チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~ [DVD]

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監督 : マルジャン・サトラピ  ヴァンサン・パロノー 
出演 : マチュー・アマルリック  マリア・デ・メディロス  イザベラ・ロッセリーニ  キアラ・マストロヤンニ  ゴルシフテ・ファラハニ 
  • Happinet(SB)(D) (2013年5月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953043169

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チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~ [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 字幕: 松岡葉子

    楽器は違えど過去に音楽の道を歩んでいた者からすると、主人公が楽器を壊され必死で探し回ることに100%共感するし(奥さんがかわいそうという感想もあるけど、いや、だとしても、あれは絶対やったらいかん)、同等のヴァイオリンに出合えなかったから死を決意するという動機も全く違和感がなく、「愛器を失った天才音楽家の不幸」的な物語かと思いきや。

    死を決した動機は別のところにあった…というのが分かってからのラスト20分。ああ切ない。

    そしてそこに持って行くまでの7日間での過去の遡り加減、ラストへの繋げ方がスムーズで上手い。

    『ペルセポリス』を描いたサトラピのコミック原作ということで、雰囲気が似ているかも? ファンタジーな要素満載ながら、どこか哀愁の漂う色彩が美しい。ナセル・アリの心象に合わせるかのような、コントラストのある色使い。

    そしてコミカルな場面ではコミカルに演じつつ、どこかしら思い詰めた悲しそうな演技のマチュー。ここんとこ連続で彼の出演作を観てきたけれど、演技の幅が広くどんな役でも説得力があって、ほんと素晴らしい役者だわ。アバンチュールに溺れる中年もいいけど、思い出に生きる口数少ない音楽家もいい。

  • 叶わなかった愛が、いちばん美しい。
    このコピーが入ったフライヤーで観ることを決めた。

  • フランス人の太宰治という感じ。

    いつまでも過去に捉われ続ける主人公の、自己陶酔の末の自殺。
    永遠の愛だと信じていたのだろうけれど、
    ただ現実から目を背けたい人の典型。

    それでも美しいと感じてしまうのは、
    見苦しさも人間の美徳だからなのだろうか。

  • 大切なバイオリンを失い、死を決意した男の人生と、彼の胸に残る叶わなかった恋の顛末を、独特の色彩表現と繊細な映像美で描き出す。

  • マチュー・アマルリック見たさに。
    童話のような映像がきれいだったけど、思ったより普通でした。
    良くも悪くも。

  • 偶然目にしたポスターのキャッチコピーには、〝叶わなかった愛が、いちばん美しい。〟〝天才音楽家は、死ぬことにした。最後の8日間で明かされる、伝説の音色の秘密とは-。〟とあり、何だか気になって内容も知らずに映画館に飛び込みましたぁ。
    妻に大切なバイオリンを壊されてしまった主人公は、同じような音色を奏でる名器を求めようとするのですが見つからず、ついには生きる希望を失くして死を決意します。主人公のバイオリニストは、映画が始まって間もなく亡くなるのですが、そこからが本筋。死を決意してからしに至るまでの最後の8日間で、主人公は自らの人生を振り返ります。物語は彼の記憶をさかのぼり、いくつもの回想シーンを絡ませながら描かれていきます。
    部屋に閉じこもった主人公の脳裏に、断片的によみがえる記憶の数々。出来の良い弟と常に比べられ、肩身の狭い思いをした少年時代。師匠から、演奏技術は申し分ないが、空っぽの音だと批評された修行時代。無名時代、苦しい暮らしの中でめぐり逢った美しい女性。貧しさを理由に引き裂かれた恋。名声を得て、演奏旅行で世界を飛び回った黄金時代。そして自分を慕い、待ち続けていてくれたオールドミスとの愛のない結婚生活。たいせつな母の死・・・・・。
    愛と死をテーマにした映画なのに、物語はユーモラスに、コミカルに展開されていきます。原作が本作の監督でもあるマルジャン・サトラビのコミック(2005年アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞受賞)であるらしく、そのためか映像もユニークです。ファンタスティックで、ノスタルジックで、エキゾチック・・・いろんな手法が楽しめます。とりとめのない回想シーンが続き、場面がどんどん変わるので一体どうなるの?と戸惑いつつ観ていると、最後にはそれらがキレイにまとまり、バイオリニストの奇跡の音色はどのようにして生まれたのか?妻はなぜバイオリンを壊さなければならなかった?若き日の恋はなぜ実らなかったのか?そして、主人公はほんとうは何に失望し、死のうと思うに至ったのか?が明かされていきます。美しくも哀しい物語に、ラストはホロリとさせられます。これは最近稀にみる、良く出来た上質の恋愛映画だと思いました。
    若き日の主人公が一目惚れした女性(ゴルシフテ・ファラハニ)の美しさには、目を見張るものがありました。彼女はイラン・イスラム共和国の女優なのだそうです。また、主人公の母親役を演じたイザベラ・ロオセリーニは、銀幕の大女優イングリッド・バーグマンの娘です。登場シーンはわずかなのに、印象に残る存在でした。

  • 「ペルセポリス」の作者、マルジャン・サラトピ原作・監督の映画だけあって、俳優やセットの雰囲気に「ペルセポリス」の雰囲気が出ていた。

    誰も幸せになろうとしない悲しいラブストーリー。時代や社会のせいもあるのだろうけど、悲しみに酔っていても仕方ないじゃないかと思う。失った恋が、そっと心を温めてくれることもあるだろうに。

    美しくセンチメンタルな世界ではあるけれど、登場人物の生きる力のなさに、怒りに近い物を感じるラスト。

    鬱鬱とした世界だけど、メルヘンチックな映像美に不思議な安心感もある。

  • おしゃれ映画かと思ったら美しく、悲しいお話だった

  • イランのバイオリニストの話。
    不思議な物語。
    コミカルだけど切ない。人生はため息。

  • ファンタジックな映像で、夢とうつつを行ったり来たりするみたいに、ふわふわしたお話。割と毒があって、少し悲しくて、なぜか温かみも感じる。
    ティム・バートンの「ビッグフィッシュ」とか好きだったら気に入る系。

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