大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • 日々の食事や運動や精神状態に気を配るのであれば、当然アウトプットのひとつである大便に対しても同様に真摯に向き合う必要があるよね…という事実に開眼させていただきました。ただ忌み嫌うのではなく、あくまでも自分の状態を知るという意味でフラットに観察する価値はあるかと。とりあえず食物繊維とヨーグルトを食べよう。

  • 最近流行の腸内フローラの話。内容的にはヨーグルトや食物繊維を多く含んだ食品を食べるなどして良い便(量、硬さ、頻度、色)を出すという話でその部分に目新しさはない。ただ、ブームに乗っかった人ではなく、専門の研究者の話として、安心して読めた。
    培養技術の進歩や分子生物学の発展が、最近の腸内細菌の研究の進展に寄与していると知って、なるほど~と少し賢くなった気がした。ヤクルトの名が、ヨーグルトに由来するのも雑学として面白い。
    著者の名前が本名と知ってちょっとびっくり。50歳のとき、169cm、84kgが、食生活の改善で10kg落としたらしいが、それでもちょっとメタボ気味?ヨーグルトの食べすぎもほどほどに。

  • うんちをデザインしよう

  • 腸内細菌の予防が、これからの予防治療に大きく寄与できるということを大いに期待したいと思いました。

    まぁそれよりも大便に対する羞恥心は無くして
    気軽に話題にし、日ごろの健康管理に役立てることが出来るものだと
    いう認識を忘れないようにしたいと思う。

    大便をデザインする。いいですね~、この感覚

    腸内環境を良くする例としては、世間一般に言われているものとは
    あまり変わり映えはしませんでしたが、特に私の大好きなカルピス
    が推奨されている点では、確かにそうだ!そうだ!とうなずける
    経験があるので、なんか改めて専門家のお墨付きもいただいて
    さらに、カルピスの消費量が増えそうです!

    で、そのカルピス、なんとヨーグルト普及に寄与したメチニコフの本「不老長寿論」の翻訳書は大隈重信が出版し、その内容を受けて7年後に誕生した飲み物らしいです。

    おお、、、なんかカルピスが由々しきものに見えてきました!!

    カルピス信者の私として、その発見があっただけで嬉しくなってしまいました。なので、評価は5つ星です♪

  •  どう考えても現代人の暴飲暴食が体にいいわけないと、漫然と思っていたが、それをわかりやすく書いてあった。「大腸は病気の発生源」とあったが、食べるものによって、われわれの身体は作られるというのはほんとうだ。食べたものや、体調によって変化する大便はまさに「大腸からのお便り」。もっと気軽に人とうんこの話ができるようになりたいものだ。

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著者プロフィール

辨野義己(べんの・よしみ)
一般財団法人「辨野腸内フローラ研究所」理事長、国立研究開発法人理化学研究所名誉研究員、十文字学園女子大学客員教授、日本微生物資源学会名誉会員。
1948年、大阪府生まれ。酪農学園大学獣医学部卒業。東京農工大学大学院獣医学専攻科を経て、理化学研究所に入所。2009年、同所バイオリソースセンター微生物材料開発室室長を経て同所科技ハブ産連本部辨野特別研究室特別招聘研究員。2021年3月末退職後、現在に至る。1982年、東京大学農学博士学位授与。半世紀にわたって腸内細菌の分類と生態に関する研究を続けている。主な著書に『ウイルスに負けない!腸を元気にする新常識』(宝島社)、『健康寿命は腸内細菌が決める』(集英社インターナショナル新書)、『長寿菌まで育てる最高の腸活』(宝島社)など多数。

「2022年 『最高の睡眠は腸活で手に入る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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