ピアノマニア [DVD]

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監督 : リリアン・フランク  ロベルト・シビス 
出演 : シュテファン・クニュップファー  ピエール=ロラン・エマール  ラン・ラン  ティル・フェルナー  アルフレート・ブレンデル 
  • エスピーオー (2013年4月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988131910480

ピアノマニア [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 調律師の仕事を追うドキュメンタリー。
    ピアニストでは、ラン・ラン、ブレンデル、ピエール=ロラン・エマール、あとよくわからないコメディ・コンビなどが登場。

    とにかく、調律師はピアニストのわがままにできるかぎり応えないといけない。本作で登場するスタインウェイの調律師もまた、とにかく振り回される。
    とりわけ、バッハの録音を行うエマールの要求。ミリ単位の調整が必要となったり、楽器を変えたり、マイクの数を変えたり、反響板をつけたり外したり、気が狂うんじゃないかと思われるほど矢継ぎ早に注文がくる。けれども、エマールの要求が理にかなったものだから、仕方がない。かくして調律師の職人魂に火がつく。

    たしかに、観て(聴いて)いると、楽器によって全く音色が違う。
    いちばん感動したのは、優れたピアニストが弾いたピアノには、優れた音色が刻印されるということ。目には見えないが、耳で見ることのできる演奏家の記憶。


    自分はピアノに明るくないけれど、ピアノ弾きの家人にみせたら、学ぶところかなり大、ということだった。エマールが演奏しているところをピアノの内部から撮影する場面があったが、それを家人は美しいといって歓声をあげていた。言われてみれば、たしかに。

  • 音が音楽となる世界をみせてくれる映画。
    音に一喜一憂する彼らの姿は、厳格なまでに真摯で純真である。

    演奏家であるピアニストがもつ、技巧者としての部分や学術的な側面を垣間見せてくれる一本。
    そして、調律師が音を創意するために、いかに厭わず、探究心と追求心によって途方もない労力を費やしているのか理解出来る作品。

    ピアニスト(他人)の頭の中にあるイメージでしかない音を忠実に再現しようとする調律師の仕事に脱帽させられます。

  •  調律師の仕事を追ったドキュメント。

     恐ろしく説明がありませんww
     も、とりあえず「調律師の話」とか「ピアニストの音色へのこだわりがすごい」とかっていう基礎知識(?)があるのと、一応ピアノやってますからついていけたけど、それでも不親切極まりない作品でした。
     
     が、余計なものを全てそぎ落としたからこそ、主人公の音への純粋なこだわりが浮かび上がってくる。
     ピアノそのものの声を聴き、ピアニストの欲求にこたえ、本当にすごいなあって。

     プロっていうのはこういうのをいうんだよね。

     と、そーいや昔の「フラッシュダンス」の中に<マニア>って曲があって、その中で「彼女はダンスに取りつかれてる、くるってる」って歌詞があった。取りつかれるとか狂ってるってとろが、マニア、だったみたい。
     
     ようするにマニアってそういうことなんだろな。
     だからこそ、この映画のタイトルも「ピアノマニア」なんだね、と変に納得したのである。

  • クラシックはまったく聴かないけれど、このドキュメンタリーには目と耳でとっぷりと浸れた

  • わかりやすいものの方が好まれるのは、いつの時代もそうなのかもしれないけれど、ここのところ、それが顕著な気がします。特に、日本では。それは果たして、複雑さが複雑難解になりすぎてしまったが故なのか、ひとが披露困憊していて最早頭を使って考えることができないが故なのか、はたまた、万人に理解できる=目立てる=良いという単純図式が浸透しまくっているが故なのか。理由がどうあれ、それが良いことだとはとても思えません。
    世の中には、クラシック音楽と自称しながら、マイクを使ってでないと声を響かせられない歌手や、おおよそデリカシーの欠片もない演奏で人気を博す演奏者などがいますが、この映画の中に出てくるのは、全員、本物。
    主役としてスポットライトを当てられているのは、ピアノ調律師。彼がいなければ、どんなピアニストもいつかは途方にくれてしまう。ピアノを「ひとが3人いないと運べない。4000人収容のホールで音を響かせる。そんなことができるのは、グランド・ピアノだけだ。次元を超越している」と表現した方が出てきましたが、この映画は、音楽の映画ではなく、ピアノという楽器に振り回される演奏者と調律師の話なのだろうと思います。そしてそれは、音楽に翻弄される人間の性を描いたことに他ならないのではないでしょうか。
    なんでそこまで、と言いたくなるような場面が何度も出てきます。成長、というのは、あともう少しあともう少しと、必死に指を伸ばして小指の先で触れることを続けることを言うのかもしれません。そしてその姿はとても美しい。
    某テレビ番組のように余計なナレーションはつけず、ただ淡々と彼らの言葉と表情を記録していく。まるでカメラなど存在しないかのように、仕事に打ち込んだかと思えば、お茶目な笑顔を見せてくれる。決して、クラシック音楽が他の音楽よりも秀でているという印象を与えたいわけではないけれど、でも、世間様が思う数千・数万倍、クラシック音楽に寄り添い続けるのは体力・精神力を必要とすることで、それを理解するひとが少しでも増えれば、クラシック音楽の見方も変わるのかな、と思う。そう、願う。

  • 請求記号:13D094(館内視聴のみ)

  • ピエール=ロラン・エマール、ラン・ラン、ブレンデルらの理想の音を求める様々な要求に応えるべく、納得できるまで演奏者と共に理想の音を追い求める調律師の奮闘が興味深かった。その度に同じピアノでありながら様々な味わいの音が生まれていく。音へのこだわりがとてもとても強い。だからこそ良い音楽ができるのだと感じた。
    「音の大きさは音色の乏しさに直結する」という言葉が印象的だった。

  • このマニアックさ!! しびれたー。

    エマールのバッハ『フーガの技巧』録音を中心に、音の世界をピアノ調律師の視点から描く。
    少し余計な映像が多かった気もするけれども、一本筋が通っていて、テーマも明確。

    最近「?」なドキュメンタリーが続いていたので、安心して世界にどっぷり浸かれた気がする。

    これほど音の世界を追及している話にもかかわらず、映画自体の音質がイマイチだったので、残念ながら★-1。

  • すごくおもしろかった。すごくおもしろかった。(ゆ)
    何気なく聞いているCDがとても大切なものに感じた(ぶ)

  • ひたすら調律するはなし。ピアニストと調律師の音のこだわりがすごい。ピアノって楽器というより装置だ。レコーディングで一音一音こだわって調整してるシビアな世界と思いきや、音楽コントをするペアにも協力していて、ピアノの足をバイオリンにしてみたり面白いことやってた。グランドピアノの運搬の仕方も面白かった。最終的にはガタイのいい人がベルトつけて持ち上げるのね。

  • ピアノマニア
    PIANOMANIA
    (2009年 オーストリア・ドイツ 監督:ロベルト・シビス、リリアン・フランク)

    No.13 / 2o13

  • ピアノ調律師のドキュメンタリー。
    ピアノ調律師シュテファンはピエール=ロラン・エマールからバッハの『フーガの技法』の録音の際の調律を頼まれる。
    一方で日々の仕事の中でもシュテファンは多くのピアニストからの要望に応えていく。

    ヨーロッパの町並み+クラシックの調べはどこかで見たTV番組を思い出した。

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