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感想・レビュー・書評
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講談社学術文庫
宮永孝 「 幕末遣欧使節団 」
様々な資料から文久遣欧使節の様子
を検証した本。条件付きながら 開港を5年延期させた「ロンドン覚書」は 渡欧の成果だと思う。
「ロンドン覚書」以外の成果は見受けられないが、列強の仲間入りを果たすため、科学技術、武器産業、病院などを重点的に視察をしていたように見える
本の構成上よくわからないのが、メインが「ロンドン覚書」でなく オランダ滞在記であること。さして外交的成果を見られない オランダの視察と親善に 他の国の倍以上のページを割いている
幕末遣欧使節により、ロシアとカラフトの境を決めない協定をしたことを初めて知った。カラフトの権益をめぐり、英仏米三国もロシアと対立関係にあり、各国の思惑が敵を生み、戦争に至る雰囲気を感じる
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