い浮かび、なおかつ論理が通っていると、ストンと腹に落ちる、それが本当の意味で伝える力なのだ、という話です。

    ・読書がなければ教養は身につかないけれども、読書しただけで教養が身につくわけではない。

    ・私は、教養を持つということは「よりよく生きる」ということではないか、と思うのです。
    (kindle本)

  • 序章として、池上さんのお父さんの思い出が語られています。銀行員だったお父さんが、仕事の傍ら独学を続け、定年退職後も仕事を得て充実した第二の人生を送り、死の間際まで知識欲を絶やさなかったという話です。この短い文章だけでも「はっ」とさせられました。それは、自分がいま何をすべきかのヒントを得たような感覚でした。

    池上さんはお父さんに負けず、学ぶことに貪欲です。そして学んだことをフルに生かします。生かして、伸ばして、どれをどう他人に還元しようかまで考えています。自分の持っている知識をどう「生かす」か、それを考えながらまた学び続けたいと思いました。

  • 学ぶというのはどういうことか。
    筆者がNHK時代に勉強したり、現在大学で教えたりしている経験から、学びや教養に関する様々なテーマについて論じている。

    社会に出ると、答えの無い問題に対して、いかに答えを出していくかということが求められる。
    また、問題そのものを自分で設定しなければいけない場面も頻繁にある。
    学ぶとは、そういう社会の要求に答えられる自分をつくることなのだ。
    それは、辛い反面、果てしなく自由な行為だ。
    本を読むにも、学校に入って学ぶにも、これほど学びの機会の多い現代に生まれた幸せを噛み締めた反面、もっと早くこういう認識を持ちたかったとも思った。

    また、筆者の話の分かりやすさには定評があると思うが、その辺りの話も面白かった。
    相手に分かりやすく説明するとは、論理だけでなく、いかにビジュアルを相手と共有するかが鍵、というのは目から鱗だった。
    分かりやすいメモの取り方やアジェンダの作り方なども、シンプルで、実践しやすいものだ。

  • 2013/3/3 Kindleにて読了。経済などの難しい部分をわかりやすく解説することで有名な池上彰さんの本。教養とは何か、学び続けることの意味は何かを、実体験を踏まえわかりやすく書いてあり、あっという間に読めました。「すぐに役に立つことはすぐに役に立たなくなる。」「すぐには役に立たないことを学んでおけば、ずっと役に立つ」という言葉が一番印象に残りました。またショーペンハウエルの「読書について」の記述で、「読書にいそしむ限り、実は我々の頭は他人の思想の運動場に過ぎない」・・・すなわち、読んだ後自分でものを考えなければ駄目だという言葉は、今後読書をする際に心に留めておこうと思います。

  • 学ぶということについて、池上さんらしくソフトな語り口によって解説した本。とても勉強になりました。

  • 池上さんの本、本屋さんに行くとたくさん並んでます。が、何となく手が出ませんでした。電子書籍で見つけたこの一冊。基本のような気がして、買って、一気に読んでしまいました。おもしろい。わかりやすい。静かに刺激的。 この本を読んでいる途中で、「毎日小学生新聞」のお試しを申し込んでしまいました(本書には登場していませんが)。わかりやすく伝えるまでの努力、大変なことだと思います。そこで、生きてくるのが、「教養」。
    “「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」ことが多い”。そうかもしれませんね。

  • 池上さんの向上心には頭が上がらない。知識の身につけ方、講義においても読書においてもただ単に鵜呑みにしていてはダメ。自分なりに噛み砕いてさらにアウトプットする必要性を改めて思い知りました。ノートの取り方についても学生時代の自分に教えてやりたくなりました。学生さんにはぜひ読んで欲しいです。

  • 学ぶことへの再確認。

    第1章 学ぶことは楽しい
    第2章 大学で教えることになった
    第3章 身につけたい力
    第4章 読書の楽しさ
    第5章 学ぶことは生きること

  • すぐ役にたつことは、すぐに役にたたなくなる

  •  あまりに政治経済あたりの知識が乏しいので、池上さんの本でも読むしかない、と思ったんだけど、彼のことほとんど知らないから、まずは好きになれるとばりばり読む気も起こるのでは?と思って手に取った。“初めて語った「池上彰ができるまで」。”と帯に書いてあったからね。まじめで純粋な人だなあ、と思った。すごく好きになった!というわけではないけど、少なくとも信頼できると思った。教養をつけることの説得力、圧倒的なものではなかったけど、すてきな部分はいくらかあったし、新しい知識もついた。「リベラルアーツ」について知れたのがよかったな。

     「教養を得るとは究極的な自由を獲得すること」ってのがいい。「教養を持つとはよりよく生きる、こと」とも言っていて、よりよく生きるとは、私にとっては、より楽しく生きること。教養をつけると生きることはより楽しくなる、というのはなんとなくわかる。自分でものを考えることは楽しいし、教養はその頼もしい材料になるだろう。まあいやなところもたくさん見ることになるだろうけど、見ないよりいいと思う。

     具体的に参考になったことは、読書について。読書は他人の考えた過程をたどるにすぎないから、深く感動した本や自分にとって意味があるとおもった本については、次の本にすぐに行かないで、しばらく余韻に浸る、考える時間を作る、というのが大事って話。それはそうだなあ、と気づきがあった。

     これから池上さんの政治の本を読んで基礎知識をつけたうえで、それから津田っちの本を読みたい。(WEBで政治を動かす。津田さん好きなので読みたいのに追いついてないから。)

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