さんてつ―日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録― バンチコミックス [Kindle]
- 新潮社 (2012年3月9日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (192ページ)
感想・レビュー・書評
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当事者じゃないから言えるのかもしれないが、よくぞマンガにしてくれましたという感じ。吉本浩二さんというマンガ家には色んな意味で不器用な印象を受けるが、まさに愚直に丁寧な取材を元に想いを込めて描かれた作品だと思った。
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未だに忘れられない、忘れてはいけない「311東日本大震災」。震災から数日後には運転を再開した三陸鉄道。CSVの教科書を読むより実践的でオススメ。頭で理解するのではなく、行動すること。できない理由を探すのではなく、できる理由を探すこと。
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「あまちゃん」の震災のシーンは、この本にたいするオマージュだというツイートを見て、購入。確かにその通り。台詞が一緒だったり、カットがいっしょだったり。また、さんてつの創業の1984年4月1日、春子が東京に出て行ってしまう駅のシーンまでいっしょ。
ただ、震災のこの鉄道に与えた影響、鉄道員の想い、住民の苦労、取材する方の苦悩などは、この本の方がよく描かれている、まあ、朝ドラではそこまで描くことはないのだろうが。
もうひとつ。この本はKindleバージョンで読んだ。本は、流行っているためか2〜3週間かかると、Kindleなら、すぐダウンロードできて、本の580円より安い420円、さらにKindleプロモーション期間で、273円で購入。IPADにKindle for iPadをダウンロードして読んだが、「あまちゃん」ファンに限らず読む価値あり。